2010年8月14日土曜日

Gay Games

東海岸の知人から、新聞記事のリンクが送られてきた。共通の知り合いが、今年ドイツのコロンで開催されたゲイのためのスポーツイベントGay Gamesでメダルを獲得したというのが載ったから。そういや、今年はGay Gamesの年だったんだ・・・。すっかり忘れてました。4年に一度開かれる一大イベントだけど、水球チーム以来、ゲイのスポーツ・グループに参加してない。LAに引っ越してから(NY在住ブライアンにそそのかされて)バレーボールに参加しようかと思った時期もあったけどだけどそれも手付かず状態。

コロンでの競技の写真。こんな男男のフィギュアもあるんだねぇ~。




一瞬、ビヨンセのモノマネをしているジャスティン・ティンバーレークかと思った。。。それ狙いなのかもね。



アメリカの在ドイツの領事がイベントに駆けつけたというニュースも。


前回の大会では競泳で8個のメダルを獲得したNY在住アメリカ人Jackが、コロンへ向けた意気込みをHPにしてたりして熱意がすごい。


Gay Gamesは今年で8回目。一方、Outgamesという同じようなゲイのためのスポーツイベントもGay Gamesとは独立して開催されている。次回の第3回Outgamesは、2013年ベルギーのアントワープで開かれるそうな。次回Gay Gamesは2014年クリーブランドらしい。(なにゆえに、あんなど田舎で?)

第1回Outgamesはカナダモントリオールで開かれたけど、同じ年にGay Gamesはシカゴで開催されてた。かなりバッティング(ともに同じ年に距離も近い北米の2都市で開催)で、傍から見ても両組織はかなり仲が悪い感じ・・・。同じセクシャルマイノリティーとしてうまくやれよ~と思うんだけどね。

だけど昨今の不況で組織運営が赤字続き(特に後発のOutgamesの方)らしく、今後、両組織を統合する話が進んでるんだと

さらにこれとは別に、一旦決まった次回Gay Gamesの開催都市クリーブランドで問題が発生してるというニュースも。最後まで開催場所として競い合ったのがクリーブランド、ボストン、そしてワシントンDCらしいんだけど、クリーブランドは開催地になるためにずるをしたという噂もあるとか。特に同性結婚を全米で最初に合法化したマサチューセッツ州のボストンは不満をあらわにしている。確かに、同性結婚に反対する住民が多くて、同性結婚を憲法で禁止する修正条項が可決されたオハイオ州で、なぜGay Gamesが開催されるのかは納得いかない。ボストンもワシントンDCも同性結婚が合法化されているリベラルな土地柄なのに、その2都市、しかもクリーブランドに比べて大都市のボストンとワシントンDCを抑えての選出はナゾ。

やはり1万人以上が集まるといわれる一大国際イベントなだけに経済効果が大きいから、各都市、信条を超えて誘致権の取り合い合戦になるんだねぇ。あー、人間ってなんで醜いんだろう。大統領選挙とか、カリフォルニア州のProp 8とか、同性結婚を反対するためにあんなに躍起になるひとたちがいるのに、クリーブランドにGay Gamesが開催されることになったことについて抗議した住人なんていた?少なくとも全米ニュースにはなってねーし。所詮、金を落としてくれればゲイでもなんでも喉から手が出るほど欲しいっていうのがいやらしくない?僕は、抗議も込めて、こういうゲイのための祭典は、LGBTの平等な権利を認めている政府の下で開催するべきだと思う。オハイオ州クリーブランドにOKを出した主催者側(Gay Federation)にも問題ありだよ。魂売ってるといわれてもしょうがない。

はてさて、裏舞台のドロドロした諸事情はさておき、僕も目の保養にGay Gamesに行ってみたいかも。参加するんだったらどの競技がいいかなぁ?(社交ダンスっていう種目もあるらしい。)







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