2週間前からイギリスで放送が始まったゲイドラマの『Cucumber(キュウリ)』。その第3話がイケメンの既婚者男Mr. Pascoeとの不倫で、自分の体験とが重なって恐ろしいほどの臨場感。
何の予告編も見ずにドラマを追っかけてるから、今週のエピソードがどんなものか全然予備知識がなく見始めた。そしたらなんかイケメンのパパと5年ぶりに再会するシーンが出てきた。
「いやー、こんなパパ、絶対イケルわ〜」って思いながらかぶりつきで鑑賞。
この人の奥さん(写真の右側)が、ドラマ準主人公の青年グレゴリー(写真右端のブロンド男性)のお母さんと知り合いという設定で、マンチェスターの街中で偶然グレゴリーを見かけて声をかけてきた。
「あら久しぶりー、グレゴリーじゃない?」
そして夫(Mr. Pascoe)の方も、グレゴリーを5年前に知ってたそうで、グレゴリーが通ってた高校で(?)教鞭を取ってたというから、先生と生徒の関係だった模様。グレゴリーも、彼が自分の元教師だったということで、再開時も"Sir"と呼んでる。
「これからランチなんだけど、10分間だけでも一緒にお茶しない?」と何も知らない妻。
そしてレストランでランチ。無邪気な妻は根掘り葉掘りグレゴリーに質問攻め。グレゴリーはロンドン(?)の大学を中退してからマンチェスターに戻ってきて、今はシェフの見習いをしてることなんかを告げる。
そのとき、グレゴリーをみつめるMr. Pascoeの目が既に獲物を狙う目でヤラシイ。
するとこのMr. P、自分の娘にわざと水をこぼして、二人だけの時間を作る計画に!妻は、娘を着替えさせるためにトイレへ——
「あの部屋を覚えてるか?まだその匂いがお前の股の間からするぜ」
な、なぬ??突然の展開に事情がよく飲み込めない視聴者は多かったはず。いきなりのカミングアウト。昔、この二人がそういう関係にあったことをほのめかすセリフがMr. Pの口から出てきた。
「なんで大学を辞めたんだ?もう一回、やってみろよ」と親身なセリフも言うMr. P。
「わかんないよ、、、」とうつむき加減にあやふやな返事をするグレゴリー。
「今、ものすごく固くなってるんだ、、、俺、、、君は?」と2番目の乳飲み子を膝にかかえながら語るMr. P。
「僕はNoだ」と目を見て答えるグレゴリー。
「それは嘘だね」と間髪入れず心を見透かしたように返事を否定する。
「俺の妻は最高の女性だけど、お前に挿入したい、、、あの部屋を覚えてるか?最高だった、、、またやらせてくれないか?」
驚くグレゴリー。「僕らの関係は終わったんだ!」と強く拒絶する。
「俺はお前と結婚したいわけじゃないんだ。最後にもう1回だけやろうぜ。なあ、いいだろ?」
レストランで周りに人がいる中、小声でこんなことを続ける既婚者のMr. P。
「いつ?」とグレゴリー。
「今だ」
「今?」
「どこか場所はあるだろ?どこに住んでるんだ?君のアパートは?」
「だめだ、遠すぎる」
「ここはマンチェスターの街中だ。トイレとか、そういうヤレる場所があるだろ。君はここに住んでるんだから何かいい所がないか考えろ」
そうこうしているうちに妻が戻りそうなのを察知して、Mr. Pはグレゴリーの携帯に自分の番号を打ち込む。
「テキストするから、レストランを出たら僕らの後を気づかれないようについてこい」
「電話番号は交換しないって、あのとき話してたじゃないか」
「今回だけ例外だ。これを逃したら、もう俺はお前と二度と会うことはない。これが最後なんだ——だから最後にお前の中でイキたい」とグレゴリーを見つめる。
***
かなりの緊迫シーンで、見てる方も興奮しっぱなし、、、
レストランを出てグレゴリーはこっそり二人の後をつける。そして、言い訳を作って妻と子供達と別れたMr. Pは、近くの美術館のトイレへ向かう。
「美術館の2階のトイレだ」とグレゴリーにテキストする。
彼を追って美術館に入るグレゴリー。2階の男性用トイレの前までやってきたグレゴリー、、、
しかし彼は、最後の一歩を踏み出す前に、きびすを返して美術館を立ち去ってしまう。
えー、ここで帰るか?!って、視聴者にはかなりガッカリ、、、
***
バイト先のレストランから、グレゴリーはまた彼にテキストを送る。
「再会できてよかった」
するとすぐに返事が来て、「僕も。でもこの番号はもう消してくれ」
浮気する既婚者って、ホント身勝手!
ただ、5年間、消えていたはずの彼への気持ちにまた火がついてしまったグレゴリーは、悶々として抑えきれなくなる。
自宅に戻って、学生時代に描きためていた絵を引きずり出す。その中に、当時先生だった彼Mr. Pascoeと情事を交わす自分たちの姿を描いたイラストがあった。
そのイラストの一枚をスマホで写真に撮って、彼に送信。
添えられたメッセージには、「会いたい」
***
夜になってグレゴリーのアパートにやってきたMr. P。当時、グレゴリーが描いたイラストを眺めながら、
「電話番号もeメールも交換無し、写真も一切なしだって言ったじゃないか、、、このイラストには僕の名前まで描かれてる、、、」
「お好きなように。あなたにあげるよ。全て」と意味深なことを言うグレゴリー。
「ホントに?でも残念だけど家には持って帰れないな、、、」
「お好きなように」
「この絵で何回イッタんだい?」
「もう何百回も、、、」
「だろうな」
でこんなことに!!舌が入っちゃってます。
で、こんなことに
すると、受けポジのグレゴリーが、突然、「俺にタチをやらせてくれ」と。
きょとんとするMr. P。
「ウケ役をすることは弱さじゃないんだよ」とMr. Pに告げるグレゴリー。
「それはわかってる」
「じゃ、やらせて」
「、、、僕らの一番良かった頃は、とうの昔に過ぎ去ってたみたいだ」
「それは、僕が年を取りすぎたってこと?」
「 そうは言ってない」
「わかったよ。じゃ、もうおしまい」と、服を着始めるグレゴリー。
あんなに萌えてたのにイカズにこうも易々と店じまいできるもの?!俺だったらできないなー。
あ、でも、これってもともとグレゴリーの復讐だったのかも。最初っから、Mr. Pをイカせるつもりはなく、これはトラップだったと、、、。
遅れて服を着始めたMr. Pの後ろ姿を写真に収めるグレゴリー。
「今、俺を撮った?」と焦るMr. P。
「記念にね」
「写真は撮らないって言ったじゃないか。それがルールだって。消してくれ」
「学校で、また新しい男子学生を見つけてやってるの?」
「誰ともしてない。もう幸せな結婚してるんだ。子供もいるし、、、君だけだった」
「あっそ、、、で、僕、彼女の番号を持ってるんだ」
「なんだって?」
「サリー(奥さん)の番号」
で、この後が修羅場。どうも、グレゴリーがまだ未成年(15歳?)の頃の関係で、それがきっかけでグレゴリーは大学も中退、人生をめちゃくちゃにされたと思ってる。
二人が携帯電話を奪おうともみ合う中、ドラマ主人公の中年オヤジが参戦。ルームメートの黒人青年ディーンも登場。そして中年オヤジのパートナーで、現在別居中の黒人男性もアパートに立ち寄るっていうコメディーな展開。
騒ぎが落ち着いて全員がリビングルームに座り込む中、主人公の中年オヤジが幼少期の記憶を語りだす。
「俺は自分がゲイだってことが怖かった、、、バレるのが怖かった、、、これまでずっと周りの男たちが怖かった、、、」
そしてほんの短い沈黙を経て、
「写真を送信しろ」
それを聞いたグレゴリーは、自分の携帯から写真を送信する。
「fuxk!」と怒鳴って飛び出すMr. P。
復習を果たしたグレゴリーの横顔はどこか悲しげだったーー
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