せっかくなので、SFのアパートを何件か見てみた。
いやはや、ゲイの不動産エージェントが多いねー。今日見て回っただけで2人が中高年白人ゲイだった。そして一人はアフリカからの移民のオジサン、一人はノンケの白人オジサン、そしてもう一人ははげ頭をハンチング帽子で隠してるけどイケメンのジャスティン(名前覚えた)だった。場所はカストロ・ストリートの物件から、Haight、Nob Hill、SoMa、North Beach、Russian Hill、Mission、Inner Richmond、Downtown、、、ざっと10件以上。昼食抜きで一日中、SFを駆け回って相当疲れたけど、サンフランシスコ市内の全貌が見えてきたぞ。
やっぱり観光で市内の名所を回るのと、住居を探すために回るのでは全然、街の見方が違うよね。アパート探しでは、住宅街の雰囲気、家並み(外観)、歩行者の種類、レストランや素敵なカフェが徒歩圏内かどうか、公共交通機関、ジムや公共施設へのアクセスなんかがチェックポイント。そしてもちろん、アパートそのものの内装、フロアプラン、ベッドルーム数、バスルーム数、駐車場の有無、洗濯機の有無、そして家賃・・・。
カストロ・ストリートの家賃の高さには驚いたね。似た物件なのに、20%以上も近隣の物件より高い。ここまで払って住む価値を見出せない。あと、外装が素敵なビクトリア朝の家(下の写真)は、見た目はいいけど、中は狭い。しかもフロアレイアウトが、入り口から一直線に廊下が走ってて、1つ目のベッドルーム、二つ目のベッドルーム、バスルーム、リビングルーム、キッチンという風に縦に直線で並んでるから生活動線が不便。エレベーターもついてないし、駐車場がないのも多い。
大家や不動産エージェントから話を聞くと、やっぱりドットコムバブルの頃に比べたらずっと家賃は下がってきてるとか。当時は、シリコンバレーで職とストックオプションを得た若い人たちが大挙して押し寄せて、アパートの奪い合いで家賃がつり上がっていったらしい。今の不景気で入居者数も減ってるらしく、空きアパートもかなりの数みたい。
ここまで選択肢があると迷うよね。