2010年11月14日日曜日

野球帽のジョック

いつもの日課で近所の「健康ランド」(ご隠居がたむろするジム)に行ってきた。

寒さが緩いでぽかぽか陽気の日曜だったので、人も活発になってたみたい。いつもは空いてるジムが、結構な混みよう。とはいっても、筋トレマシーンはガラガラなんだけど。(目的もなく徘徊してるお年よりとか、知り合いをみつけて話し込んでるオジサン、オバサン、はたまた友達を連れてたむろってるラティーノなどなど。あんまりまじめにトレーニングしてる人が少ない、ホント、やる気のない人たちが集まってる「健康ランド」です。

ほとんど使う人もない筋トレマシーンで一人もくもくとプログラムをこなしてると、野球帽をかぶった30代半ば風なジョックから、「その機械、使わせてもらってもいい?」と声をかけられた。「こんなガラガラのトレーニング・ルームで、あんた、他にも使える機械はあるはず~」と心の中では思ったけど、

「あ、あと1セットだけ残ってるだけだから」と返事。

その後、僕は同じルームで別の機械を使ってトレーニング。壁はガラス張りで、鏡の中の自分を見てると、僕を見てるさっきのジョックと鏡の中で目があった。すかさず目をそらす彼。。。

こ、これは、脈ありってことなのぉ~?

その後も、彼の視線を意識しつつ、別のマシーンへ蜜を吸う蝶のように飛び回ってみる。でも彼の目線は途切れてしまった模様・・・。

僕も相手の興味がどれほどあるのか判断しかねたので、邪念を振り払うように別のマシーン・ルームへ行って筋トレ。

一通りトレーニングが終わって、サウナへ。毛穴全開で汗をかいて、シャワーを、という段になって、あのジョックが全裸でシャワーを浴びてるところに遭遇。他にシャワーを浴びてる人はなく、僕と彼だけが8個ほどシャワーヘッドが壁から突き出した、いわゆる「ギャング・シャワー」に取り残された格好・・・。これって、超ゲイ・ポOノのセッティングなんですけどぉ~~~。

これって偶然?

でも先にシャワーを浴び終わった彼は、バスタオルを取りにフックのあるほうへ・・・。僕の視界からは消える。僕はシャワーの後、今度はジャクジーに入りたかったので、見えなくなった彼のことは頭の片隅にだけ置いて、ジャクジーのある方向へ・・・

すると、シャワーを出たところで、このジョックが、全裸でこっち向いて、頭からバスタオルをかぶって髪を拭いてるところに遭遇。彼のナニがもろ丸出し状態でこっち向いてる。彼が髪をタオルで拭く振動に合わせてゆ~らゆら。彼を通り過ぎるとき、羞恥心かきすてて彼のものを凝視する僕ちん・・・いいもの見させてもらいました・・・

でも、でも、でも!アクションに移せなかったっす。ああいう状況で、どうやって相手にこっちの興味を伝えればいいんっすかね?仮に、こっちが感じてたシグナルが全て間違いだったとして、自分が恥をかかなくてすむアプローチの方法ってある?もー、あの状況だったら、ムンズと彼のをつかんで、握手とか?そんな大胆なこと、僕にはできないよ~。想像だけはできるんだけど。どこかの時点で、フレンドリーに「Hi!」とかって言っておけば良いのかなぁ~。惜しいことしたかもぉ~。

スウェーデンって暗黒大陸?

先週、このブログで「スウェーデンズ・ガット・タレント」を紹介したように、あの国は男性のヌードに対して寛容みたいだし、男の子たちのオシリの位置が高いしで、なにやら良さげ。

そう思ってたら、今日のNYタイムズの記事で、またもやスウェーデン人のFredrik Eklundが紹介されてた。しかも、その記事のタイトルが、『From Porn to Real Estate Mogul』っつー目を引く内容。「ポルノ俳優から、不動産王に転身」って?!

Fredrik Eklundって、20代の頃、ゲイ・ポルノに出演してたんだって。そこまではまー普通っつーか、ニュースになるほどのお話じゃない。

これが今のFredrik Eklund。1977年4月生まれの33歳


そしてこれがポルノ俳優時代の写真。源氏名はTag Eriksson


彼の代表作品はThe Hole。ホラー映画の「リング」(ハリウッド版、The Ring)のパロディーで、呪われたビデオテープを見た男はゲイになるというストーリー。sweet!


やっぱ、今の写真を見ると、20代の頃の初々しい、ピチピチ感はなくなってしまってるね・・・。白人って、老化が早いから・・・。生ものはお早めに、だね。


anyway、彼の話がNYタイムズの記事になる理由の一つが、彼の家系にある。スウェーデンの総理大臣を何人も輩出し、皇族とも関係があり、有名映画監督のイングマー・バーグマンとも親族関係にあるとか。

そんな良家に生まれて、両親に自分がゲイとカミングアウトするために取った手法が、ゲイ・ポOノに出演すること・・・。さすがに両親は驚いたらしいんだけど、今じゃ、彼を全て受け入れてるとか。すさまじいカミング・アウトの方法だよね。。。結局、合計6本ほどのビデオに出演したんだと。

で、今じゃー、ニューヨークで飛ぶ鳥も落とす勢いの不動産王。チェルシーにある不動産会社Core Group Marketingの取締役らしく、扱う不動産の総額は5,800万ドル(約50億円)で、ニューヨークの不動産ブローカーの37位にランクインしてるとか。

彼のスウェーデン的な容姿、そしてヨーロッパの皇族や政治家を一族に持つという血統、そしてゲイ・ポルノに出演という華麗な(?)経歴などもあいまって、セレブ御用達の不動産ブローカーとして地位を築いてるとか。お抱えクライアントには、現ジェームス・ボンド役のダニエル・クレイグ、キャメロン・ディアス、ジャスティン・ティンバーレイク、ジョン・レジェンド、レイチェル・マクアダムス、ジェシカ・アルバ、ポール・ラッド、ベン・スティラー、ブルック・シールズなどそうそうたるもの。



NYUで不動産ライセンスを取得したりと聡明でもあるようで、未開発の売れにくい地域をヒップで魅力ある呼び名に変えることでイメージを一新し、不動産の価値を高めることにも成功。マーケティングの才能もあり、しかもいち早くブラックベリーなどハイテク機器を不動産業に導入したことでも知られてるそうな。ストックホルムでの学生時代には2つの会社を起こしてるらしく、そのうちの1社Cave Entertainmentは音楽会社で、ラテンアメリカと日本でそこそこの成功を収めたんだと。「KinKi Kids Forever」っていう曲が日本ではチョコレートのCMに使われたらしい。知ってる?それにしても、彼ってスーパー・ゲイだな、こりゃ。

彼の兄、Sigg Eklundは最近LAに引っ越してきたらしく、本業はテレビのプロデューサー兼、脚本家だそうな。でも結婚して、二人の子持ちー。残念。


これは兄弟一緒の写真。スウェーデンじゃ、既に超セレブみたいね。



で、こんな彼に、リアリティー・ショーのお誘いがきてるらしい。ゲイ・テーストたっぷりの番組をゾクゾクと放送してるケーブルテレビBravo TVが、彼にアプローチしてるんだと。なんでも、ニューヨークの不動産ブローカーたちを主人公にしたリアリティーTVを制作するらしく、彼に出演を依頼してるのだとか。。。

Fredrik Eklundなんて、次のA-Listにピッタリはまり役じゃない?オースティンなんかより、よっぽどA-Listerだと思うんだけど。ゲイチャンネルのLogoとか、Bravo TVを出し抜いてFredrikを翌シーズンのA-Listの主役に据えるというのはどうでしょうかぁ~?

それにしても、スウェーデンって、未知&理解不能な国だよねぇ。人口少ないのに、僕のゲイダーに引っかかる率が異常に高いんですけど。
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