今晩のABC Nightlineで、ゲイ(同性愛者)をストレート(異性愛者)にするプログラム、Journey into Manhoodが取り上げられていた。週末に田舎の宿泊施設に泊り込んで、グループ・カウンセリングなどを通して同性への性的興味を低減させることが目的とか。今晩の番組では、ユタ州のモルモン教徒、プレストンが顔出しOKで密着取材を受けていた。さすがモルモン教だけあって、ライアン・レイノルズ似のハンサム・・・もろ、タイプやわぁ~
これがトレーニングに参加するプレストン
これは俳優のライアン・レイノルズ
このJourney into Manhoodを始めたおっさんも、自称、元ゲイ。心理学者でも臨床心理士でもなく、ど素人。ABCのジャーナリストが、「科学的根拠のないトレーニングですが」と質問すると、「私自身、元ゲイで、それを克服した体験に基づいているのです」とのこと。この日テレビカメラがとらえたトレーニングの内容を見てみると、AAA(アルコール依存症のグループ・カウンセリング・ミーティング)に似て、同じ境遇の人たちが集まって、自分の本心をさらけ出し、それを互いに認め合うことで「症状」を克服していく・・・というアプローチみたい。
同性への性的興味をどのように克服するかについては、「そもそも同性への性的興味は幼少期に体験した父性や男性性への欠如・欠乏が原因」と考えているようで、大人になった現在、トレーニングに参加した男性クラスメートとの交流や、自分の中の男性性を再発見することを通して、幼少期の記憶である男性性への欠乏を別の感情に置き換え、同性との性愛という行為をしなくても済む心理状態にもっていくらしい。
ほんまかいな?
結構昔から、同性愛を「治します」っていう人たちはいるよね。よくあるのが、今回と同様、元ゲイっつーおっさんが田舎の山奥で自営業でやってるサマーキャンプ風プログラム。ある程度、お金稼ぎが目的の面があると思う。
あと、やっぱりこれだけゲイの権利が認められてきたアメリカ社会だけど、アンチ・ゲイ派(ホモフォビア)は根強い。特に宗教的な人たちは最後の砦。今回、密着取材を受けたプレストンも、モルモン教で、この若さで既に結婚してる。プレストンは、ステュー(おそらくカソリック教徒)と同様に、とにかく自分の気持ちに正直である限り、神の意思にはそむいてない、っていう考え方を至上主義にしてるから、今回のテレビインタビューでも終始ホンネ。
例えば、インタビュアーが、「今でも男性に興味ありますか?」と聞くと、「はい」と正直なもの。「奥さんに対して、性的に魅力を感じますか?」の質問には、「今では魅力を感じています」っつー答え。彼は映画、In & Outを見たのか?番組の最後に、ユタ州に戻ったプレストンと奥さんを一緒にインタビュー。今でもプレストンと一緒に街を歩いていると、彼が別の男性を目で追うことがあるのに奥さんは気付いているのだとか。でも、「陰でこそこそやられるより、正々堂々と私の前でやってもらったほうが嬉しいんです。それに彼のタイプと私のタイプは違うの(笑顔)」とのコメント。こりゃー、完全なるfag hag(夫がゲイでもいいっつー女性)だわさ・・・。ある意味、お似合いの二人ですなぁ。。。彼女も、夫であるプレストンをどうにか受け入れようと必死なんだろうけどさ。
プレストンとその妻
Nightlineでは、今回、撮影を許可された日には行われなかったけれど、通常は参加者同士が父・息子のように体をさすりあう、というセッションも行っているのだとか。これまで参加して、効果が全然なかったと報告する人たちの中には、この参加者同士のボディー・コンタクトがかなり性的で問題あると指摘している人たちがいる。参加者の前で全裸になるという「エクササイズ」もやってるとか。。。中には、自分のプライベートな部分をカウンセラーのオッサンが触ってきたと語る若者もいる。なんか、元ゲイでこういうプログラムを始めるおっさんって、ようは若い男の子を集めて好き放題したいだけなんちゃうん?って思っちゃう・・・。
でも、何回か参加しているプレストンは、「このトレーニングを通して、妻への性的興味が増して、同性への興味が低減している」と語ってる。。。ほんまかいな?
見てて、痛々しいなと僕は思ったよ。モルモン教っていう、同性愛を真っ向から否定してる宗教にがんじがらめにされてるプレストンみたいな青年が、ゲイとして生きるという選択肢を否定され、最後の手段として、こういういかがわしいビジネスに取り込まれるっていうの。とにかく、自分の中のゲイである部分を消し去りたいから、自己暗示でもなんでもして、自分じゃない自分になりきろうとする姿って、毒りんごをもらって喜ぶ被害者のように見えた。
2010年11月9日火曜日
guilty pleasure
昨晩の、A-List、みんな見たのかな?見逃した人は、ホームページでご覧あれ。
初回エピソードを見て書いたように、この番組はギルティー・プレジャーを刺激する内容やね。guilty pleasureっつーのは、「罪悪感を感じる快感」とでも訳せばいいのか。ようは、見ちゃいけないって歯止めがかかるくらい低俗だったり、やらせっぽい内容なんだけど、止められない、っていう感覚。
昨晩のエピソードは、浮気性のライケンにごうを煮やした恋人ロディニーが、ついにライケンの携帯電話のパスワードを探し当てて彼のテキストメッセージを盗み見てしまうことでドラマが始まる・・・・。
ロディニーが盗み読んだ内容というのが、ライケンがバーかどこかで知り合った男性に対して、「ロディニーは僕の息子みたいなもんだ、云々。好きなのは君だ」っつー内容を書いて送ってたというもの。そりゃーショックだわな。
ロディニー(左)とライケン(右)
ライケンの言い訳というのが、「浮気(エッチ)は誰ともしてない。あのテキストは、(ライケンに)恋心を抱く彼をなぐさめる(?)ために書いただけのもの。浮気はしてない」っていうもの。これに対して、ロディニーは、
「じゃー、もう一回、テキストメッセージをここで読み聞かせてよ。なんて書いてあるのか、改めて読んで」と詰寄ると、ライケンは、
「テキストは全部消した」
「なんで消すの。読まれても困らないものなら消す必要ないじゃん!」というもっともな反論。ブラジル人のカタコトの英語で、ロディニーも必死に詰め寄る。
テキストメッセージを消した、っていう時点でライケンの浮気は黒だね。罪悪感なかったら消さないでしょう。
ロディニーは、ヘアスタイリストのライアンと会ったとき、押し込めてた感情が溢れ出てしまって泣き出してしまう。
ライアン
ことの事情をライアンに説明したロディニー。ライアンもその場では同情して、
「ライケンとはちょっと距離を置いたほうがいいんじゃない」と親身なアドバイス。そして、間髪いれずに、
「ライケンとはセーフ・セックスしてたんでしょ?」と、なんかとても突っ込んだ質問をするライアン・・・・。それに対して、ロディニーは、
「No.... 僕の全てをライケンにあげたのに・・・・・」号泣のロディニー。
「自分の身は自分で守らなきゃだめよ!」と励ますライアン・・・・
なんか壮絶だね。
ライケンは、自分の浮気を棚に上げて、ロディニーが自分の携帯電話を盗み見たことや、この浮気相手に対して、ライケンの携帯から「僕らの関係は終わりにしよう。僕が本当にすきなのはロディニーだ」っていうような内容のテキストを送ったことを、あたかも問題の本質かのように彼の友達には説明。そりゃ、ライケンの友達はライケンの味方をするけど、これって完全にライケン有罪だと僕は思うよ。
「だメンズ(ダメな男)」っているけど、ライケンって、典型的なダメンズだよー。こういう浮気性な男って、一生、なおんないからさ。もう死ぬまで浮気して人生送ればいいんだよ。こういう人に本気で恋する人は傷つくだけ。まー、「僕の全てをあげた」ロディニーの乙女心もわかんなくもないけどさ・・・。HIV検査して、陰性であることを確認したら、さっさとライケンなんてパスして次に進むべきだと僕は思う。
今週のエピソードでは、傷心のロディニーはNYを後にしてマイアミに戻る、っていうところで終わってる。だけど、次週の予告を見たら、なぜかロディニー、またNYに戻ってきてるし、、、しかも恋敵、オースティンと乱闘の騒ぎ・・・。その直前には、ライケンとベッドでシャンパンを飲み交わすオースティンの姿。。。あきらかにこの混乱に乗じてオースティンはライケンとエッチしてしまったみたいね。彼って、イギリス人のフィアンセがいるんじゃなかったっけ?!
オースティン
テレビカメラが回ってる前でここまでやるか?これって、全部、計算ずくの売名行為なんじゃないかとも思わずにはいられない。
あーこんなメンドクサイ人たちが僕の身の回りにいなくてホントよかった。これはこれで「アメリカGayライフ」だけど僕のとは全く違うにゃりよ~。
初回エピソードを見て書いたように、この番組はギルティー・プレジャーを刺激する内容やね。guilty pleasureっつーのは、「罪悪感を感じる快感」とでも訳せばいいのか。ようは、見ちゃいけないって歯止めがかかるくらい低俗だったり、やらせっぽい内容なんだけど、止められない、っていう感覚。
昨晩のエピソードは、浮気性のライケンにごうを煮やした恋人ロディニーが、ついにライケンの携帯電話のパスワードを探し当てて彼のテキストメッセージを盗み見てしまうことでドラマが始まる・・・・。
ロディニーが盗み読んだ内容というのが、ライケンがバーかどこかで知り合った男性に対して、「ロディニーは僕の息子みたいなもんだ、云々。好きなのは君だ」っつー内容を書いて送ってたというもの。そりゃーショックだわな。
ロディニー(左)とライケン(右)
ライケンの言い訳というのが、「浮気(エッチ)は誰ともしてない。あのテキストは、(ライケンに)恋心を抱く彼をなぐさめる(?)ために書いただけのもの。浮気はしてない」っていうもの。これに対して、ロディニーは、
「じゃー、もう一回、テキストメッセージをここで読み聞かせてよ。なんて書いてあるのか、改めて読んで」と詰寄ると、ライケンは、
「テキストは全部消した」
「なんで消すの。読まれても困らないものなら消す必要ないじゃん!」というもっともな反論。ブラジル人のカタコトの英語で、ロディニーも必死に詰め寄る。
テキストメッセージを消した、っていう時点でライケンの浮気は黒だね。罪悪感なかったら消さないでしょう。
ロディニーは、ヘアスタイリストのライアンと会ったとき、押し込めてた感情が溢れ出てしまって泣き出してしまう。
ライアン
ことの事情をライアンに説明したロディニー。ライアンもその場では同情して、
「ライケンとはちょっと距離を置いたほうがいいんじゃない」と親身なアドバイス。そして、間髪いれずに、
「ライケンとはセーフ・セックスしてたんでしょ?」と、なんかとても突っ込んだ質問をするライアン・・・・。それに対して、ロディニーは、
「No.... 僕の全てをライケンにあげたのに・・・・・」号泣のロディニー。
「自分の身は自分で守らなきゃだめよ!」と励ますライアン・・・・
なんか壮絶だね。
ライケンは、自分の浮気を棚に上げて、ロディニーが自分の携帯電話を盗み見たことや、この浮気相手に対して、ライケンの携帯から「僕らの関係は終わりにしよう。僕が本当にすきなのはロディニーだ」っていうような内容のテキストを送ったことを、あたかも問題の本質かのように彼の友達には説明。そりゃ、ライケンの友達はライケンの味方をするけど、これって完全にライケン有罪だと僕は思うよ。
「だメンズ(ダメな男)」っているけど、ライケンって、典型的なダメンズだよー。こういう浮気性な男って、一生、なおんないからさ。もう死ぬまで浮気して人生送ればいいんだよ。こういう人に本気で恋する人は傷つくだけ。まー、「僕の全てをあげた」ロディニーの乙女心もわかんなくもないけどさ・・・。HIV検査して、陰性であることを確認したら、さっさとライケンなんてパスして次に進むべきだと僕は思う。
今週のエピソードでは、傷心のロディニーはNYを後にしてマイアミに戻る、っていうところで終わってる。だけど、次週の予告を見たら、なぜかロディニー、またNYに戻ってきてるし、、、しかも恋敵、オースティンと乱闘の騒ぎ・・・。その直前には、ライケンとベッドでシャンパンを飲み交わすオースティンの姿。。。あきらかにこの混乱に乗じてオースティンはライケンとエッチしてしまったみたいね。彼って、イギリス人のフィアンセがいるんじゃなかったっけ?!
オースティン
テレビカメラが回ってる前でここまでやるか?これって、全部、計算ずくの売名行為なんじゃないかとも思わずにはいられない。
あーこんなメンドクサイ人たちが僕の身の回りにいなくてホントよかった。これはこれで「アメリカGayライフ」だけど僕のとは全く違うにゃりよ~。
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