2009年6月25日木曜日

セックス

5周年企画?!

このブログを開始してから、再来月で丸5周年!祝祝祝!

自分でも読み返してみて、あんまり成長してないなぁ~~とがっくり来る反面、人間が丸くなってきてるなぁというのが、その文章の変化からわかるね。いやー、このブログを始めた当初は、かなりオカタイ(けど正しい)日本語で書いてる。読んでて若いなって思います。この僕も、5年で少しは成長(緩くなった?)ってことかなぁ~。(老けたとは言わない!)


今月、大学の授業が終わって、夏休みに突入し、かなり暇をもてあましてるということもあり、再びこのブログの更新の頻度が急激にアップ。ここ数ヶ月書いてこなかったから、文章に表現したかった気持ちやもろもろの所感がたまりにたまってるみたい・・・。


そこで今回、ジェイ君に会って、一つここで書いておこうと思ったのがセックスについて。


僕のブログは、その名の通りゲイの生態について赤裸々に書こうと思って始めました。ブログを書き始めの頃なんて、そりゃーもう精力的で、

なぜ、白人とアジア人のカップルは、年寄り白人と若いアジア人というカップルが主流なのか?

ゲイのチャットルームでの生態

他人種を好きになるゲイは人種差別か?

他人種好きのゲイの美意識について

といった日ごろナゾに思ってることを自分なりに理解しようと表現してました。今、読み返してみてもその意見はあまり変わってません・・・。


その割りに、セックスについては禁じ手のように書いてきませんでした。その理由は、僕が若くてシャイな性格ということもあるけれど、ゲイ(性的指向)を前面に出したブログなので、よりいっそう、性の話については慎重だったということがあります。興味本位で僕のブログを読む人もいるだろうし、不特定多数の目に触れるので、少しまじめ路線で格調高い(?)ものにしたかったということを意識してました。

特に、インターネット・ブログなので、「ゲイ」というキーワードで検索すると、そういう性を前面に出した商売のウェッブサイトが上位に表示され、その中に混じってこのブログもヒットし表示される。そういうインターネットの問題(特徴)も考えて、性行為そのものではない、ゲイの生態についてメインにしたブログを目指してました。

でも5年がたって、少し解禁してもいいかなぁと思うようになったのと、5年の体験(?)を経て、表現したいことが固まってきたということも理由かな。5年前は、経験が浅すぎてそもそも書く内容が少なかった・・・・。それと、ジェイ君との「逢瀬」が、僕にとてもあってるので、どこが他の人と違うんだろうぅ~って最近考えてるからというのも理由であります。

じゃ、前置きが長くなりましたが、僕の「セックス考」について。

◆ ◆ ◆

ゲイのセックスを語る場合、これを抜きに話せないってのが、ウケとタチの役割分担。その詳細は、初期の頃のブログで書いてます。僕がここで書くケースは、アジア人ウケ(ネコ、bottom、passive)と白人タチ(top, active)の組み合わせなのでアシカラズ。。。(タチのアジア人を探してる白人ウケの人たちも、干上がってるみたいですな・・・。なので、タチ位置のアジア人諸兄!売り手市場ですゾ!)

★ストレートからリバまで

(白人「達」じゃなく)白人タチにも幅(グラデーション?)がある。限りなくノンケ/ストレートに近い人たちから、限りなくウケに近い人まで。別の言い方をすると、僕がよく言う、「アジア人好きゲイはバイが多い」という人たちがこのノンケ/ストレートに近い人たち。そして、それと対照的なのが「あわよくばウケ」というリバ/versatileのタイプ。

見た目でゲイだとは全く分からない男っぽい人が多いのが、この「ノンケ/ストレートに近い人たち」グループ。なので人気が高くモテル。だけど、見た目でゲイとわからないから、ゲイだとカミングアウトしてなくて、かたくなにクローゼットな問題児が多いのもこのグループ。ガールフレンドがいたり、結婚して子供までいたり・・・。問題が多い人たち。

ただ、この見た目でゲイだとは全く分からない「ノンケ/ストレートに近い人たち」グループも、ゲイ・セックスとなるとウケ好きになる人も結構います。見た目が超ジョックの人とベッドで散々キス三昧をした後、実はネコ(ウケ)だったということも結構あります。女性とするときはもちろん男役なんだけど、男とする場合はウケでストレス発散してるようです。ストレート男性の中には、女性にディOドや指を入れて欲しい人もいるようなので、その亜種とでも考えればいいんでしょうか・・・。

★オーラルか、ノン・オーラルか

この「ノンケ/ストレートに近い人たち」グループは、自分は未だにストレートだと思ってることが多く、男とキスはしないだとか、ましてやオOXOXを口にくわえるというオーラル行為を一切しない人が多い。とにかく自分のオOXOXを面倒見てくれる人を探してるっていう超ワガママな人たちです。

一方、「あわよくばウケ狙い」のリバ/versatileのタイプは、やはりどこか女性的なしぐさの人が多く、物腰が柔らかで親切。相手の気持ちに繊細な思いやりのある人たちが多い。オーラル行為に積極的で、全身をオーラルで奉仕してくれたりする。なので、逆に相手に対してオーラルでの愛撫をあまり求めてこない。もちろんキスは超あり。このタイプの人たちは、恋人関係になることに前向きなことが多い。とにかく、かわいいアジア人が大好き。ハローキティーが大好きな女子高生的。このタイプの人はスリムな人が多く、手の体温が冷たい気がする・・・。根拠はぜんぜんないんだけれど。

ただ、「ノンケ/ストレートに近い人たち」の中にも、部分的にオーラルOKな人たちがいる。その場合、多いのが、キスだけはOKというタイプと、キスとアOルをオーラルに愛撫するのはOKというタイプ。これが最初、僕は慣れなくて驚きました。。。オOXOXのほうが、アOルよりも抵抗が少ないと思うんだけど、一部の「ノンケ/ストレートに近い人たち」にとって、相手のオOXOXは、まったく興味の対象外みたいです・・・。とにかくオシリ大好き人間が多いかな。

これとは全く逆で、キスやアOルはダメなのにオOXOXをくわえるのは大好きという「ノンケ/ストレートに近い人たち」もいます。なんでそんなにキスがダメなのか不思議で不思議でしょうがありません。キスは、肉欲というよりも、心のつながりを求める精神的な色彩が強いからかもしれません。これはリバの人たちにも同様で、キスもアOルもオーラルにはNGだけど、オOXOXだけは大丈夫っていうタイプがいます。

いずれにせよ、必然的に、「ノンケ/ストレートに近い人たち」は、恋人関係は求めることなく、隠れゲイとしてそれだけの関係を探してる人が多いです。また、リバの人たちも、やはりキスがNGな人たちは恋人関係は求めてないですね。


★正常位かお犬さんポーズか

必然的に、「ノンケ/ストレートに近い人たち」はお犬さんポーズが好きです。正常位もやるけど、行くときは必ずお犬さんポーズじゃないとヤダという人が多い。多分、タチの人にとって、前かがみで前後運動をする正常位よりも、腹筋や腰に負担が少なく楽な姿勢なんじゃないかな?あと、角度(?)的に、深く挿入できるので好きなのかも。だけど、おそらく本人たちも気付かない大きな理由が、相手の顔を見なくていいポーズだからなんじゃないかと思う。他の男との行為にどこか罪悪感と羞恥心を持ってるから、行くときは誰にも(行為の相手にすら)自分の姿を見られたくない、という深層心理が、この姿勢へと導いているように思います。

ですので、たとえこのグループの人が正常位をしたとしても、目をつむったままだったり、顔を背けた気難しい顔で頑張ってることが多く、目をのぞくということをあまりしないようです。やはり自分の心の中を覗かれるのを恐れてるのかもしれません。

別の説明としては、とにかくこのタイプの人たちはオシリが大好きなんですね。なので、自分の「息子」が出入りしているのをじっくり観察したいだとか、オシリをナデナデできるからこのポーズが好きという人もいるようです。

もう一つ、「ノンケ/ストレートに近い人たち」が好きな位置があります。それは、自分が仰向けになった(もしくは座った)まま、その上に相手に座ってもらう姿勢です。でもって、頭の後ろで手を組んだりします。要するに、この種の人たちは、王様気分を味わいたいようです。自分は楽な姿勢で寝そべった(座った)まま、相手に奉仕してもらう。またそれをシゲシゲと観察するのが好きなようです。自分の身体と頭(心)を切り離して考える傾向にあるのも、この種の人たちに多いといえるでしょう。これは、自分のオOXOXを、別の心を持った「相棒」だったり「息子」だったり、「ツール(道具)」という、自分からは独立したモノとして感じている傾向があるようです。これは、幼い男の子にも見られる傾向で、かなりフロイト的ですが、典型的なノンケ/ストレートの男性の精神構造と言えるでしょう。

あと、本当にバイの人たちは、男との行為も、女性とやるような感覚でやります。なので、正常位の変化形として、ウケの人の両足を閉じて、そのまま左か右へ90度倒す、「斜め入れ」の姿勢を得意技(?)のように思ってる人がいます。これって、ウケの男としてはぜんぜんダメです。特にナニの太さが足りない場合などは、はずしまくりです。前立腺は身体中央部に位置してるので、90度、倒してしまうとまったく的外れ。バイ人間はここを大きく勘違いして、「男も女とおんなじやろー」と思ってる単細胞が結構います。

また、バイ人間(そして経験の浅いタチ)は、激しければベターと思ってるふしがあります。ノンケのアXルト映画の見すぎなんじゃないでしょうか。もしくは、相手の気持ちよりも、自分の気持ちよさを追求するあまり、手でしごく感覚で脱挿入を繰り返すやからがいます。野蛮です。アOルはとても敏感で、そんなに激しい運動に耐えられるよう作られてません。よっぽど使い込んでる玄人の殿方ならともかく、普通、特殊な訓練なくして激しい動きには耐えられません。バイ人間は、モテルけど、ゲイ・セックスについての理解度が低いという問題も多いといえるでしょう。

これとは正反対に、相手への思いやりがたっぷりの「あわよくばウケ狙い」は、男の身体を深く理解してます。自分もウケ役になることがあるから、どの角度が良くて、どうすれば相手が喜ぶかが分かってます。また、このタイプの人たちは、お犬さんポーズが嫌いです。相手の顔が見られず、コミュニケーションが乏しくなるので、精神的なつながりがなくなる単なるやり行為の象徴として、お犬さんポーズを嫌悪しています。なので、静かな正常位がデファクトです。ただ、贅沢を言うと、こういう思慮深い殿方には、逆に、もう少し、自我を忘れさせてくれるくらいの荒々しさを求めてしまうというのは贅沢でしょうか・・・・。

★困った君

あと、非常に見た目や言動が男っぽくて、「ノンケ/ストレートに近い人たち」のカテゴリーに入って、精神的にもタチ一本やりなんだけど、どうもうまく「立たない」という残念な殿方たちもいます。タチ役というのに、思いのほかストレスを感じ緊張してしまうんでしょうか。それとも、単にイXポテンツなだけなんでしょうか。せっかくかっこよくって男っぽく、しかもアジア人に興味があるというユニコーンのような天然記念物級の男性に会っても、イXポテンツだと夢が壊れます・・・。かといって、こういう人たちがウケ狙いなわけでもありません。気分はタチなのに体がいうことをきかないんです。

だけど、この種の方たち、柔らかいのにそのまま無理やり挿入しようと頑張ります。ウケとしては、心の中では「こりゃーむりだべー」と思いながらも、相手を傷つけまいと、そのまま待つしか余地が残されてなかったりします。下手に無理やりねじ込んで先っぽだけ入った状態は、気持ち悪くてひどいものです。だけど、向こうは「入ったゾ!」っていうだけで偉業を成し遂げたっつーか、とりあえずやったっていう気になるみたいで。そのまま腰を動かし始めたりします。中身はぜんぜん微動だにしてないのに!へんな自己満足です。イXポテンツの仕組みはナゾです。。。

★マッサージ好き

マッサージ好きという種類の人たちもいます。この種の人たちは、タチでもウケでもなく、単にアOルにあまり興味がないかもしれません。あったとしても、指とかディOドで楽しむ傾向にあるようです。でも、基本は手で相手の全身をマッサージするのが大好きという種類の人たちです。ある意味、お医者さん的です。極端な場合だと、自分の身体は触れて欲しくない人もいます。とにかく、他の男性の身体に興味津々で、それはプラモデルを解体するのに熱中する少年のようでもあります。だけど、やっぱり、こういう一方通行型の人とは精神的に深い関係に発展することはありえません。自分の心には防御線を張ってるような人たちです。どこか精神的に幼稚・内向的で、オタク的な気がします。

★出し場所

「行く場所」、つまりどこに出したいかによっても、その人のゲイ度がわかる気がします。例えば、「ノンケ/ストレートに近い人たち」は、相手の口の中や顔面、胸に出したがる傾向が強い気がします。やっぱりお子様なんですね。ジャングルジムのてっぺんに登って、「ママー、見て見て!」という少年のようです。自分が一番というタイプです。一方、相手が出す場所は無関心なのもこの手のやからに多い。自分の面倒は見て欲しいけど、相手の面倒はみないという超ワガママ人です。基本、ストレートの男性ってこういう王様タイプなんでしょうね。

だけど、驚いたことに、「ノンケ/ストレートに近い人たち」の中には、アジア人の相手に自分の顔に出して欲しいという人がたまにいます。ゲイであることを心の奥底にしまいこんでるクローゼットタイプで、だから余計にゲイ・セックスに燃えるタイプの人たちです。どこか自虐的で、「ストレートのオレがこんなことしてるなんて・・・萌え」ってやつですね。こっちとしては、ちょっと引きます。相手のフェティシズムに加担してるだけで、相手は自分の世界に耽溺してる感じ。

「あわよくばウケ狙い」の人たちは、相手を行かせることに情熱を抱いているので、自分の処理は適当に済ませることが多いです。よくあるパターンは、こっちが行ったあと、横に寝そべって、自分でしごいて昇天するという流れ。行かずじまいで、それでもOKという人も結構多いのもこのタイプの特徴でしょう。「ノンケ/ストレートに近い人たち」は、相手が行ってなくても、とにかく自分は絶対行くことが重要な人たち。「あわよくばウケ狙い」の人たちそれとは全く逆なのが興味深いです。

★その他フェチ

このほかにも、手・足フェチ系、コスプレ系、ロールプレイ好き、ボンXージ好きなどさまざまなフェティシズムの持ち主がいます。あまりに派生系の種類が多く細分化しすぎるので今回は割愛します。

★アジア人好きの好み

アジア人好き白人の中にも、どんなアジア人が好きか、好みが分かれます。筋骨隆々の色黒ジョック系アジア人が好みの人もいれば、とにかく背が低くないとダメという人もいます。おじ様方の多くは、体毛が薄く、痩せ型の若いアジア人・ボーイが好きというのは明白ですね。それと、面白いのが、メガネをかけたナーディー系(ダサダサ君)的アジア人が好きという人たちもいます。身体を鍛え上げた超ジョックがナーディー系アジア人を好きだったりすることも極たまーに、あります。理解するのが難しいです・・・。そのほか、東南アジア系にのみ萌える人たちと、中国の北のほうから韓国、日本にかけての、背が高めで細身、手足が長いアジア人をタイプとするグループもいます。

★理想系

じゃー、僕にとってどういう人が理想か?それは、言動や見た目が「ノンケ/ストレートに近い人たち」でありながら、完全にゲイで、自分でもそれを受け入れてる人たち。キスが好きで、基本的にオーラル行為は全般的にOKな人。オーラルって、相手を愛撫するってことで、そのまま相手への愛情の度合いを測る尺度にもなってると思う。やっぱり、キスできない相手とは恋人関係にはなれないし、オーラル行為がNGっていう人は、やっぱりそれだけの関係で終わるでしょう。あと、お犬さんポーズじゃなく、正常位で最後まで昇天してくれる人でしょう。これこそ愛の営みという感じです。

確かにこれまでエキサイティングな相手だったのは、見た目、超ストレートのジョック系やハンサム系で、キスが上手で、オシリ好きな「ノンケ/ストレートに近い人たち」なのは事実。たとえお犬さんポーズが好きな人でも、とにかく「カラダが合う」というやつです。ただ、彼らとは精神的に深くつながることはないというのが悲しい現実です。

そしてジェイ君なんだけど、彼はいい塩梅にグラデーションが中間です。キスも上手で、しかも思いやりがあって、途中で相手への気遣いを見せるあたりがとてもジェントルマン。お犬さんポーズはこれまでリクエストがなく、あまり興味がない模様。常に正常位です。しかも、正常位の状態で、たまに上半身を起こしてポパイのポーズで「腕自慢」をしてくれます。萌え。それにとてもオーラルな人で、基本的にオーラルは何でもありな様子。しかも、僕に対してはあまりリクエストを求めてこない感じで、向こうが一人せっせと頑張る働き者。さすがマッサージ師だ。しかも今、看護士になるべく勉強してるから、人体についても詳しい模様。ジェイ君のメイクラブは、静かなんだけど情熱的。なんかいい旦那さんになるタイプっていうの?

よくよく考えると、こんなタイプは今まで1人、2人、いたかいないかのまれなケース。僕の心が揺れるのも納得だ。




◆ ◆ ◆

少し単純化して僕のセックス考をまとめてみましたが、もちろん、全てのタイプやパターンを網羅してるわけじゃーありません。今回挙げたカテゴリーに全く入らない人もいるでしょう。あと、僕の恋愛遍歴がさらに重ねられるにつれて、またセックス観も変わってくると思います。

これを読んで、「僕の前のカレはこんな感じだった」とか、「このどのタイプにも当てはまらない」っていう体験をされている方、ぜひ、その体験を共有してくださいな。僕にとっても「未知との遭遇」かもしれないし。

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