ドッドーンって、下から突き上げる揺れが午後7時40分ごろ、僕のアパートを襲いました。LAに引っ越してきてはじめて体感した地震だったなり。突き上げてくる揺れの後、少し大きめの横揺れもきて、このおんぼろアパートが倒壊しちゃうんじゃないかと少し悪い予感が脳裏を横切ったけど、揺れはすぐに収まった。
だけど、あれって、本当に地震だったの?もしかしたら、2階に住んでるうるさい3兄弟が、また鉄アレイとか床に落としただけなんじゃ?なんて疑問も沸いてきて、思わずジェームスに電話。すると、テレビで確認してみれば?とのアドバイス。そうだね、って、テレビをつけたけど、アメリカって、ほんとのんびりした国だよねぇ。ぜんぜん、地震の緊急速報が流れてない!おおらかっちゅーか、適当っちゅーか。もうこの国のいい加減具合には慣れてきたと思ったんだけど、大晦日のカウントダウンを3時間前のNYタイムズクスエアの録画で終わらせる西海岸に唖然としたのがつい3週間前。こうしてまたこの国の奥の深さを知りましたわ。
結局、ネットで検索して地震情報を調べたら、Santa Monica沖の地中6キロくらいのとこが震源地で、マグニチュード3弱とか。局所的だったみたい。
だけど、さらに驚いたのが、ルームメートのクリスとそのボーイフレンド、ダントン。ちょうど地震が襲ったとき、二人して部屋にしけこんでエッチしてたのよー。地震が起きた最中に。結構、建物も揺れて、僕なんかは揺れが終わってからも落ち着かずにリビングのテレビをつけたりしてたんだけど、二人は部屋から出てくる気配なし。下からの突き上げの揺れを二人は感じなかったのかしらん?別の下からの突き上げの真っ最中で、出るに出られなかったのかもね。
いやねー、それにしても、こうしてラブホテルみたいに週に何回もボーイフレンドを連れ込んでセックスするクリスって、もう最悪。最近、このブログでは書いてなかったけどさ、僕が引っ越してきて以来、ずっとこれだからね。前の同居人が出てった理由がわかるよ。それにすら気づかないクリスって、超鈍感。アメリカ人にありがちだよねぇー。はっきり言葉にして言うまでわからないのって。
でもさ、去年の11月ごろに言ったんだよ。ボーイフレンドがしょっちゅうアパートに来て泊まって食事していくけど、なんだか3人で住んでるみたいで居心地悪いって。2人対1人で人数負けするってのも言いました。言った直後は、ダントンが来る回数が少しだけ減ったけど、最近、また忘れたふりして連れ込むことが増えてる。しかも、ダントンがウルサイんだなぁ。声がでかいし、夜、かならず洗面所で鼻をかむのね。しかもどでかい騒音で。掃除機かける音くらいの大音量。
散々、僕をこのアパートの空いた部屋に連れ込むために甘言をまくしたてたクリスだったけど、ボーイフレンドをここまで連れ込むなんて一言も言わなかったからね。それを知ってたら、絶対、僕はクリスのアパートには引っ越してこなかった。やつもそれを確信してたから言わなかったんだろうけど、やりかたが汚い。僕に我慢しろって言ってるようなもんじゃん?あー、もう早くこんな生活環境から脱出したいよー。ジェームスにさっさとLAに引っ越して来いと言ってるんだけど、ぜんぜん、来るつもりないみたい。大学の寮でも探してそこに引っ越せば?っていう冷たいアドバイスしかないし。そんなに簡単にできるんなら、とっくにやってます。一人用の寮って、超倍率が高いんだよねぇ。
大学の近くに住んでる人と恋仲になって、そこに入り浸れば、このアパートで寝泊りしなくても済む!なんて思ってたけど、そんなに世の中甘くないしね。
LAに引っ越してきたけど、受難続きだよー。マジで、いいことなし。天気が良くてビーチが近いことくらいだけだよマジで。物価も高いし、出会いも厳しいし。なんか、また都会に負けつつあるかも・・・。