夏休み、、、また新たな出会いです。
彼の名前はジェイ。28歳、学生。ミシガン州出身。でも大学を卒業してからLAに引っ越してきて、それ以来、ずっとLA。スポーツジムのジェネラルマネジャーを4年間していたとあって、上腕から肩、背中にかけての筋肉がすごい。今は看護師になるべくもう一つの学位取得を目指してる。だけど毎日のジム通いは欠かさないらしい。
顔はぁぁぁぁ、誰に似てるかといわれると、同級生のモルモン教のジョシュアに一番似てる・・・。と言っても誰にもわかんないよね。有名人どころだと誰だろうなぁ。
髪はダーティー・ブロンドで前髪がややカール。目はブルー。家にプールがあってそこで日光浴をよくしてるっていうんで、かなり日焼け。僕より色黒だな。日焼けのせいで、28のわりにシワが目立って僕より老けて見える。顔は、誰だ?ちょっと検索してみる。。。。
ゲイ映画のJeffreyで主人公を演じたSteven Weberに目が似てる。
あと、Queer as Folkでトムの恋人役(?)をしたこの俳優さんDean Armstrongのほうがもっと似てる。
いやはや。実は去年LAに越してから、ジェイとは何度かメールのやり取りはしてた。けど、途切れ途切れで長続きしなくて、会うこともないだろうなと思ってた矢先、トントン拍子にことが運んで今日、初対面。いやー、写真どおりの人が現れるって、久しぶりかも・・・。それだけで記念すべき日だす。
なかなか性格も良い人で、気後れすることのなくさばさばした人。いろいろとお話しました。
僕としては恋人募集中なので、単刀直入に聞いてみたところ、夏の間も授業があって忙しいし、アルバイトのマッサージセラピストの仕事があるし、、、というやんわりNoのお返事。玉砕。。。
だけど今週末、また会う約束をして、今度はディナーでも一緒にということになってるので、同じ学生としてお友達にはなれそうな予感。
彼の興味が、栄養学や健康、フィットネスで、今、医療関係の学位を目指してて、傍ら、マッサージ師のライセンスも持っててアルバイトしてるという健康オタク。軽く肩を揉んでもらっった僕・・・。ヤクトクだねぇ~こりゃ。10年若返ったよ。(←あんた、いくつだって感じでしゅが・・・。)
でもさ、これだけハンサムで若くて、身体がすんごくって、マッサージセラピストって、あやしくねぇ?そこで僕は聞きました。マッサージって、本当にマッサージだけってね。
そしたら、本当にマッサージだけらしい。ちゃんと折りたたみ式のマッサージテーブルを車に詰め込んで出張するんだって。自宅でもするし、クライアント宅で配達マッサージもするとか。
そうこう話している間も、彼のブラックベリーには、頻繁に電話が・・・。誰からかかってるのかコーラーIDを見て、ジェイが、
「ちっまたストーカーからだ」
マジ、ジェイみたいな風貌のマッサージセラピストには、ストーカーがいそう・・・。なので
「ホントにストーカーに追われてるの?」と僕。
「Yeah、彼もアジア人なんだけどさ」とジェイ。
「彼、49歳のお医者さんなんだけど、週に2回は僕のマッサージをリクエストするんだよ。でも彼のおかげで住宅ローンが全部払えてるから、大得意のクライアントではあるんだけど・・・」と続けるジェイ。
あんた、、、住宅ローンが払いきれるくらいの金額っていくらだよぉ!!!!しかも週2回、その関係がどれくらい続いているかは聞かなかったけれど、数年は続いている模様。おかげで授業料も払えてるというし、、、。僕は切り替えして
「じゃ、ジェイのシュガーダディーだね」と言ってみた
「そうだね。これまでもらった額を考えたら数万ドルはいってるかな」
ひょえー。ジェイは28歳の若さで家を持ってて、最近はキャンプ用のトレーラーハウスを買い替えたらしい。モテモテで友達も多そうで、毎週末、予定が入ってるんだってさ。7月4日の独立記念日はラスベガスに旅行に行くっていうし、時間的に僕が入る隙間はなさ毛。これまで数ヶ月間、会えなかったのも納得だす。
だけど来週火曜日、幾何学の試験があるらしく、「幾何学得意?」と聞かれて、「もっちろーん」と答えるアジア人の悲しい僕・・・。
とりあえず今週末、もう一回会うことになってるけど、マジ、幾何学教えてそうで怖い・・・。僕もそのアジア人お医者様と同じで、ハンサムな白人マッサージ師の術にはまってるかも??
でも幾何学教えるくらいだったら屁ですわ。代わりにあの腕っ節でマッサージされたらおつりが来るってもんだす。
ジェイが看護士の勉強するのにも、その中年アジア人医師は色々アドバイスしてるんだと。
なんか僕もライバル心(?)がついちゃってさ、「オンラインデートサイトとかで、いきなり『君いくら?』って聞いてくる中年オヤジっているよねぇ」と言ってみた。
するとジェイ、「それで、返事した?」
「もちろんしないよー。だって僕、お金なんて必要ないもん」と僕
「そーだね。お金が必要ないんだったらするべきじゃないよ。していいことない。気持ち悪いだけ」とジェイ
ひゅるるるーーー。なんか風が吹き抜けますタ。そしてジェイの告白、
「この中年アジア人ドクター、手でいかせてあげてるんだ」
やおお。
やっぱりですたな。それで週2回っすか。それで数万ドルっすか。すかすかすかかか。
どうね。ハスラーとはいかないまでも、それに近いものあるっすね。でも、あの美貌と身体だったら、客のほうから寄ってくるべ。んでもって、その商売、一度味を占めたら、なかなか足、洗えねーべさ。だけど、そんなジェイでも「お金必要ないなら、やらないほうがいい」っていう一言に正直な気持ちが顕れてたね。なんかかわいそう。
それにしても、想像力豊かなぼくちん、また豊かな想像力に0.5秒ほど溺れてしまいますた。「もし」ジェイと恋人関係になった場合、どうなるか。
この金持ちアジア人医師との関係は縁を機って欲しい?そりゃー、切って欲しいすわな。手だけといっても、キモイ。だけど、ジェイの資金源なわけだし、僕が代わりにシュガダディになることなんてできないし。仮に、ジェイの生活そのままに、ボーイフレンド関係になれるか?ま、しばらくは続くだろうけど、どうだろね。ジェイが大学卒業して、フルタイムの看護士になって、マッサージ師の仕事を辞めてくれたら、続く可能性あるね。
それにしても、かっこいい彼氏できたら大変だと思うよ。つなぎとめるのに。やっぱ、同じ「リーグ」の人とじゃないと無理だべか。
そもそも、ジェイを恋人にすることは可能か?っつーのが目下の目論見ではある。つい今しがたもジェイからテキストが来て、「今日は楽しかったよ」とメッセージをくれてるし、脈はありそう。
これが男女間だったら、子供作ってshot gun marriageするところだけど、男の僕にはそんな芸当できないすしねー。ゲイの間だったらどうすんだろね?そのアジア人医師みたいに一日30回も電話してストーカー行為にはしるしかないんすかね?
別れ際に、ジェイに、「一日何通までテキスト送っていい?何通以上送ったらストーカー」って冗談めかして聞いてみた。
「君なら30通でもいいよ」ってジェイ。
確かにそう言ってくれたはず。。。。なんか記憶がおぼろげ。違ったかな。僕の妄想だったかなぁ。なんかやさしい言葉をかけてくれた気がすんだけど、記憶がちょっと飛んでる・・・。
彼みたいな場合、「恋人になって」って迫るより、既成事実作って、快適な環境を作ったほうがいいんだろうね。気がついたら毎週末、一緒に過ごしてた、みたいなね。幾何学を教えてあげて、逆にマッサージしてあげて、料理作ってあげて、至れり尽くせり系?ジェイって、尽くされるのに慣れてそうだなぁ~。
どうでしょう。ジェイと恋人になるためのあの手この手?妙案ある?
P.S.「僕も大人に」の真意は、昔、若かりし頃だったら、こんなお仕事をしてるボーイフレンドなんてジェラシーと嫌悪感で恋人になんて絶対なれないって思ってただろうけど、今のこの変わりように自分でも驚いた、という意味。完璧な人なんていなくって、それを自分が大人になって、変わって、相手と折り合いをつけていくかってことに気がついてきますた。大人だんねぇ。