2009年6月23日火曜日

Prayers for Bobby

ここ数日、夜はワインに映画三昧なんですよ、実は。夏休みに突入して5本もワインを一人で(!)空けてしまったし。。。。ジェイ君の件以外は、まったくもって暇子じょうたいなので、夏休みに突入してから、すっかりご無沙汰になってたジム通いを復活。特に胸周りの筋肉が戻ってきてるのが分かります。(やっぱりワインばっか飲んでると老化が加速するかなと心配になってね。でも赤ワインのポリフェノールは健康維持によさそうだけれど。)

先日は散髪に行ってきたゾ。かねてからお願いしたかったゲイのヘアスタイリストさん(名前がクリントン)がたまたま時間が空いてて、幸運にも飛び入りなのにお願いすることができた。予想通り抜群の腕前で、久々のナイスヘアカットに大満足。そして昨日は新しい夏用のビーチスタイルショーツと首周りの大きく開いたちょっぴりセクシー(ゲイな)Tシャツを2枚買ったり、ジムでの筋トレ用にナイキのスポーツウェアなんかも買ったりして夏を楽しんでます(っつーか、楽しもうとしてます)。

でもさ、マジ、生活が主婦状態ですわ。カルチャーセンター通って、健康に気を使って、たまにショッピングして、、、(そしてたまにツバメさんが家に遊びに来て・・・・)。こういう生活、楽だけど脳みそ腐るね。早く脱出しなければ・・・。明日は、新しく買ったナイキのギアを身にまとって、サンタモニカビーチでもジョギングしてこようっと。傍から見ると超ジョックですがなぁ~。マジ、ビーチでジョックとお友達になれるといいな。

旅行の計画も具体化したくってさ。マジ、どこに行こうか悩み中。ジェームスと、今日、電話で話をしたときも、彼から、「アルゼンチンの語学学校にスペイン語の勉強にでも(一緒に)行く?」なんて聞かれた。興味あるけど、僕、スペイン語よりフランス語のほうが性に合ってんだよね。LAだとスペイン語のほうが便利で使えるけどさ。どーしよー。

オンラインデートも、LAだけじゃなくて世界を相手にどうでしょー、ってんで、ヨーロッパから、シンガポールや香港、オーストラリア、全米、なんかのプロフィールでよさげな人たちにメッセージを出して文通なんか始めたりしてます。インターンシップ探しも、ここまで情熱的にやれれば、今頃とっくに見つかってるんだろうけどさー。男探しほど、仕事探しに真剣になれないんだよねぇ。このままだとプーまっしぐら。。。それか、ここ数年培った経験を生かして、ゲイのためのデート・カウンセラーにでもなろうかな?

そうそう、オーストラリアって、やっぱアジア人好きが多そうだねー。特にシドニー。一人、オーストラリア・フットボール選手並みのジョックがいてさー、メッセージ出したらお返事いただきました。夏はシドニーかな?!ちょっと彼に9月のシドニーについて聞いてみよう。向こうは初春か、冬が終わりかけてるくらいかな?

LA在住のジェリーっていう好青年からお便りをもらって、彼、今月東京に出張らしいのね。なので色々と二丁目のことについて伝授しておいた。今週末、コーヒーでもってことになってるけど、彼も僕とベッドでの守備範囲が一緒みたいなのでお友達だね。ま、シスターが欲しかったのでジェリーが僕のLAでのシスター第1号だな。6月に、もしGB, Dragon, Arty Farty, AdvocateなんかでLA出身のジェリーというブルーアイズ・黒髪短髪の好青年を見かけたら、優しくしてあげてね。

おっと、今日のタイトルの内容を忘れるところでした。最近見たゲイ映画、Prayers for Bobbyが秀逸ですた。シゴニー・ウィーバーが主演。



実話を元に作られた作品。ストーリーは、敬虔な(というか、極端に宗教的な)キリスト教の母親と、そのゲイの息子ボビーの話。よくある話ではある。ボビーがゲイと知った母親が、なんとか彼を「治そう」と心理カウンセラーに連れて行ったり、「信仰が足りないからよ!」と憤ったり・・・。そういう強い母親に圧倒されて、行き場を失うボビー・・・。

この映画の見所は、とにかく役者たちの演技が熱演で、見ていて飲み込まれてしまうということ。あと、ボビーを演じた役者さんRyan Kelleyがかわいい。



ボビーの恋人役デービッドを演じる役者さんScott Baileyが超ハンサム。





そして最大の見所だったのは、ストーリーのクライマックス。これ以降、映画を見てない人はタネアカシになるので、見たくない人は読まないで!











クライマックスはね、息子を精神的に追い詰めてしまった母親が、自分を責めて責めて、どうにかして心の救済を求めようとする苦しみの中で生まれるの。母親は、息子のことをより理解しようとして、ゲイやレズビアンの子供を持つ親の会(pflag)に参加する。その参加者の一人が、次のように告白するシーンがある。

「息子がカミングアウトする前から分かっていたの。私の息子は、他の子と違うって」

これを聞いて、ボビーの母親は開眼するの。

「私のボビーもそうだった・・・母親の私だから分かってた・・・」って。

このシーンで、僕は号泣・・・・。シゴニーって、どこか僕自身の母親を想起させるんだよね。。。どこか強い母親像ってところが・・・。なので、映画を見ながら、自分をボビーに投影してしまった。しかも、2回もこの映画を見て、2回とも同じ箇所で号泣してるし・・・。でも泣くとすっきりするよね。

自分がゲイであるとまだご家族にカミングアウトしてない人、カミングアウトしてても、未だに理解を得られない人なんかは、この映画を見ると少しカタルシスになるかも。。。僕は、両親にカミングアウトした後に一緒に見たい映画の一つだな。

↑っていうか、さっさとカミングアウトしろって感じだよねー。でもさー、別の映画であったセリフなんだけど、「ボーイフレンドもいないのに自分がゲイだって言っても、説得力に欠ける」っていう言い訳。ま、恋人がいなくても同性を好きってことに変わりはないから、やっぱりゲイではあるんだけどさ。

両親に、「お父さん、お母さん、僕はゲイなんです」って告白するとき、続けて「ジェイっていう彼氏もいて、結婚しようと思ってます」ってとこまで言いたいんだよね。単に、「僕はゲイです」だけだとさ、両親も、「それで?」って感じになるじゃない?「だから何なの?(so what?)」ってオチが欲しいんだよねぇ、こういう重大な告白の場合。

恋人がいないとさ、「なので、女性とは結婚しません」っていうのも一つのオチだけど、ちょっと否定的なオチじゃない?それに、僕の両親とか、既に僕は女性と結婚しなさそうーって感づいてきてる気がするシィ。それより「もう人生の伴侶も見つけていて、幸せ・ラブラブな結婚生活が送れそうですぅ」って最後の「ぅ」まで言えるくらいのネタは仕入れてから、カミングアウトしたいんですよ、わたくしめは。

アメリカ人のカミングアウト・ストーリーで、よく聞くのが、「いまさら言わなくても知ってたわよ」っていうの。僕の両親も、「いまさら真正面に告白されても・・・知ってたわよ」、ってことになりそうだしさ。言うときは、一生の伴侶ができてからにしたい・・・。

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