・・・映画のスタントマンとして危険な運転シーンを務めることを表の顔としている主人公が、実は夜は犯罪組織を手助けする「逃がし屋」として裏の顔も持っていた。昼間のスタントマンとしての運転テクニックを生かし、夜は、強盗たちを警察などの追手から逃がすための専属運転手として一流の腕を発揮。
しかし彼の私生活は地味で知り合いも少なく、口数も少ない。一匹狼として過ごしていたある日、ふとしたことから同じアパートに住む子持ちの若い女性の面倒をみることになり、次第に彼女に惹かれ始める。彼女の夫は、とある犯罪で刑務所に送られていた。しかしその夫が刑務所から出所してくると、平和な暮らしは一変する。女性とその子のことを想うあまり、ドライバーは刑務所から出てきた男を犯罪組織から逃れさせるため、逃がし屋として手助けすることにする。しかし、そこには仕組まれた罠があり、彼は追われる身となる・・・。
っていう感じ。
こちらが予告編。
どうよ?このストーリーや予告編見て、この映画を見たいって思う?ライアン・ゴスリン好きの僕でも、触手があんま動かんかったわー。だけど、Moneyballが元になった本を読んだことあるし、ストーリーは知ってるから、ま、そういう意味で新鮮さはないんだよなー、ってことで、友達に押し切られる形でDriveを見ることに。
っしたら、思ったよりすっげー楽しめますた、この映画。はっきり言って、この予告編じゃーダメやわー。映画の雰囲気が全然伝わってこんし。予告編の中にもチラっと文字で出てくるけど、この映画監督、今年のカンヌ映画祭で最優秀監督賞をこの映画で受賞してるんだと。映画の本編を観て、ようやくそれが納得。
この映画、確かにマフィアの犯罪ものっていう雰囲気だし、ストーリーもなんかチープ。ストイックな用心棒が、恋した人妻とその子を想って犠牲に・・・っていうのなんてメロドラマやし退屈~っていうのが僕が最初に拒否った理由。だーけーどー、この映画、ナタリー・ポートマンのデビュー作で、あのフランス人監督リュック・ベッソンの映画『レオン』の再来。それと、マフィア・ドラマの金字塔、「ソプラノズ」を掛けた感じ。
今時のCGとか特殊撮影を全然使ってないから、低予算映画というのは否めないけど、見せ方が上手いっていうのかなぁ。最後まで飽きさせないストーリー展開とコマ割り。それと、編集と音楽が斬新だった。映画のポスターにあるDRIVEのロゴがピンクでどこかレトロっぽいように、映画自体の雰囲気も80年代風なんだよね。B級的というべきか。だけどそれがスタイリッシュな雰囲気を醸し出してる。
もちろん、ライアン・ゴスリングを画面いっぱいに堪能できたよ。最近、彼って身体を鍛え上げてるよねぇ~。この映画でヌードになるシーンはなかったけど、シャツの上からでもわかる感じ。そうそう、先月は、ライアンの別の映画、”Crazy, Stupid, Love”を観てたのだ。その中で、ライアンはプレイボーイ役を演じるのだけど、惜しげもなくその鍛え上げた肉体美を披露。ストーリーはイマイチだったけど、見ごたえはある意味あった・・・。頭がジャマ!→
これまでクリーンなイメージの役どころばかりのライアンだったけど、この映画Driveでは狂気を併せ持つ不気味なキャラクターを演じていて、新境地を開拓してました。
来週10月7日には、また彼の新しい映画、「The Ides of March」が全米で公開されるんだねー。ホント、毎月、新作映画に出てるんじゃない、彼?しかもジョージ・クルーニーとの共演。こちらは、大統領選挙戦に巻き込まれる若き青年を描いてて面白そう。
P.S. 今ふと思ったんだけど、ライアン・ゴスリングって、ゲイの(元)ポOノスター 、メイソン・ワイラーに似てるね・・・。
こちらがメイソン・ワイラー
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