2010年8月14日土曜日

13日の金曜日

引越しがひと段落したので、今日はマリブーにドライブに行ってきたよ。メンバーは、ジェームス、ジェシー、マイケル、アンドリュー、レイチェル(約1名を除いて全員20代&10代。若っ)。LAの海岸沿いは海風のせいで夏でも寒いくらい。特に最近は平年以下の気温の日が続いていて、今日も最高で23度くらい。LAの内陸部やバレーなんかは海岸地域よりも暑いんだけどね。日差しはきついけど風は冷たいから昼でも長袖の人も多い。だから日本人の感覚で夏っていう気がしないんだよねー。LAに住んでると夏が来ないまま秋になる感じかも・・・。しかも、年末は年末で日本の風物詩がないからこれまた年が明けた気にならない・・・。やっぱりアメリカ西海岸に住んでると季節の感覚が相当鈍ってくるね。

だけどやっぱり働いている人たちは夏季休暇を取る人が多いみたいで、就職活動も停滞気味。8月の残りは僕も「夏季休暇」に充てて9月から活動再開したほうがいいかも~って思い始めた。かといってぱっとお金を使う気にもなれないんだけどねぇ。今月は引越しに加えて、自動車保険の更新、健康保険への加入なんかで特別な出費が続いてるし・・・。

この先どれくらい無職期間が続くかと思うと、やっぱり不安。アメリカの不況はかなり深刻でっせー。企業も先が見えないから正規雇用を増やすのに二の足を踏んでいるところが多いとか。だから手に職がある人たちは経済発展してるアジアやその他の地域に引っ越してるなんていうのも聞くし・・・。アメリカって沈みかけの船なのかなぁ。いつまでもしがみついててもしょうがないかもねぇ。僕は経済移民ではないけれど、ここまで不況だと考えちゃう。。。

こういう就職難が続くと色んな副業が盛んになるみたい。今日のニュースではTaskRabbitという新しいウェブサービスが紹介されてた。不況で解雇されたりフルタイムからパートタイムに切り替わった人たちが、空いた時間にお金が稼げる「使いっ走り」ビジネスを斡旋してるんだとか。例えば、「スーパーでOXを買ってきてくれたらいくら払います」っていう具合に。でも実践してる人がインタビューで言ってたのは、「小銭稼ぎにはなるけど、そんなにたくさん稼げるものじゃない」ってこと。所詮、アルバイト感覚だよねぇ。

そんな不況を知ってか、チャットルームで(いつものごとく)ジジィから声をかけられ、「generou$なスポンサーになりたい」というオファーがきた。副業という言葉がこのとき一瞬、脳裏をかすめたけど、やっぱジジイはねぇ~。そういやー、つい先日は、28歳のシカゴからの出張者(投資業)という人からもエスコートサービスをする気ある?と聞かれた。ああいう仕事って、顧客の顔写真見てから決めることできるのかなぁ?なんかお金払ってもらってる分、そんな贅沢は許されそうにないよね・・・。

13日の金曜日に脳裏をかすめた世迷言でした。

Gay Games

東海岸の知人から、新聞記事のリンクが送られてきた。共通の知り合いが、今年ドイツのコロンで開催されたゲイのためのスポーツイベントGay Gamesでメダルを獲得したというのが載ったから。そういや、今年はGay Gamesの年だったんだ・・・。すっかり忘れてました。4年に一度開かれる一大イベントだけど、水球チーム以来、ゲイのスポーツ・グループに参加してない。LAに引っ越してから(NY在住ブライアンにそそのかされて)バレーボールに参加しようかと思った時期もあったけどだけどそれも手付かず状態。

コロンでの競技の写真。こんな男男のフィギュアもあるんだねぇ~。




一瞬、ビヨンセのモノマネをしているジャスティン・ティンバーレークかと思った。。。それ狙いなのかもね。



アメリカの在ドイツの領事がイベントに駆けつけたというニュースも。


前回の大会では競泳で8個のメダルを獲得したNY在住アメリカ人Jackが、コロンへ向けた意気込みをHPにしてたりして熱意がすごい。


Gay Gamesは今年で8回目。一方、Outgamesという同じようなゲイのためのスポーツイベントもGay Gamesとは独立して開催されている。次回の第3回Outgamesは、2013年ベルギーのアントワープで開かれるそうな。次回Gay Gamesは2014年クリーブランドらしい。(なにゆえに、あんなど田舎で?)

第1回Outgamesはカナダモントリオールで開かれたけど、同じ年にGay Gamesはシカゴで開催されてた。かなりバッティング(ともに同じ年に距離も近い北米の2都市で開催)で、傍から見ても両組織はかなり仲が悪い感じ・・・。同じセクシャルマイノリティーとしてうまくやれよ~と思うんだけどね。

だけど昨今の不況で組織運営が赤字続き(特に後発のOutgamesの方)らしく、今後、両組織を統合する話が進んでるんだと

さらにこれとは別に、一旦決まった次回Gay Gamesの開催都市クリーブランドで問題が発生してるというニュースも。最後まで開催場所として競い合ったのがクリーブランド、ボストン、そしてワシントンDCらしいんだけど、クリーブランドは開催地になるためにずるをしたという噂もあるとか。特に同性結婚を全米で最初に合法化したマサチューセッツ州のボストンは不満をあらわにしている。確かに、同性結婚に反対する住民が多くて、同性結婚を憲法で禁止する修正条項が可決されたオハイオ州で、なぜGay Gamesが開催されるのかは納得いかない。ボストンもワシントンDCも同性結婚が合法化されているリベラルな土地柄なのに、その2都市、しかもクリーブランドに比べて大都市のボストンとワシントンDCを抑えての選出はナゾ。

やはり1万人以上が集まるといわれる一大国際イベントなだけに経済効果が大きいから、各都市、信条を超えて誘致権の取り合い合戦になるんだねぇ。あー、人間ってなんで醜いんだろう。大統領選挙とか、カリフォルニア州のProp 8とか、同性結婚を反対するためにあんなに躍起になるひとたちがいるのに、クリーブランドにGay Gamesが開催されることになったことについて抗議した住人なんていた?少なくとも全米ニュースにはなってねーし。所詮、金を落としてくれればゲイでもなんでも喉から手が出るほど欲しいっていうのがいやらしくない?僕は、抗議も込めて、こういうゲイのための祭典は、LGBTの平等な権利を認めている政府の下で開催するべきだと思う。オハイオ州クリーブランドにOKを出した主催者側(Gay Federation)にも問題ありだよ。魂売ってるといわれてもしょうがない。

はてさて、裏舞台のドロドロした諸事情はさておき、僕も目の保養にGay Gamesに行ってみたいかも。参加するんだったらどの競技がいいかなぁ?(社交ダンスっていう種目もあるらしい。)







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