ジョック・キャラの俳優クリス・エバンスについては、前にも紹介したけど、あれから超絶筋肉体系になってるらしい。
ちょっと前の写真と見比べてみると・・・ そりゃー前からいい身体には違いないけど、腕の太さとか全然違う~。
それもこれも、今撮影中の映画、Captain Americaの主人公のキャラクターになりきるためらしい。
アメリカのオタクって、超ゲイ的だと思わない?日本の漫画オタクたちって萌え系とかいって、ロリコンっぽい少女キャラを好むでしょう?アキバ系が、マッチョなスーパーヒーロー・キャラに萌えるって想像できない・・・。だけど、アメリカのコミック・ファンって、マッチョなヒーローが本当に大好きなんだよねぇ。スーパーマンに始まり、バットマン、スパイダーマン、G.I. Joe、そしてクリス・エバンスが出演したFantastic Fourとか。
しかも、この手のスーパーヒーロー物って、必ずピチピチのスパンデックスの衣装でモッコリを見せ付けるのがお決まり。これ以上にゲイってないくらい。これにアメリカの少年たちが萌えるって、かなり七不思議。あれだけゲイ事情に敏感なアメリカの父母たちも、スーパーヒーローについては子供の教育に悪いと思ってない模様・・・。アメリカ文化って、マッチョやアルファー・メール(alpha male)を美化して崇拝する文化だけど、それとゲイ文化は紙一重、っつーか表裏一体だなって思う。
Fantastic Fourで肉体美とモッコリを見せ付けて観客を魅了したクリス・エバンスに、新作Captain Americaの役がまわってきたのも当然。
それにしても、今回のスーパーヒーローになりきるためにつけた筋肉の量がすごいよね。卵の白身を何個食べたらこうなるんだろう・・・。この写真なんて、腕二つの幅が胸と同じじゃねー?
いやはや、映画が待ち遠しいですな。
ヒーロー物は、いわゆる隠れゲイ的なキャラ(鈍感な視聴者にはゲイと思われてない)だけど、アメリカのテレビではゲイのキャラクター数が過去最高(%)を記録したんだと。ゲイの団体GLAADが毎年実施している調査によると、アメリカの全テレビ番組に登場するキャラクターのうち3.9%がゲイ、レズビアン、バイ、またはトランスジェンダーだったんだと。数にすると35人で過去最多。ここ2年は減少傾向だったけど、今年は飛躍したとか。これに一番貢献したのが、HBOで放送されてるTrue Bloodで、ゲイキャラが合計6人いるらしい。
True Bloodは吸血鬼のドラマで、現代社会が舞台。吸血鬼はその正体を隠して一般人のように生きてきたけど、日本の企業が人間の血液の代替になる人工血液を開発したことで、吸血鬼が人間を襲わなくなって良くなったため、「カミングアウト」して生活するようになる・・・・という話。どこかX Menシリーズを思わせるセッティングでしょ?見た目には判らない「秘密」を持ってる集団、それがカミングアウトを始めて社会が混乱する、、、っていうのが超ゲイ。僕も一度見たことあるけど、有料ケーブル番組HBOなので最近は追いかけてない・・・。DVDになったらまとめて見ようかな。
ちなみに、上の写真の右二人の役者さんは、このドラマでの共演がきっかけで結婚したそうな。ごちそうさまー。
有料番組だけでなく、ネットワークTV局のABCで放送されてるModern Familyにもゲイのカップルが登場(写真の右カップル)。
これまで、ノンケのカップルはキスするのに、ゲイのカップルがキスするシーンはご法度なのか、放送されてこなかった。
それがようやく「解禁」になって、放送されたとか。ビデオがここで見られるよ。ほんの軽いキスだけど、男同士が口にキスって、かなり快挙みたいね。これからどんどん、こういうシーンが放送されることを期待。
あと、テレビに登場するゲイは、ドラマの中だけじゃないよね。実際カミングアウトしてトークショーの司会をしてるエレンもそうだし、MSNBCのニュースキャスターのRachel Maddowも有名どころ。
ゲイのアンカーマンといえば、Anderson Cooperだけど、彼が来年秋から昼のトークショー番組の司会をすることが決まったんだと。おめでとー。エレンに続く快挙。
日中の主婦向けトークショー番組といえば、オプラ・ウィンフリーが長年大御所だったけど、彼女の番組がついに終わることで、次のトークショーホストということでアンダーソン・クーパーが抜擢されたとか。彼がゲイっていうのは、かなり前から周知の事実だし、元カレが雑誌に出たり、彼自身、ゲイ関係のニュースを熱心に取材したり明白。なのに、いまだに自分の口からカミングアウトしてないんだよねー。自分のトークショーを持つことをきっかけに、カミングアウトするのかな?
イギリスでは、チャールズ皇太子が実はゲイだった、というゴシップ記事が出たらしい。
ネタが尽きたら、「OXはゲイだった!」なんていう浅薄な芸能誌の手法は辟易するしいい迷惑だけど、頑張ってるゲイのvisibilityが高まるってのはいいことだ。