これもさっき紹介した『G.B.F.』と同じく、3月20日から開かれた第28回ロンドン・レズビアン&ゲイ映画祭でオープニングに上映された映画。タイトルは、『リルティング(原題) / Lilting』。
映画のストーリーはというと、
主人公リチャード(ベン・ウィショー)が、老人ホームにいる、恋人カイ(アンドリュー・レオン)の中国系カンボジア人の母(チェン・ペイペイ)を訪ねるところから始まり、徐々に3人の現在を浮かび上がらせるハートフルな人間ドラマ
だそう。
ホン・カウ監督自身が、中国系カンボジア人移民なんだね。だから自分と母親の関係を重ね合わせた自伝的映画?みたい。
これが予告編と監督へのインタビューなんだけど(あ、これも日本語字幕なし)、予告編からもっと詳しいストーリーが明らかにされてる。
主人公の白人イギリス人リチャードにはゲイの恋人カイがいたんだけど、どうもカイが死んじゃうみたい。一人息子のカイを失った彼の母親は、英語も話せなくて、彼女の面倒をリチャードがみることになる、、、というようなお話みたい。
だけどカイの年老いた母親は、カイがゲイだったということを知らず、リチャードがカイの恋人だったということも知らない、という設定。メンドクサイなぁ、、、(`ヘ´;)
やっぱ、アジア系移民の家庭に生まれると、カミングアウトすることは難しいってことなんだろうけど、母親へカミングアウトできなかった一人息子っていうテーマって、1990年代っていう感じがして古く感じるのは僕だけ?ま、ゲイにとっては永遠のテーマなんだろうけど、、、。
ただ、主人公が残された白人ボーイフレンドで、彼と残されたアジア人の母親の関係を描くというのは新鮮かもね。でも、それもアジア人息子として自分が果たせなかった母親との和解を、白人ボーイフレンドに自分の代わりをさせてカタルシスを得るっていうプロットはなんか逃げてるきがするなー(って、まだ映画を見てないけどさ、、、)。
むかし、事故で突然ゲイの兄(アジア人)を亡くした自閉症の弟と、兄の残されたボーイフレンド(白人)の交流を描いた映画を見たことがあったな、そういえば。アジア人と白人のゲイカップルは幸せになれない運命にあるっていいたいのかね?!?!アジア人監督が悲劇を好む傾向にあるのかもしんないけど。
あ、これだ。『White Frog』っていう2012年の映画。 ま、低予算のB級だったけど、、、。
ちなみに、『Lilting』で主役を演じるイギリス人のベン・ウィショウ(33歳)は、去年の8月にカミングアウトしたんだって。彼って、007の映画Skyfallに出演してたんだー。ジェームス・ボンドのガジェットを作る人の役で出てたというけど、記憶にない、、、。だってタイプじゃないんだもーん。
ベンは、オーストラリア人の作曲家Mark Bradshawと2012年にシビル・パートナーシップを結んでるんだと。最近、イギリスで同性結婚んが合法化されたから、もうイギリスで結婚してるかもね。お幸せに〜。
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