2011年12月15日木曜日

震災をテーマにしたしりあがり寿さんのマンガがメディア芸術祭賞で優秀賞 Cartoonist Shiriagari Kotobuki, Known for his Gay Comics, Won Prize for his Earthquake-Themed Manga

今日の新聞を読んでたら、『震災テーマ、しりあがり寿さんのマンガ優秀賞 芸術祭賞』っていう記事を見かけたぞ。

「しりあがり寿」っていうインパクトある名前に見覚えあり~。この漫画家さんって、日本のゲイ雑誌に連載持ってる(た?)方だよね?「ヘタウマな作風」というか、「キモキャラ」というか、味のある線で印象深い絵を描いてた人、というかんじで覚えてた。

ゲイの中年サラリーマンが、イケメンの若手社員を前にしていろいろおバカなことをしでかす、っていう4コマ漫画みたいなのをゲイ雑誌で連載してたよね?!タイトル忘れちゃったけど。


ゲイ・キャラが下ネタを連発してる漫画しか知らなかったから、「しりあがり寿さんの漫画が芸術祭賞で優秀賞?!」っていう記事タイトルを読んで驚いちゃった。だけど記事の内容を読んでみてわかったのが、かなりまじめな漫画で受賞されたんだね。

日刊サイゾーに、しりあがり寿さんへのインタビュー記事が掲載されてる。これまたかなりまじめなインタビュー。

「正直、自分が受けたショックの100分の1も描けていない」しりあがり寿が見た3.11とマンガの可能性

ゲイ雑誌への連載で覚えていた僕としては、少しはゲイ・キャラの作品についてもインタビューや新聞記事で触れてほしかったんだけど、ぜーんぜん、出てこんね。ウィキペディアで「しりあがり寿」のページを見ても、ゲイとか同性愛とかぜーんぜん触れられてないしー。どういうこと?

「妻は漫画家の西家ヒバリ」とあるから、ノンケ(ヘテロセクシャル)だけど、ゲイ作品を書いてるっていう人みたいね。。。だから別に隠す必要ないと思うんだけど、なぜか全然、彼のゲイ関連の作品とか「ゲイ」「同性愛」っていう単語自体が彼の経歴に出てこないってどういうことなんでしょう?

一応、彼の代表作が『真夜中の弥次さん喜多さん』とウィキでは紹介されてて、これは十返舎一九の『東海道中膝栗毛』をモチーフに、主人公の弥次さんと喜多さんをゲイ・カップルの設定にしたパロディー作品とある。やっぱ、ノンケ(女性と結婚してる)のに同性愛がテーマの作品なんだぁ。不思議だね。。。それとも彼はバイなのかね?

ヘテロセクシャルの女性が、ボーイズラブとかいうジャンルで同性愛を描いた作品を創作するっていうのは前からあるけど、ヘテロセクシャルの男性が、(レズビアンじゃなく)男性同士の同性愛をテーマにした芸術作品を創作したくなる心理って、なんなんだろうね・・・。アメリカでも、最近ではクリント・イーストウッドが監督したゲイ(という噂だった)FBI長官のJ.エドガーの半生を描いた映画があったけど、あれは事実をベースにしたものだから創作じゃないしね。

不思議だ~。

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