2007年11月18日日曜日

レミーのおいしいレストラン



出張前で超忙しい中、またジェームスが人の予定を省みずに映画を借りてきた。週末だし、ま、いいかと見てしまったけれど、後で泣きを見るのは自分・・・。

だけどいい映画だった。見たのは『レミーのおいしいレストラン』日本でも11月14日にDVDが発売されるとか。

ディズニーの映画ってことで、やっぱ、ゲイ・キャラを発見。主人公のドブネズミ、レミーがそれかなと。レミーは、くさい残飯が嫌いで、グルメ。しかも超グルメでテレビの料理教室を見たり、人間の文字を覚えて料理本まで読めるようになった。父親にばれると怒られるので、それは秘密にしている・・・。しかも、他のドブネズミみたいに四つんばいになって歩くと、手が汚れて、汚れた手で食べ物を食べると味が悪くなるから二足歩行をしている。しかも、パリが大好き。これって、野球やその他のスポーツは、服が汚れるからヤダっていう、ゲイ少年たちが、超感情移入してしまうキャラなのでは?

しかも、レミーの父親や兄弟は登場するのに、母親や姉妹は不在。物語自体、女性キャラが一人(リングイーニの恋人になるコレット)しか登場しない。「ニーモ」でも、母親不在の父親と息子っていう関係がテーマだったけど、これって流行?僕の目には、かなりゲイなストーリーだなと映ったんだけど、多分、一般の親子はそうは読まないんだろうね。わかる人だけわかってください、みたいな。

日本語でこの映画を見る人にお願いが。リングイーニが、「ラタトューユ(ratatouille )なんて、rat(ドブネズミ)みたいに聞こえますね」と言うシーンがあるのだけど、これって日本語にすんなり訳せないよねぇ。字幕・吹き替えではどうやってるんですかね?気がついた方は教えてください。

2007年11月11日日曜日

西海岸旅行・写真録

僕らが借りたクライスラー社製のレンタカー。これでLAをめぐったのだー。
Our rent-a-car

山のてっぺんに、Hollywoodの文字、見える?
山にHollywoodの文字、見える?

有名なベニスビーチの屋外マッスル・ジム。手前の肥満一歩という中年カップルががっぷりで見てるのが対照的。
有名なマッスルビーチ

ベニスビーチの夕焼け
ベニスビーチの夕焼け

ベニスビーチのサーファー。10月末に、この姿でサーフィンって、やっぱLAだよねぇー。
ベニスビーチのサーファー

左の彼のふくらはぎが気になる・・・。
ベニスビーチのサーファー

ウェットスーツ・・・
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これ、フォトコンテストに出品したい作品。
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ま、まぶしすぎる。これは夕焼けじゃなくて、爽やか青年サーファーのペアが。萌え。
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場所を変えて、今度はサンフランシスコ。日本の茶庭園。
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日本人移民、100周年の記念碑。ご苦労された先人たちが偲ばれます。
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サンフランシスコは坂の町。
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奥にはアルカトラス島が。
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サンフランシスコの高級住宅地、ロシアンヒルから撮った景色。
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チャイナタウン近く。
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そこはもう、中国だった。
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つるし上げ。
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行き交う人たちが、もう、中国してるでしょ?
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旅行最後の夜に行ったイタリアンレストラン、Picco。サンフランシスコ北のマリーンカウンティにあるので、車がないとちょっといけない。隣にある姉妹店のピザ屋Pizzeria Piccoのオリーブオイル&塩アイスが超美味、という話だったのに、僕らがデザートを注文する頃には隣のお店は早々と弊店。食べ損ねてしまった(涙)。次回に再チャレンジ!

これはリゾット。これまた白トリュフと白ワインが絶妙で、今まで食べたリゾットの中で最高傑作。見た目、グロイですが・・・。
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ハマチのカルパッチョ。
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ラビオリ。
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バタースクウォッシュの・・・。
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ワインとブルース
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ツナタルタル、だったかな。4人いたので、なくなるのが早い。写真撮る前に半分消えてるし・・・。
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アイスクリームが食べられなかったので、チョコレート・ドリンクとチョコレートマドレーヌ。これがまた濃かった。けど完食!
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2007年11月10日土曜日

Mysterious Skin



久々に映画を見ました。金曜の夜だし。自分へのご褒美に。って、ジェームスがレンタル屋から借りてきたからなんだけど。

映画のタイトルは、Mysterious Skin。タイトルからだけでは、あんまり映画の内容が伝わらないけど、いわゆる、アメリカの田舎で育ったティーンネージャーたちの、成長物語。

こう書くと、またなんだか、物語の内容がうまく伝わらないような。

主人公のニールは、ゲイで、10代にして既にハスラーって言えば、少しはカラフルかな。

って、それだけじゃなく、もっと奥が深いストーリーなんだけれど。

再トライ。幼児期のトラウマを、それと知らずに心に引きずる少年二人の物語で、それぞれ交流のないまま10年以上が過ぎたころ、自分たちの人生に大きな影響を及ぼした場所に一緒に立ち返る、っていうお話。やっと言えたー。

監督は、日系アメリカ人のグレッグ・アラキ。日本人離れしたお顔立ちで・・・。一応、この映画は本に基づいているのだけど、主人公を演じたジョゼフ・ゴードン・レビットが、どこかアジア風で、キアヌ・リーブスを若くした感じなのは、監督の趣味だなと思わせる。でも、適役だし、演技もピカッと光ってました。

インディー映画なので派手さはないけれど、じわーっと味の出る秀作。ゲイならではの考えさせられる作品。

2007年11月2日金曜日

ハロウィーンの余波

魔のハロウィーンは、クリスだけに終わらなかった。西海岸の周遊旅行から東海岸に戻る前夜、ボブからメールが・・・。


なんか、僕って、こういうパターンばっかりなんですけど。ナニユエ?


ボブは、友達のボブではなく、3年半前にオタワで偶然(白状しますと、チャットで)知り合ったカナダ人。これまた2週間前に、その3年半ぶりにオタワに行ってきたところなのでこれまた偶然に驚愕。3年半前の夜、オタワのホテルで暇をもてあましてチャット(当時、はまってた)をしていると、向こうから話しかけてきた。なんでも、ボブも昔日本に住んだことがあって、日本人の彼氏もできたけど、仕事の関係でカナダに戻ってきた云々。

その話の途中で、ボブに、「ボビーとかロビーとか子供の頃、呼ばれなかった?」なんてたわいもない会話をしていたとき、「そういば、僕が東京でつきあってたアメリカ人のモトカレがロビーだったよ」なんて話すと、ボブが「Oh my god... no way」とオーバーリアクション。そのとき、チャットから進展して、僕らは電話でお話をしていた。僕はすかさず、「What do you mean?」と聞き返したところ、ボブとロビーは知り合いだったということが判明。今度は僕がOh my god。しかも、ボブのモトカレの日本人は、最初にロビーとつきあってたということも発覚して、ダブルでOMG。しかも当時、ロビーからその日本人のことについて話をよく聞かされていたし・・・。

そんないきさつがあって、僕らは翌日ブランチをしたりボブの1歳の娘(!)に会ったりして家族団らんのひと時をオンタリオで過ごしたのでした。


それから3年半。そのボブから突然、まさに青天の霹靂で連絡がきた。僕も2週間前にオタワに行ったところだったから、ボブのことを思い出してはいました。連絡を取ろうかどうしようか迷ったけど、3年半も前の話だし、きっと今頃はアジア人の彼氏もできて、突然3年前のアバンチュール相手から連絡されても困るだろうって、僕は悲しい独り身を抱きしめて寒いオタワでお仕事だけして帰ってきたのでした。


それからわずか2週間半。今晩、ボブと再会してきた。どこかマイケル・ジェイ・フォックス似のボブ。そうじゃなかったら再会してなかったのに、と面食いな自分を責める僕。3年半ぶりのボブは、多少老けてたけど、人懐っこい表情はそのまま。しかも、最近、大出世をしたらしく、意気揚々。周囲で、出世コースを邁進している人が多すぎで、僕はボブと夕食を食べながら、ジェラシーを通り越してまた一人、精神的孤立状態。

やりがいがあって、しかも給料もアップ、さらには社会的ステータスもある仕事みたいで、3拍子そろったドリーム・ジョブの様子。いいねー、よかったねー、と僕は合相槌をうってあげる役に徹してました。

すると、新しい仕事になって、アメリカ東海岸への出張が増えるらしく、これからはここの町に来ることも増えるから、とのこと。

ヘ?

なんでも、仕事が忙しすぎで、しかも子育てもあって、ここしばらく恋人はいないのだとか。「僕が頻繁にここに来るようになって、君に会っていれば、どうにかなるかもしれないし」とボブ。

「どうにか、ってどういうことですか?」とは聞けなかった・・・。だってあんた、3年半ぶりよ。何考えてんの?マジっすか?それともこれはカナディアン・ジョーク?それって、分かり辛いねん。小難しい口先だけの発言はやめてよね、と言いたいけれど、い・え・な・い。だってマジ顔だったし。マイケル・ジェイ・フォックスにマジ顔でそんなこと言われてみぃ。あんたも一瞬、ほろっと行くベ。しかも、とうとうと、娘と僕が一緒に遊んでいた3年半前のあのシーンが心に残って・・・と言われた日にゃあ、ちょっと信じたくもなるべ。

「で、次はいつ来る予定?」と聞いてみた僕。だって、僕も今月後半にはまたまた日本出張が入ってしまったし。超忙しいのはあんただけじゃないっす。すると、

「次は1月かな」とボブ。

あんた、頻繁の定義がかなりちゃうねん。まる2ヶ月も先っすよ。あんた、それって会ったとしても年に6回。どんな関係が花咲くんすかねー。年に6回で。これ、やっぱ、カナディアン・ジョースですわ。たとえマイケル・ジェイ・フォックスに言われたとしても、笑えまへんわ。




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