2009年6月26日金曜日

とんでもない日

夏休みの平穏をかき乱すかのようにすごい出来事が目白押しの一日でした。

まず、新作映画Transformersを見に行った。最初の1時間は面白かったけど、その同じノリのまま、3時間の映画にするのはムリすぎ~~。長かった・・・。見るのが体力勝負の映画だったっす・・・。10時間くらいの国際線の飛行機の中で、よっぽど退屈ですることなくて暇つぶしをしたい人にはお勧めだけど、普通の週末やましてや平日に3時間かけて映画館で見る映画じゃないよー。ま、ゲーム好きのティーンを対象にした映画みたいだから、それくらい長くてもいいのかも知んないけど、普通の大人には絶対ムリ。

映画を見終わって外に出たら、そこも映画並みのパトカーやヘリコプター、報道陣の車で戦場状態になってますた。なにごと?と思ったら、近くの病院でマイケル・ジャクソンが死去したとのこと。え・え・え・え・え!?映画よりも現実のほうが奇ナリだ。

さらに、これだけじゃなかった。今日のすごい出来事。今晩、就職活動も兼ねて、ビジネス関係のネットワーキング・イベントに行ったのね。エンタメ系だったから、結構、ゲイっぽい人もたくさんいて、よさげ~と思ってたら、参加者の一人、正確には、このイベントで講演をする主賓の一人を、どこかで見かけたことがあるの!この人、40代半ばくらいで、白髪交じりの白人男性。特に不細工というわけじゃないけど、特に美男子というわけでもない、普通の白人ビジネスマン。

「どこだったっけー???」と首をかしげること数分。出ました。ゲイのオンラインサイト。(←特に驚きじゃない?でも、僕って、何十っていうオンラインサイトを使い分けてるから、その中のどのサイトのやつかを思い出すのに、結構、CPUを使ったのです。)

だけど、さらに驚きなのは、彼のプロフィールに掲載されてるビデオの中身。。。このサイトは、僕がデートに使ってる有料のやつとは別で、無料のもの。自分で撮影したビデオなんかも掲載できるサイトなので、目の保養にたまにのぞくサイトなんです。。。全世界からいろんな人が投稿してる。。。で、このおじさん、すんごいビデオを公開してんの。あまりにすごすぎてここでは言えないんだけど、あまりにすごかったのでこの人の平凡な顔も覚えちゃうくらいだった。

確証を得たのが、彼が勤務するとある有名な会社がサンディエゴに本社があるということ。そして彼のプロフィールも、サンディエゴ在住になってたということ。彼のプロフィールを初めて見たとき、「あ、LAに近い」って思ったので覚えてた。

いやー、もしかしたら将来の上司になるかもしれないようなビジネスマンが、そんなすごいビデオを投稿してるって、ちょっとショックじゃない?僕は、知らないふりしてちゃんと彼の名刺ももらってきました。いやー、どうしよう。(←ってどうもしないんですけど。)有名会社の重役が、こんなことしていいんですかね。いやー、それにしても驚いた。


今晩は、実はジェイ君とも再会したんです。また出張マッサージで近くに来たから。このネットワーキングイベントの後、ジェイ君と二人でチーズケーキを食べてお茶したんだけど、もう、僕はこのことを言わずにはいられず、ジェイ君にこの出来事を逐一報告。彼も少し驚いた風だったけど、やっぱ、ビデオを見てないからそのショッキング加減がわかんないんだろうな。

いやはや・・・・。

ジェイ君も僕の話に対抗(?)して、彼の驚き体験を披露してくれた。これまで1回だけ、ブリットニー・スピアーズのマッサージをしたことがあるんだって!!!すげー。友達の紹介だったらしいんだけど、彼女のマリブーにある豪邸に出張マッサージしたらしい。彼女は恥ずかしげもなく全裸で寝そべってたって。あんた、ブリットニーのオシリだったら、僕も揉んでみたいっすよー。でね、僕が「彼女、チップはずんでくれた?」って聞いたら、

「それどころか、支払いもしてくれなかったよ」とジェイ。散々、請求書も送ったのに、らしい。なんか想像できる・・・。有名人って高ビーだから、なんでもタダって思ってたりしてそう。


今晩は、ジェイ君、とても話をしたいムードだったみたいで、「明日からラスベガスに旅行だから、長居できない」といいつつ、二人でチーズケーキをつつきながら長話に耽ってしまった。彼の大学のこと、前の仕事で10万ドル(1000万円)以上、かせいでたこと、マッサージ師の仕事だけでもそれを越す金額を稼いでた時期があること(景気がよかったときらしい。マッサージ「だけ」のサービスだと願う)。

あと、最近、プロのカメラマンに写真を撮ってもらったんだってさ。「なんで?」と理由を聞いたところ、まだカメラマンが新人で、自分の作品のポートフォリオを作らないといけないからモデル役をしてあげたとのこと。どこでお声がかかったのかは聞きそびれてしまった。ただ、「ヌードだったの?」と肝心なところは聞き逃さなかった僕。一瞬、間があったような気がするけど、「No、ヌードじゃないよ」とのこと。こんど、その写真を見せてもらうことになってる。楽しみ~。


そして、話題は人生相談へ。彼の悩みの種が、あのアジア人中年医師だということ。

このオヤジ、ジェイの自宅にも勝手にやってくるストーカーだとかで、一度、「もうあなたにマッサージはしません」って言ったら、料金を跳ね上げてきたとか・・・。それを受けてしまうジェイもジェイだけれど。。。

でもそれ以降もジェイを自分のボーイフレンドだと言いまわったり、彼の時間を独占しようとしたり、彼の人生をコントロールしようとしてるとか。それでジェイもうんざりきてると弱音。そこで僕が、

「じゃー、もう本当に彼のマッサージ注文は無視したら?」と言うと、

「なにかあったらお前を殺す、みたいなことも言われてるんだよ」というジェイ。

これって、危なくない?ジェイも身の危険を少し感じてるみたい。この中年医師、少しアル中にもなってるとか。ジェイは、昨日の夜、この医師の夢をみてしまって気分が悪くなってしまったとか。その内容というのが、

「僕(ジェイ)がこのオヤジとレストランにいるの。向こうはとにかく浴びるようにお酒を飲むから、グデングデンになってんのに、僕にもっとアルコールを注文しろとか言ってる。その後、このオヤジ、自分で運転して帰るんだけど、僕は即、警察に電話して飲酒運転してる人がいますって通報するの。僕、人を傷つけることなんて考えたくもないのに、こんな夢みちゃうんなんて自己嫌悪・・・」

人を傷つける、って、あんた、警察に通報してるだけじゃん?!と僕は思ってしまったのだけど、ジェイ君って、ものすごく優しい心の持ち主みたい・・・・。カントリーボーイだあ、やっぱ。そこにこのストーカー医師はお金で付け込んでるだろうなぁ。それにしても、後から思い返してみて、このジェイ君の夢、相当意味深。ようするに、ジェイ君は、この中年医者の執拗な追いかけに抗い切れないもどかしか、檻に閉じ込められた小鳥のような無力感に押しつぶされそうで、「警察」という第3者の誰かに助けを求めている心の悲鳴なんだよねぇ。。。。その「警察」に僕なんかがなれるといいんだけれど。

ジェイも、

「あと1年半の大学が終わったら、絶対、縁をきってやる」

といってるんだけど、こんなに精神的に追い詰められながら、まだ1年半も我慢するつもりらしい・・・。僕だったら、即刻手を切るけど。。。今度、また時間があるときにジェイの相談にのってあげるようにしないとね。

それにしても今晩は、ジェイはとても饒舌で、話がつきなかった。今晩も泊まっていかないことを知っていたので、一応、あれの時間は残して欲しかった僕。。。



「どうする?」と僕が聞くと、ジェイ君、

「どっちでもいいよ。僕は君と話をするのが好きだから。君ってとてもインテリジェンスで、話をしてると会話が深くなるから(好き)」とのこと。

喜んでいいんでしょうか?えっちより、会話の方が楽しいって・・・?恋人よりも友達ってこと?!びみょー。

でも、ジェイ君の話も、全部面白くて、関心させられることが多かった。前職では250人、総額800万ドル(8億円)の予算を管理する総責任者だったって。看護士の学位をとろうとしているのも、将来的には病院経営(?)というビジネスの仕事をしたいからだとか。えらいー。僕なんてそこまで将来計画立ててないっすよ・・・。

それに、ジェイ君って対人交渉力が優れてるみたい。やっぱハンサムだと人間関係に得してるかも。でも、それ以上に、ジェイ君は繊細で相手の気持ちをすばやく読み取って、しかも自分の感情を適度にコントロールできる立派な人だなと関心しばかりだった。例えば、「お客さんから苦情が来るとき、とにかく相手は自分の不満を誰かに聞いて欲しいと思ってるから、その内容がどんなことでも、辛抱強く相手の話を親身に聞いてあげると、大体の人はスッキリして不満がおさまるんだよ」っていう大人の発言に納得。頭で分かっても、それをちゃんと実行できるってのがえらいし。それに、ジェイ君って、相手を傷つける無神経な発言がぜんぜんないんだよね。常に思慮深くて、口を開く前に、一瞬、考えてから口にしてる。親から、「あんたは口から先に生まれた」といわれる僕、、、ジェイ君から学ばなくては・・・。


今晩はこんな感じで会話が盛り上がってしまった。だけどジェイ君、今週末はラスベガスに行っちゃうし、行く前にちょっとお役目果たしておいてよね!という気分だったので、その後、無事にお勤めはしてもらいました。だけど、1週間にこう何度も、となると、ジェイ君もやっぱ淡白になってしまいますた。会話が濃かった分、あっちは薄味でという感じ?まーそれでもいいんですが。。。。なんか、長年連れ添った夫婦って、こんな感じでササッと済ませることが多くなるんだろうなぁと、その前兆を感じましたわ。だけど、ここでも気遣いのジェイ。

「今晩は急に入れちゃったけど、大丈夫だった?」

なんか、そんな急な挿入もOKだった僕って、やりまXでしょうか?そんなことない、ジェイと今週は3回も会ってるからでしょう。


さてさて、今度、ジェイ君とジムに行くことになりました。僕専用の筋トレ・プログラムをデザインしてくれるって!役得!あと、夏の間に、彼の新しいキャンピングトラックで一緒に旅行しようとも言ってくれた。やっぱり、言い続けてみるもんだね。もう会うたびに、「一緒に旅行したいー」「一緒にジムに行きたいー」「一緒に遊びたいー」「うちに泊まってって欲しいー」と言ってたら、今晩、ついにOKが出ました。お泊りも、またの機会だけどOKとのこと。

でも、ジェイ君、「なんで?」って聞くんだよー。何でって、好きだから泊まっていって欲しいに決まってんじゃん!一緒に就寝するってことにロマンチックを感じないみたい・・・。

今後は、「えっちもする友達」とか、「会話が面白くていい相談相手になる<だけの>友達」っていう関係は避けないと!向こうに恋愛感情を持ってもらって、それを持続してもらうような対策が必要かもぉ~と今晩、思うようになりました。えっちよりも会話が楽しいって、危険信号でしょー。なんかさ、僕の筋肉が足りないせいかもしれません。。。僕が、

「アジア人って、白人と違って筋肉がつきにくい人種だと思う」って言ったら、

「トレーニングの仕方によっては、少なくとも今以上に筋肉はつくよ」とプロの発言。

そして僕がそれに応えて、

「でもぼく、今の自分の身体に満足してるし」と言うと、僕の上半身をシゲシゲト眺めて、ノーコメント・・・。彼に筋トレの訓練をしてもらって、彼の理想の身体に作り変えてもらう必要があるようです。。。


もう一つの不安材料は、ジェイ君には恋人がいるのかどうか、ということ。明日ラスベガスに行くのも「友達」と一緒らしいし、テキサスも「友達」に運転を交代でしてもらうためについてきてもらうのだとか。それが同じ友達かどうかは不明。

「それって、単なる友達?それとも?」というのは、怖くて聞いてません。これは知ってもしょうがないことなので、ジェイ君を信じて深入りはしないようにするつもり。僕との関係がよりロマンチックなものに発展したら、彼が自分で整理をつけることでしょう。

とにかく、いろんなことが一度に起きた日でした。少しずつ、分散して起きてくれれば日常がもっと楽しくなるのに・・・。おそらく、明日は恐ろしく平凡でつまらない一日になることでしょう・・・。

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