2011年1月20日木曜日

Social Changes

先日のブログで、「ゲイの人権が社会に認められるようになってきた結果が、バイの増加じゃないかなと思う」と書いたけれど、社会の変化(進化?)はゲイやバイだけの間じゃないらしい。アメリカで若い女性の高学歴化と職場進出が進んだ結果、男性との長期的で安定した関係がますます短く不安定なものになってきてるんだとか。テキサス大学オースチン校の社会学者がこういう調査結果を発表したそうな。逆に、ストレート(ノンケ)の若い男性にとっては、女性とのセッOスがますます容易に、しかも「低コストで」行える社会環境になってるらしい。まさに、「Why buy a cow when you can get milk for free?」の状況が進んでるってことだね。20年前に比べて、18~23歳のアメリカ人男性は、性体験がますます早熟化して相手の数も増えている。その一方で初婚年齢は上昇してるし、コミットした関係(結婚とか同棲)に至るカップルの数自体も減ってきてるんだと。さらに面白い結果は、コンサーバティブ(保守的)なアメリカ人は初婚年齢も若いけど、離婚数年齢も若い。リベラルなアメリカ人は、初婚年齢が比較的高く、そのぶん、豊富な性体験を経てから結婚に至るという傾向が明らかになってるらしい(Sex and the Cityみたいだね)。ようするに、(リベラルな)アメリカ人の「ゲイ化」が進んでるってことか?

あと、意外なニュースも。映画The Kids Are All Rightみたいに子供を持つゲイやレズビアンのカップルの数が、実は南部に多いというのが前回の国勢調査の結果判明したんだと(あの映画の舞台はLAだったけど)。アメリカ東北部や西海岸のほうがリベラルで民主党員が多いっていう事実とは反対の結果になってるのが意外だよね。アーカンソー州、ルイジアナ州、ミズーリ州、テキサス州に住むゲイカップルが子供を育てている割合は、西海岸やNY州など(民主党地盤の)州に住むゲイカップルよりも高いんだって。さらに詳しくデータを見ると、こうした南部に住むゲイカップルは、NY州やカリフォルニア州に住むゲイとは異なり、非白人が多いんだと。人種別でみると、黒人またはラティーノ(ナ)のゲイが子供を育てる確率は、白人ゲイの2倍にもなるのだとか。へぇ~~~。これは久々に目からうろこが落ちた。で、なんで黒人とラティーノ(ナ)のゲイが子供を育てている確率が高いか、という原因について、調査した人の仮説は、「黒人やラティーノ(ナ)は、カミングアウトする前にまず異性と結婚して子供をもうけていることが多いため」と分析してる。

他にも、子供を持つゲイ男性は、ストレートの男性よりも平均で3歳も若く子供を持つ傾向にあるらしい。これは僕の読みなんだけど、ゲイ(バイ)の男性は、自分が男性に惹かれるっていうことを隠すために早く結婚して子供も作って、それからカミングアウトする、っていうパターンの気がする・・・。

2009年の国勢調査によると、全米には58万1,000組の同性カップルがいるそうで、このうち子供を持つ親は、レズビアンが3人に1人、ゲイ男性は5人に1人が子供を持っているのだとか。ゲイ男で人の親になるのは5人に1人の割合か・・・。完全に少数派だね。

僕が住んできたのが、まさに民主党が地盤のリベラルな(北部)都市部で、今もカリフォルニア州の大都会に住んで、白人男とつきあってる。。。これらもろもろの条件全てが、僕が人の親にはならないっていう方向を指してるよねぇ。
*このサイトで取り上げた内容を記事として転載・流用される場合は、本サイトのURLを情報元として併記していただけると幸いです。m(_ _)m If you would like to republish or mention the content found here, please include my website as a reference and/or source. Thanks!