2009年3月17日火曜日

改名

LAに引っ越してから、グルメについて書くことが多くなってない?前からグルメ系のことをよく書いてたけど、、、逆にオトコについて書くことが減ったから余計にそう思えるだけ?イヤハヤ、このブログもグルメブログに改名しないといけなくなってきたかもぉ?

ということで、また新たに開拓したLAビバリーヒルズにあるレストランをご紹介・・・。スペイン人シェフ兼オーナーが開いたBazaar by Jose Andres。全米にスペインのタパス料理(小皿料理)レストランをいくつか出していて、僕も彼のお店には何度か行ったことあり。テレビにもよく出てるし、元シェフ&料理評論家&旅行家のAnthony Bourdainの知人でもあるらしい


Chef Jose Andres and Bourdain at Minibar in Cafe Atlantico (Travel Channel)

このレストランは、LA Timesが、唯一4つ星をつけてるとか。最近、できたばかりの高級ホテルLSLホテル内にあって、バーラウンジもビバリーヒルズのクラブという感じのおしゃれなものでした。



まず最初は、スペインのスパークリングワイン、Cava作ったサングリア。普通、サングリアは赤ワインとフルーツで作るけど、安いものだとそこにスプライトなんかを入れてる。だけど、やっぱここは違います。スパークリングワイン、しかも白で作ってくれるんですねぇ。赤以外のサングリアは初体験でした。ただ、難点は、料理とは合わないってこと。食事が出る前に飲み干さないと・・・。


1品目、3種類のイベリコハム。どんぐりとハーブだけで育てた豚とか、いろんな食事療法をさせた豚でできてるんだって。これだけで一皿3000円くらいするってのがすごいけど、それだけの価値あったかも。今まで食べた生ハムで最高。テーブルに置いてたら、脂分が溶け出してるのが見えるくらい。なので、口に入れたとたんにとろけました。


トルティーヤを各要素に分解して、それを再構築して、レイヤー状にしたスープ・・・。って言われて分かる?しかも、中にウズラの半生が入ってて、これは華氏66度で調理したもの。かなりサイエンティフィックな料理だったけど、これも口の中で全てフワフワっと解けて、舌の上にすら後味が残らない空気みたいな料理でした。


りんごとチーズのサラダ。ちょっとチーズケーキっぽい風味。イマイチかな。


イモ。まさに、イモです。スペイン領カナリア諸島の漁師料理だそうで、海水で茹でるので、塩毛がイモに吸収されるのだとか。ウェイトレスが盛んにお勧めするもんだから注文したけど、塩茹でしたイモです・・・・。一緒に行った友達の間でも不評だったのだけど、この後、意外な展開に。テーブルにあると手が伸びて食べちゃうっていうやす・・・。みんなで出した結論は、「枝豆」。そう、これって枝豆です。


キャロットの甘露煮みたいなやつ。ココナッツソースがかかってるので、甘い。どこかタイ料理風。。。これもイマイチ。


ホタテ。塩の結晶が表面についてた。おそらく、地中海の塩かなにかだと思うけど、ミネラル分が強すぎてイマイチ。


これは、Jose Andresのほかのお店でも食べたことがある、ヤギのチーズが詰まったパプリカ。僕の好きな料理の一つ。


クスクス。ザクロの実が入ってて、だし汁がかかってる。参加者の意見、「味噌汁?」


食事にはやっぱりワイン。スペインの有名なワイン産地、Rioja産赤ワイン。60ドルなり。軽めだったけど、飲みやすかった。


きのこのソテー。


ラム肉のステーキ。この晩食べた料理の中で最もおいしかった料理の一つ。赤ワインと合った~。マリアージュ!


もうひとつ、化学実験風料理。綿菓子にくるまれたフォアグラ。ウェイトレス曰く、一口で食べてください~。この綿菓子の量と、中にあるキュービックのフォアグラの量が、これまた絶妙なバランス。おいしゅうございました。一口で5ドルなり~。


食事の後は、デザートテーブルへ移動。雰囲気が変わって良かった。内装も、ヴェルサイユ宮殿風なロココで、ピンク、バラ、蘭がいたるところにあった。





僕が頼んだアップルたるとのなんとか。ソテーされてるけど、軽い。


ハーブティー。


友達が頼んだ、液体窒素で凍らせたデザート。中は空洞。


総評。

最初から最後まで食事をする人を飽きさせない、色々な工夫がちりばめられていて、とても楽しめました。ただ、料理の半分は、ハズレだったように思う。しかも、泡とか綿菓子とか、料理の半分以上が空気でできてて、これだけ食べたのにぜんぜんおなかが一杯にならなかった・・・。帰り道、ラーメンが一杯たべたくなるとはこのことか、っていう感じ。僕らが頼んだメニューのバランスが悪かったのかも。ウェイトレスのアドバイスによると、化学実験風なモダンタパスは軽いので、前菜のつもりで注文して、メインは、トラディショナルなタパス料理を、とのこと。僕ら、ほとんど伝統的料理は注文しなかったからねぇ。でも、十分楽しめるレストランでした。一人100ドル(税・チップ込み)なり~。


追記。
最近、「神の雫」にはまってる・・・。テレビドラマも見たし、今度日本に帰国するときは、マンガも買って読んでみようと思ってるところ。神の雫の原作者による朝日新聞のコラムも読破。このコラムで紹介されてた、世界のワイン業界に関するドキュメンタリー映画、Mundo vinoのDVDもオンラインで購入。

どんどん、ワインの奥深さにはまっていったここ数日・・・。昨晩は、ワイン映画「Bottle Shock」も見て、映画のテーマだった、フランスワインを初めて凌駕したというカリフォルニアワインのシャトー、Chateau Montenelaをネット販売で買ってみようかと品定めしてみたけど、1本3万円ちかくもするので及び腰。まだグルメ道を極めるには至らず・・・。







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