ニューヨークに住む「エリート」なゲイたちの日常に迫ったドキュメンタリー番組A-Listが始まった。
初回のエピソードを見たけど、彼らのゴージャスな生活を見ても全然羨ましくない・・・。
なんか自分を良く見せることに必死で、どの有名人たちと知り合いか、どの有名人と寝たか、などなど、見栄でしか自分を誇示することができない浅い人たちがほとんど。
A-Listの「登場人物」。彼らの詳細はこちら。
初回エピソードがホームページで見れる。日本からだと見れないかも。
2010年10月10日日曜日
恐るべしSF
サンフランシスコの澄み切った青空に、ブルーの海軍戦闘機が編隊を組んで轟音を放つ――
実は僕がSFに来た先週は、毎年恒例のFleet Weekとちょうど重なってたらしい。3、4日前から、サンフランシスコの上空を、轟音を立てて軍機が飛び回ってる。
不動産屋のおっちゃんが、「おー、フリート・ウィークが始まったなぁ」って言うから、それなんですか?って聞いたらこの時期に恒例の行事らしい。Fleet Weekは、海軍、海兵隊、沿岸警備隊が米国の主要都市に1週間滞在して軍機のデモンストレーションとかをするらしい。その本番が今日、日曜だったんだけど、数日前から既に飛び回ってるし。あれは練習だったらしい。市民にしてみればいい迷惑じゃー。轟音が耳をつんざくだけじゃなくって、空を見上げたら3、4機が超低空飛行で高層ビルの上を突き抜けていく光景は、9・11を体験した僕にとっては恐ろしい以外の何者でもない。サンフランシスコに引っ越したら、毎年この轟音を1週間も聞かないといけないのか・・・と思うとちょっとイメージ減。
一方のアパートの下見は、アパート探しへと発展。ついにとある物件に申し込みした。超便利ですべてが徒歩圏内、っていう場所。サンフランシスコを絵に書いたような地区にある高層ビルの最上階。入り口のロビーはいかにも歴史ある建物っていう装飾で、古いエレベーターに乗って最上階に行くと幅広の廊下。その奥にある角部屋2ベッドルーム。駐車場はないし、部屋も狭いけれど、天井には梁が格子状に張ってあって気品あるつくり。2つのベッドルームの出窓(bay window)からは、サンフランシスコのダウンタウンと海が見渡せる絶好の景色。南西を向いてるので明るい光がアパート全体に差し込む。
管理人のおじさんに「いい部屋ですね」と言うと、
「そうだろう。この建物はとても個性的で魅力がある。これまで30人以上から問い合わせの電話が来て部屋も見せてる。だけど、今まで誰も申し込みしてこないんだ」とのこと。
やっぱり部屋が狭くて、収納スペースが限られてることや駐車場がないことがネックの模様。僕の中では、かなりハイスコア。もうすぐこの場で申し込みしてもいいくらいに惚れたんだけど、ジェームスが二の足を踏んだ。かなり持ち物が多い彼は、収納スペースの狭さにダメだし。駐車場がなくって、路駐になるのもNGだと。この辺りは路駐するのがとても大変。しかも市の決まりで3日に1回は車を1ブロック以上別の場所へ移動しないといけない。そして場所によっては週に1、2度、清掃のために車を移動させないといけない。とにかく駐車スペースが頭痛の種になるのは火を見るより明らか。
言われてみればそうだけど、近所には数百ドル払えば借りられる月極駐車場があるし・・・。ま、その分、家賃に上乗せになるけれど。。。でもこの立地にこの景色はプライスレス。
一旦、この日はホテルに戻って、夜、ネットでこの地域について調べてみた。近くにジムもあるし公共交通機関もばりばり走ってるし、いいじゃーん。
明けて翌日、午前11時ごろに不動産屋のおっちゃんに電話。「入居の申し込みをしたいんですが、その前にもう一回、部屋を見せてもらえますか?」とお願いした。おっちゃんを彼のオフィスでピックアップして、もう一度あのアパートへ。。。アパートに到着してエレベーターに乗り込むと、なぜか最上階じゃなく、それより1階下のフロアのボタンを押した。
「今、ちょうど改装中でまだ広告を出してない部屋が1つあるんだ。見てみるかい?」
「えー、そうなんですか。是非」と僕ら。
昨日見た最上階の部屋のちょうど真下で、全く同じ角部屋。まだ改装の途中でランプがなかったりするけど、基本的なフロアプランは同じ。おっちゃんが言うには、最上階のアパートは改装してしばらく経つけど、これは今回新しくするからバスタブやシンクも新品だし、窓も新しく付け替え、キッチンのガスストーブ、冷蔵庫、ディッシュウォッシャーなんかも全て新品になるとのこと。
「家賃は上と同じなんですか?」と聞くと、上のアパートより300ドルも高い。まー、内装を全て新品同然にするから、そのくらいなのか。でも、窓からの景色は、1フロア下がったことで半減。隣のビルとか障害物が出てきてしまってる。部屋を見終わったころ、このおっちゃんが僕に、
「このアパート気に入ったかい?」と聞いてきた。
「ええ。いい物件ですね」と僕。
「実はね、上のアパートには既に申し込みをした人たちがいるんだよ。二人の独身女性たちなんだけど。今朝一番に申込書を持ってきてね。彼女たちのクレジットスコアを見たけれど、ほとんどパーフェクトで、おそらくあのアパートは彼女たちのものになるだろう」
がーーーーん
あまりにショックで表情すら変えることが出来なかった僕。
まだ寝室を見回っていたジェームスのところまで普通を装って近づいていき、ことの事情を説明。彼もショックだった模様。だけど、ま、こういうこともあるさ。僕は、このアパートが300ドルも高いことや、景色も魅力度が落ちてることから、ジェームスにひそひそ話で、「この物件は高すぎ。別のにしよう」と告げた。するとジェームス、さすがアメリカ人は考えることが違います。
「まだ彼女たち(独身女性二人)のものになったわけじゃない。僕らより先に申し込んでるってだけじゃないか。あのおじさんに取り入れば、なんとかして僕らのものにしてくれるかもしれない。そこは交渉しなきゃ」
こういうものの考え方を、日本人ってする?ダメって言われたら、「あー、残念でした」にならない?そこを取り入ってなんとかしようっていうアメリカ人のビジネス的な思考にはいつも唖然っつーか脱帽。
さっそくジェームスは、おっちゃんに向かって話を始めた。
「話は聞きました。僕らもアパートを真剣に探してるんですが、最上階の見晴らしには本当に惚れてしまって。この階のアパートもいいですけど、やっぱり窓の景色が違いますよね。それに家賃も300ドルも高いですし。なので、僕ら、このアパートには興味ありません。で、もし、今申し込んでる人たちが別の物件に決めたとか、財務情報やバックグラウンド・チェックに問題があったという場合もあるでしょうから、僕たちも2番手として申し込みしたいんですけどどうでしょうか。僕らのクレジットスコアはほぼパーフェクトですし、これまで住んだ大家から良いレファレンスもえられると思います」
ジェームス、弁護士じゃないのに饒舌やわ~。いやー惚れました。おっちゃん(この人もゲイ)も、
「僕だったら、同じように申し込みするよ。ただし、今日中にね」とのこと。
なんか脈有りな気配?
今日中に、と言われて既に昼の2時過ぎ。これから銀行に行ってお金を下ろして、それから郵便局に走ってマネーオーダーを購入。そして申込用紙に記入しておっちゃんのオフィスにドロップ。
とりあえずできることはしたっていう感じ。それにゲイのおっちゃん、僕らをゲイ・カップルと確実に認知してるし、同じゲイのよしみで便宜を図ってくれるかも~。
それから明けて翌日、朝の9時過ぎにおっちゃんからジェームスに電話がかかってきた。彼によると、会話の内容はこんな感じだったらしい。
「残念ながら、先に申し込みしてた女性たちに決まってしまいました。でも、私の上司が話をしたいらしいので、そのまま待っててください」とおっちゃん。次に出た、おっちゃんの上司という人によると、「あの1階下のアパートはまだ空いてる。やっぱり興味ないか?」とのセールストーク。「家賃が問題なら、250ドル下げる」とのこと。
毎月の家賃をいきなり250ドルも値下げって・・・。最初の値段って、かなりぼったくってたんだねー。既に嫌な感じ。これに対して、ジェームスは、
「値段じゃないんです。あの最上階の部屋が良かったんです。なので、昨日、お渡ししたマネーオーダーは返金してもらえるという約束なので、これから取りに行きます」ときっぱり。
この上司(ジェームスによると、アクセントから明らかに中国系の女性)は、なおも食い下がってきたらしい。
「これから申し込みしてる女性たちに聞いてみて、1階下の物件にしてみないか聞いてみるわ。もしかしたら、上の階より気に入るかもしれないから」
そんな話ありえる?2日目の時点でジェームスとも話してたんだけど、この「独身女性二人組み」は存在しない架空の人物でしょー。だって30人も問い合わせがあって誰も申し込みしてなかった物件に、僕らが訪問した翌朝、いきなり申し込みとお金を持ってきた人がいるって、タイミングがあいすぎ。僕らをじらして、1階下の物件を高い家賃で売りつけようとしてるのが明らか。
ジェームスも明らかにおかしいと思って僕と話してたものだから、この中華系のおばちゃんに対して、
「そうですかー。でもとりあえず昨日渡したマネーオーダーは返してください。これから取りに伺います」と強気。
そしてまたオフィスまで出向いて、この悪知恵の働くおばちゃんとご対面。おっちゃんは、なんか僕らに対して申し訳なさげ。「これは私の考えじゃなくって、上司がやれって言ったんです・・・・」と言わんばかり。直接には言わなかったけれど、「私の上司に会って直接話しをしてもらってよかった」とのこと。
そして金の亡者のこのおばちゃん、僕にマネーオーダーを返すとき、
「これをすぐに換金しちゃだめよ。もし彼女たちがパスして、あなたたちが入居者になったら、またマネーオーダーをうちの会社宛にまた送らないといけなくなるんだから。そうなったら二度手間だから大変でしょ」というアドバイス。
なんか、独身女性二人組みが、あたかも確実に入居しないような言い振り。
怪しすぎだべー?今まで、全米の大都市のアパート探しをしてきたけど、こんなセコイ手口に遭遇したのはサンフランシスコが初だべー。あの生き馬の目を抜くニューヨークですら、こんな細かい手を使ってくる不動産業者には遭遇しなかったのに。なんかサンフランシスコの人たちって実はエグイの?
明日、月曜にはなんからの電話がこのおばちゃん、もしくはおっちゃんから掛かってくると思うけど、もうこの時点でこの人たちとは係わり合いになりたくない。でも物件はよかったんだよなぁ・・・。
実は僕がSFに来た先週は、毎年恒例のFleet Weekとちょうど重なってたらしい。3、4日前から、サンフランシスコの上空を、轟音を立てて軍機が飛び回ってる。
不動産屋のおっちゃんが、「おー、フリート・ウィークが始まったなぁ」って言うから、それなんですか?って聞いたらこの時期に恒例の行事らしい。Fleet Weekは、海軍、海兵隊、沿岸警備隊が米国の主要都市に1週間滞在して軍機のデモンストレーションとかをするらしい。その本番が今日、日曜だったんだけど、数日前から既に飛び回ってるし。あれは練習だったらしい。市民にしてみればいい迷惑じゃー。轟音が耳をつんざくだけじゃなくって、空を見上げたら3、4機が超低空飛行で高層ビルの上を突き抜けていく光景は、9・11を体験した僕にとっては恐ろしい以外の何者でもない。サンフランシスコに引っ越したら、毎年この轟音を1週間も聞かないといけないのか・・・と思うとちょっとイメージ減。
一方のアパートの下見は、アパート探しへと発展。ついにとある物件に申し込みした。超便利ですべてが徒歩圏内、っていう場所。サンフランシスコを絵に書いたような地区にある高層ビルの最上階。入り口のロビーはいかにも歴史ある建物っていう装飾で、古いエレベーターに乗って最上階に行くと幅広の廊下。その奥にある角部屋2ベッドルーム。駐車場はないし、部屋も狭いけれど、天井には梁が格子状に張ってあって気品あるつくり。2つのベッドルームの出窓(bay window)からは、サンフランシスコのダウンタウンと海が見渡せる絶好の景色。南西を向いてるので明るい光がアパート全体に差し込む。
管理人のおじさんに「いい部屋ですね」と言うと、
「そうだろう。この建物はとても個性的で魅力がある。これまで30人以上から問い合わせの電話が来て部屋も見せてる。だけど、今まで誰も申し込みしてこないんだ」とのこと。
やっぱり部屋が狭くて、収納スペースが限られてることや駐車場がないことがネックの模様。僕の中では、かなりハイスコア。もうすぐこの場で申し込みしてもいいくらいに惚れたんだけど、ジェームスが二の足を踏んだ。かなり持ち物が多い彼は、収納スペースの狭さにダメだし。駐車場がなくって、路駐になるのもNGだと。この辺りは路駐するのがとても大変。しかも市の決まりで3日に1回は車を1ブロック以上別の場所へ移動しないといけない。そして場所によっては週に1、2度、清掃のために車を移動させないといけない。とにかく駐車スペースが頭痛の種になるのは火を見るより明らか。
言われてみればそうだけど、近所には数百ドル払えば借りられる月極駐車場があるし・・・。ま、その分、家賃に上乗せになるけれど。。。でもこの立地にこの景色はプライスレス。
一旦、この日はホテルに戻って、夜、ネットでこの地域について調べてみた。近くにジムもあるし公共交通機関もばりばり走ってるし、いいじゃーん。
明けて翌日、午前11時ごろに不動産屋のおっちゃんに電話。「入居の申し込みをしたいんですが、その前にもう一回、部屋を見せてもらえますか?」とお願いした。おっちゃんを彼のオフィスでピックアップして、もう一度あのアパートへ。。。アパートに到着してエレベーターに乗り込むと、なぜか最上階じゃなく、それより1階下のフロアのボタンを押した。
「今、ちょうど改装中でまだ広告を出してない部屋が1つあるんだ。見てみるかい?」
「えー、そうなんですか。是非」と僕ら。
昨日見た最上階の部屋のちょうど真下で、全く同じ角部屋。まだ改装の途中でランプがなかったりするけど、基本的なフロアプランは同じ。おっちゃんが言うには、最上階のアパートは改装してしばらく経つけど、これは今回新しくするからバスタブやシンクも新品だし、窓も新しく付け替え、キッチンのガスストーブ、冷蔵庫、ディッシュウォッシャーなんかも全て新品になるとのこと。
「家賃は上と同じなんですか?」と聞くと、上のアパートより300ドルも高い。まー、内装を全て新品同然にするから、そのくらいなのか。でも、窓からの景色は、1フロア下がったことで半減。隣のビルとか障害物が出てきてしまってる。部屋を見終わったころ、このおっちゃんが僕に、
「このアパート気に入ったかい?」と聞いてきた。
「ええ。いい物件ですね」と僕。
「実はね、上のアパートには既に申し込みをした人たちがいるんだよ。二人の独身女性たちなんだけど。今朝一番に申込書を持ってきてね。彼女たちのクレジットスコアを見たけれど、ほとんどパーフェクトで、おそらくあのアパートは彼女たちのものになるだろう」
がーーーーん
あまりにショックで表情すら変えることが出来なかった僕。
まだ寝室を見回っていたジェームスのところまで普通を装って近づいていき、ことの事情を説明。彼もショックだった模様。だけど、ま、こういうこともあるさ。僕は、このアパートが300ドルも高いことや、景色も魅力度が落ちてることから、ジェームスにひそひそ話で、「この物件は高すぎ。別のにしよう」と告げた。するとジェームス、さすがアメリカ人は考えることが違います。
「まだ彼女たち(独身女性二人)のものになったわけじゃない。僕らより先に申し込んでるってだけじゃないか。あのおじさんに取り入れば、なんとかして僕らのものにしてくれるかもしれない。そこは交渉しなきゃ」
こういうものの考え方を、日本人ってする?ダメって言われたら、「あー、残念でした」にならない?そこを取り入ってなんとかしようっていうアメリカ人のビジネス的な思考にはいつも唖然っつーか脱帽。
さっそくジェームスは、おっちゃんに向かって話を始めた。
「話は聞きました。僕らもアパートを真剣に探してるんですが、最上階の見晴らしには本当に惚れてしまって。この階のアパートもいいですけど、やっぱり窓の景色が違いますよね。それに家賃も300ドルも高いですし。なので、僕ら、このアパートには興味ありません。で、もし、今申し込んでる人たちが別の物件に決めたとか、財務情報やバックグラウンド・チェックに問題があったという場合もあるでしょうから、僕たちも2番手として申し込みしたいんですけどどうでしょうか。僕らのクレジットスコアはほぼパーフェクトですし、これまで住んだ大家から良いレファレンスもえられると思います」
ジェームス、弁護士じゃないのに饒舌やわ~。いやー惚れました。おっちゃん(この人もゲイ)も、
「僕だったら、同じように申し込みするよ。ただし、今日中にね」とのこと。
なんか脈有りな気配?
今日中に、と言われて既に昼の2時過ぎ。これから銀行に行ってお金を下ろして、それから郵便局に走ってマネーオーダーを購入。そして申込用紙に記入しておっちゃんのオフィスにドロップ。
とりあえずできることはしたっていう感じ。それにゲイのおっちゃん、僕らをゲイ・カップルと確実に認知してるし、同じゲイのよしみで便宜を図ってくれるかも~。
それから明けて翌日、朝の9時過ぎにおっちゃんからジェームスに電話がかかってきた。彼によると、会話の内容はこんな感じだったらしい。
「残念ながら、先に申し込みしてた女性たちに決まってしまいました。でも、私の上司が話をしたいらしいので、そのまま待っててください」とおっちゃん。次に出た、おっちゃんの上司という人によると、「あの1階下のアパートはまだ空いてる。やっぱり興味ないか?」とのセールストーク。「家賃が問題なら、250ドル下げる」とのこと。
毎月の家賃をいきなり250ドルも値下げって・・・。最初の値段って、かなりぼったくってたんだねー。既に嫌な感じ。これに対して、ジェームスは、
「値段じゃないんです。あの最上階の部屋が良かったんです。なので、昨日、お渡ししたマネーオーダーは返金してもらえるという約束なので、これから取りに行きます」ときっぱり。
この上司(ジェームスによると、アクセントから明らかに中国系の女性)は、なおも食い下がってきたらしい。
「これから申し込みしてる女性たちに聞いてみて、1階下の物件にしてみないか聞いてみるわ。もしかしたら、上の階より気に入るかもしれないから」
そんな話ありえる?2日目の時点でジェームスとも話してたんだけど、この「独身女性二人組み」は存在しない架空の人物でしょー。だって30人も問い合わせがあって誰も申し込みしてなかった物件に、僕らが訪問した翌朝、いきなり申し込みとお金を持ってきた人がいるって、タイミングがあいすぎ。僕らをじらして、1階下の物件を高い家賃で売りつけようとしてるのが明らか。
ジェームスも明らかにおかしいと思って僕と話してたものだから、この中華系のおばちゃんに対して、
「そうですかー。でもとりあえず昨日渡したマネーオーダーは返してください。これから取りに伺います」と強気。
そしてまたオフィスまで出向いて、この悪知恵の働くおばちゃんとご対面。おっちゃんは、なんか僕らに対して申し訳なさげ。「これは私の考えじゃなくって、上司がやれって言ったんです・・・・」と言わんばかり。直接には言わなかったけれど、「私の上司に会って直接話しをしてもらってよかった」とのこと。
そして金の亡者のこのおばちゃん、僕にマネーオーダーを返すとき、
「これをすぐに換金しちゃだめよ。もし彼女たちがパスして、あなたたちが入居者になったら、またマネーオーダーをうちの会社宛にまた送らないといけなくなるんだから。そうなったら二度手間だから大変でしょ」というアドバイス。
なんか、独身女性二人組みが、あたかも確実に入居しないような言い振り。
怪しすぎだべー?今まで、全米の大都市のアパート探しをしてきたけど、こんなセコイ手口に遭遇したのはサンフランシスコが初だべー。あの生き馬の目を抜くニューヨークですら、こんな細かい手を使ってくる不動産業者には遭遇しなかったのに。なんかサンフランシスコの人たちって実はエグイの?
明日、月曜にはなんからの電話がこのおばちゃん、もしくはおっちゃんから掛かってくると思うけど、もうこの時点でこの人たちとは係わり合いになりたくない。でも物件はよかったんだよなぁ・・・。
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