2010年10月13日水曜日

フロリダ州養子縁組法・改正

30年間に渡ってゲイが子供を養子縁組することを禁止していたフロリダ州。アメリカ国内でもっともゲイに対して差別的な法律と言われてきたフロリダ州の同法が、ついに違憲の判断が下った。これによって、今後、フロリダ州でもゲイが子供を養子にすることができるようになりそう。まだ、同州の司法長官が個別に異議申し立てすれば判断が覆される可能性があるらしいけど、養子縁組の申込書自体に、親になる人物の性的指向を尋ねる欄をなくす方向らしい。ゲイが徐々に平等の権利を獲得していってるのを目の当たりにするって気持ち良いよね。

Should I toss a coin?

これまでの人生で、「あ~あの時、逆の選択肢を選んでいたら人生変わってたなぁ」って思うことある?

例えば、アメリカに移り住んでる人だったら、もちろん「アメリカに来ずにそのまま日本での生活を続けていたら」というのがもう一つの選択肢。僕もその岐路には立ったけど、あまりに東京での生活に嫌気が差してたので、分かれ道というより当然の道を選んだって気持ち。分かれ道とか、時間が経ってから「あ~、ああしてたらな」と、ちょっと後悔じみた気分で振り返るのって、両方の選択肢が同じくらいの魅力とリスクで、どっちにしたらいいか深く思い悩む、っていう場合のことを言うと思う。

で、今その分かれ道を感じてる。サンフランシスコのアパート選びも、なんかグズグズ。結局、騙されそうになったおっちゃんとおばちゃんからは連絡がなく、もう1件、申し込みしてたアパートからは前向きな返事。だけど、そのアパートというのが1927年築の超歴史的な建物で、もちろんビクトリア調。だけどエレベーターもなければ、収納スペースも少なくって、荷物を運び込んだら足の踏み場もなくなるんじゃないかっていうくらい。

今の時点ではこのアパートにもコミットしたわけじゃないから、まだ入居をキャンセルできる段階にある。だからジェームスも僕も、いまだにネットで血眼になってアパート探ししてるんだけど・・・・。どこも、「帯に短し、たすきに流し」なんだよなぁ。しかもLAに戻ってきてしまってるから、じかに物件が見られない。遠隔でSFにいる友達に物件を見てもらってはいるけど、他人に新居の判断を全てをゆだねるっつーのもね。

こんなことしてると、ふと思うんだよね。サンフランシスコに絶対引っ越さないといけないわけじゃないんだよなぁ~って。このままLAに残ってここでアパートを探してもいいんだよなぁって。同じLA市内の引越しのほうが金額的にも楽だし、アパート探しも容易。地理感覚もあるから、LA市内の引越しだったらだいたい目星をつけてるし。

そしたらブライアンから今日メールが。ペルー旅行から今朝ニューヨークに戻ってきたところらしく、すっかり秋のすがすがしい気候に変わったニューヨークだそうな。LAはあいかわらず5月くらいから気候が変わってないよ・・・。昨日、おとといとかちょっと暑かったけど。

ブライアンは、いつものごとく、ペルーでも地元の子を引っ掛けてたみたい。知り合った子(もちろんペルー人)が、去年まで5年間東京に住んでた人らしく、いっそう東京への憧れを抱いたとか(なんの憧れじゃ)。あと、僕がSFのアパート探しの状況をメールしたものだから、ブライアンが興奮しちゃってる。僕が確実にSFに引っ越すと思ってるんだよねぇ。SFにタダで泊まれる場所ができるから喜んでるんじゃないかと・・・。

LAにある未練といえば、ステューくらいか。彼と最後に会ったときも、向こうから「このアパートにはいつまでいるの?」と探りを入れてきた。LAも広いから、たとえ僕がLAに残ることにしても、街の反対側なんかに引っ越しちゃうと、ステューと会うことも難しくなる。向こうも僕らの関係に終わりが近いことを察してる気配。。。

ステューがアメフト好きということもあり(?)、僕ら、ジョックストラップとかスポーツウェア着てコスプレなかをするんですよ。奥さんとはさすがにコスプレしてないらしく、ステューも新たな境地を開拓、ってことで毎回やる気満々。僕のリクエストもちゃんと聞いてくれて、野球帽をかぶってきてくれたりする。


彼、学生時代には体育の時間にジョックストラップを普通に履いてたらしいんだけど、結婚した今となっては1着も持ってない、正確には持ってなかったのね。そこである日、自分のジョックを2着も買ってきたわけ。プレーが終わって、自宅に持って帰るのかと思いきや、妻に見つかると何かまた言い訳をしないといけないのが面倒だから、僕のアパートに保管しておいてと言うわけ。本当に結婚した身で浮気するって、気を遣うよねー。めんどくせー。まー、ジョックストラップの一つや二つ置いていってもいいけどさ。


それが前回会ったとき、僕の今後の予定を聞いた後、彼、自分のジョックストラップ1着を今日は自宅に持って帰るって言うわけ。「よく考えたら彼女(ステューの奥さん)は俺がどんな下着をはいてるかすら知らないし」と言い訳っぽい。そろそろNextするタイミングかもねー。

ということで、SFのデートサイトに登録してみた。やっぱりSFでアジア人はある程度人気があるみたいだねー。入れ食い状態。ただ、返事をくれた殿方たちをよく品定めすると、質はイマイチ・・・。半分はお決まりで40代~50代の白人のオジサマ方。そして残る半分のほとんどが10代~20代前半のアジアンボーイたち。サンフランシスコならではだよねぇ。それにしても20代後半~30代の中間層がズッポリ抜けてるのは何故?中には中間層も数人いたけど、やりチン系。いきなりグループ・セッOスに誘ってくれたやりチン野郎もいたぞー。のーさんきゅ~。

一人、誠実そうなイケメンがいたので、メル友になってる。僕がまだLAにいることを告げると、親切にも「引越しは大変だから落ち着いた時期に僕とコーヒーでもどう?」なんて満点の回答をよこしてきた。彼は毎回メッセージが超長い・・・。彼の生い立ちなんかも既に語ってるのが危険信号?デスパレートな感じがしないでもないけど、写真を見る限りクリーンカットで誠実そう。僕の出身地や、日本人ってことを言うとアメリカの滞在ビザはどうなってるのかとか、根掘り葉掘り。。。


どれもこれも、サンフランシスコに引っ越す、もしくはLAに残るという決断をするのには不十分なことばかり。こういうとき、占い師とかに、ズバッと「OXに引っ越すと運気が上がるでしょう」なんて言われると信じちゃうよね。そういう自己暗示が上手く作用するときもあるだろうけど、僕ってそもそも信仰心が薄いからなぁ~。一つ科学的なアプローチとしては、人って何かをやって後悔するより、しなくて後悔するほうが強く悔いるんだとさ。だとすると、今年SFに引っ越さないことで将来的に後悔するほうが、LAに残ったことを後悔するよりも大きいと言えなくもないか。どうなんでしょー。
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