2010年12月27日月曜日

クリスマスプレゼント

クリスマスはどう過ごしました?LAの天気はあいにく、こんな曇り空でした。(今日は快晴!)



アメリカでは、クリスマス当日が一年で一番静まり返る日。お店も閉まってるところが多くて、全米が一斉に一日冬眠。なので僕もビーチを散歩しに行く以外は自宅でおとなしく熊さながらに冬眠してました。

クリスマスイブの日には、久々にギリシャ人の同級生からテキスト。「今日、コーヒーでもどう?」っていきまり。僕がアルゼンチン旅行に行く直前に会って以来だから1ヶ月ぶりか。ギリシャもクリスマスは盛大に家族と過ごすみたいだね。ギリシャ正教って言うんだっけ?一人っ子の知人は、毎年、年末年始アテネまで帰国してたけど、今年は就労ビザを申請中でアメリカ国外に出られず、LAに残ったとか。たぶん、彼にとって人生で初めて家族以外と過ごしたクリスマスだったんじゃないかな?

それにしても、このギリシャ人の友達は、もしかしたらゲイかも~と疑ってるのだ。単に独り身が寂しいだけなのかもしれないけど、ガールフレンドがいるっていうのを全く聞かないし、そもそも女の子の話をしない。ギリシャ人とかって、イタリア人に似てアモールについて熱いというイメージがあるのだけど、、、違う?でも、昔、アジア人女性としたことある?って聞いたら「ある」と恥ずかしながらに答えてたし。バイか?アムステルダムに住んでる親友がいるとかで、ギリシャに帰省するときは彼に会いにアムステルダム経由したり、この夏も、その知人がLAまで遊びに来たと言ってたし、恋人か?同じニオイを感じて僕に親近感を覚えてるのかもね~。ま、仲良くしたい人です。


アメリカのクリスマス当日って、日本人にとっては元旦。僕なんて、アメリカに来てから日本でのお正月はご無沙汰だけどなぁ。日本の年越しなんて、アメリカだと大晦日の午前中とかになるじゃない?アメリカ国内でも、NYとか東海岸は西海岸より3時間も早く年が明けるから、一日のうちに何回も年越しのカウントダウン。そんなだから、いざ自分たちの西海岸の年越しカウントダウンが始まっても、なんか神聖さが欠けちゃってるんだよね。その時点で既に何回も年越ししちゃってるし、世界各国のカウントダウン中継とかテレビで見ちゃってるし・・・。


今年のクリスマス当日は電話マラソン。ミシガン、ニューヨーク、ワシントン、サンフランシスコの友達とのトーク・リレー。実家の家族と過ごしてる人も、友達や夫婦・恋人と過ごしてる人たちも、やっぱりのんびり何もしない一日だった模様。一番、活発な日を送ってたのは、やっぱりニューヨークにいるブライアン。実家に戻らずにニューヨークに残ってる知人を集めてブランチパーティーをしたのだとか。彼曰く、

「白人の友達はみんな田舎に戻ってしまって、集めてみたらアジア人ばっかだったよ」とのこと。

なんか言訳っぽい。。。ようするに、アジア人ハーレムを作って楽しんでたってことじゃん・・・。けど、クリスマスなのにニューヨークに一人残る人たちって、やっぱり外国出身でアメリカに家族がいない留学生とか単身移民してるゲイたちになるよね。。。自分も含め・・・。

ブライアンと電話したのが、向こうの時間で夜。ブランチも終わって自宅で一人まったりしてる時間だったようで、かれこれ1時間ほど話したかな。最近、大学生のアジア人ボーイフレンドができたようで嬉々としてたよ。今週マンハッタンにある韓国風サウナ風呂屋に二人で行ってきたらしく、周りを気にせず素っ裸になるボーイフレンドに惚れ直したらしい。。。ブライアンには東京に行ったときに、是非、普通の日本の温泉・銭湯に行ってほしいね。卒倒すること間違いないでしょう。でも、韓国式サウナ風呂、気になる~。LAにもk townあたりにあるのかな?


そうそう、クリスマスの夜は、ケーブルチャンネルG4でやってたAmerican Ninja Warriorにはまってました。日本でやってる「サスケ」って、アメリカではNinja Warriorとして放送されてるのね。それがアメリカ人の若者の間で何年も前から流行って、アメリカ人もミドリ山に挑戦しよう!とテレビ番組になってるらしい。今年で2シーズン目(2年目)と言ってたから、去年から始まったみたいね。これがね、観てて楽しい。だってタイプのジョックがどんどん出場するんだもの。G4で最近ずっと再放送されてる。



話変わって、クリスマスの忙しさにまぎれて、実はゲイにとって長年の悲願だったDon't Ask, Don't Tell (DADT)法が改正・破棄されることになることが決まりました。これはクリントン大統領の任期中の17年前に施行された法律で、アメリカの軍人は、ゲイであることが判明しると除隊処分になるというもの。元々、クリントン大統領は、ゲイの軍人を守るために、「(ゲイであるか)質問しないし、(本人も)告白しない(Don't Ask, Don't Tell)」っていうことにしたのだけど、軍内部の保守派がこれを悪用して、「バレたら除隊」というゲイ排除の手段に悪用してしまっていた。オバマ大統領は、来年、半数の議員入れ替えで共和党が多数派を占めてしまうのを前に、保守派が根強く反対しているこうした法案を立て続けに年内可決・廃止させた。

軍人にしか適用されない法律、とあなどってはいけません。オバマ大統領が、ゲイの軍人を差別した法律を「米国民が有する平等の権利に反する」としたことによって、ゲイそのものの平等権、すなわち平等に結婚する権利についても道が開けたことになる。DADT法の廃止に伴って、バイデン副大統領も、「米国社会は徐々に同性結婚について寛容になってきている」とテレビで発言してる。オバマ大統領が、ゲイの軍人の平等権を認めたことで、一般人のゲイに対する平等に結婚できる権利も認めないわけにはいかなくなってきたというわけ。一方は認めて、もう一方では認めないというのは、自己矛盾に陥ってしまう、という状況になってきてるわけです。

今年の最大のクリスマスプレゼントは、このオバマ大統領によるDADT法の廃止決定だったなぁ~と。来年は恋人からのラブリーなクリスマスプレゼントが欲しい!
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