昨晩、ブライアンから突然の電話。フェースブックでたまにやり取りすることはあったけど、電話するのは久々。ニューヨークとLAで時差が3時間あるし、フェースブックで彼の近況を覗いてみると、先月はマドリードに旅行に行ってたし、あいかわらず旅行三昧の日々を送ってる模様。で、今回はなんの事情かと思いきや、
「明日、LAに日帰りで行くんだけど、忙しい?」
という、これまた唐突な問い合わせ。LAに日帰りで来る理由を聞いてみると、ユナイテッド航空のマイレージを貯めてて、エグゼクティブ・プレミアのステータスに到達するのにあと5000マイルのところまで迫ってるのだとか。なので、マイルを貯めたいがために往復230ドルの日帰り航空券を買って来るのだとか。LAに滞在する時間は占めて4時間。
そこまでするか?って呆然だけど、ブライアンって、昔からそうだったので、またか、という感じ。数年前はサンディエゴに1泊2日で行ってたし。いやはや、変らない彼。
ブライアンと会うのは今年7月以来。
http://blog.goo.ne.jp/cogito20009/e/c710f85ca0d9c9587c03a96a9d9a2d4f
午後2時過ぎ、ジェームスを引き連れて彼を空港まで迎えに行って、ベニスのコーヒー屋インテリゲンツィアで休憩。そこに、ブライアンの長年の知り合いで、今年地元LAに引っ越してきたというデービッドも合流。デービッドのパートナーは、ジム・キャリーの付き人をしてるらしく、ジム・キャリーのブレントウッドの豪邸に自由に出入りできるのだとか。公開前の映画のDVDも膨大に手に入るらしく(アカデミー賞の投票権がある人たちに無料で配られるらしい)、そういう内輪ネタも自慢げに披露。そういうセレブと直接かかわる人に比べると、僕のメディア業界での下働きなんてお粗末すぎて僕は聞き役に徹してました。
5時過ぎ、デービッドはジム・キャリー邸に行く予定があるとのことで去り、ブライアンとジェームスと僕の3人で食事。ブライアンの近況を聞いたところ、 10月のマドリードへの旅行以来、サンフランシスコへ2回、シアトルへ1回行ってきたそうな。先週はサンフランシスコとポートランドの旅行から戻ってきたばかりで、今週末はLA。そして来週の感謝祭はワシントンDCへ小旅行。その後は、アルゼンチンへ1週間半の旅行に行くのだとか。呆れるーっていうか、よく疲れないよね。生き急いでる感じがするんだけど・・・。
貯蓄よりも旅行。そして仕事よりも旅行が大優先なのだとか。夕食の時も、ブライアンは、キャリア重視のボーイフレンド、特にニューヨークによくいる投資銀行勤務とか弁護士なんかとは絶対恋人になれないとか。特にアジア人(移民したての2世なんかは特に?)キャリアを積んで成功することに駆られてるから、ニューヨークなんかによくいるんだよねー。アジア人好きのブライアンだけれど、そういうキャリア志向のガツガツしたアジア人はダメらしい。自分がキャリア志向じゃないんで、釣り合いが取れないって。ごもっとも。旅行ばかりして、貯蓄してるのかなぁと不安になるけど、身の丈にあった幸せを探してるブライアンは、それはそれで羨ましいっつーか、いいなーって思う。
で、今、ブライアンは、サンフランシスコに住んでるベトナム系移民ケビンと付き合ってるのだとか。皮肉だよねー。ゲイ人口であふれるニューヨークに住んでいながら、地元で恋人が見つからなくて、何千マイルも離れたサンフランシスコで見つけるなんて。やっぱ、ニューヨークって、異常なんだよ。みんなキャリアや金銭的成功に目がギラギラだし、ゲイなんて山ほどいるから出会いがあってもNext!っていう使い捨て感覚。そういう意味じゃ、LAもNYに似てるんだけどね。素朴な幸せは適度な規模の町のほうが見つけやすいと思う。
ブライアンと話をしてて、僕も、目がギラギラ系で、キャリア志向の強いアジア人移民の一人に見えるのかなぁと思ったりしました。あと、僕も冬の旅行の計画を立てなければ!!!ブライアンと話をしてて、アルゼンチンがいいなーと思い始めた。あと、冬なので暖かいメキシコのビーチなんかもいいかなぁと。