俳優のロビン・ウィリアムズがカリフォルニアの自宅で自殺したというニュースが飛び込んできた。彼の自宅は、サンフランシスコ近郊の高級住宅街ティバートン(Tiburon)で、ゴールデンゲートブリッジを渡った反対側。
前からなんでハリウッドに住まないんだろ?と思ってたけど、ずっと育ってきた場所だったんだね。
それにしても、突然の訃報に驚いてしまった人は多いはず。ロサンゼルスでも、今晩のテレビ・ニュースはロビン・ウィリアムズのことでいっぱいだったよ。現地時間で明日の朝、現地警察署が、彼が発見された状況とか詳しくマスコミ発表するそう。
今晩のニュースで、彼の代表作が駆け足で紹介されてたんだけど、特に『Ms. Doubtfier(邦題:ミセス・ダウト)』と、アカデミー助演男優賞を受賞した『Goodwill Hunting(グッド・ウィル・ハンティング)』、『ピーターパン』、そして『Good Morning Vietnam(グッド・モーニング・ベトナム)』なんかが時間多めに流れてたかな。
だけど、僕にとっては、『The Birdcage(バードケージ)』(1996年)が忘れられない彼の代表作。もう、ゲイ映画で金字塔を打ち立てたといってもいいんじゃないかな。元々、1978年のフランスの映画『La Cage aux Folles』 があって、それのアメリカ版として作られた映画だけど、原作を上回る出来映え。
主役の二人、ネイサン・レインと、ロビン・ウィリアムズのゲイ・カップルぶりが息もピッタリで最高。
口ひげを生やしたベア(熊)系のゲイを演じててはまり役だったよね。
あのコミカルな仕草や話しっぷり、そして巧みな演技で、まさにゲイ・バーにいそうな熊ダディーを好演。
僕は彼の息子役をしたDan Futtermanに胸キュンだったけどね。(写真左)
ロビン・ウィリアムズも、若い頃はスポーツ万能で、かなりジョックだったんだってね。
若い頃の写真。いけるわー。ちょっと童顔な感じがいいよね。
彼のパブリシストによると、ここ数週間はひどい鬱病を患っていたとか。あと、麻薬中毒にもなっていて、リハビリにも励んでいたとか。
速報でも、自殺の原因は鬱病が原因と言われてる。
日本でも某お笑いタレントが、鬱病が原因で入院したことがあったけど、テレビなんかで底抜けに明るい人ほど、情緒が反対側に振れて鬱になるって言うよね。躁鬱病というように、躁(明るい状況)と鬱(落ち込む状況)の振れ幅が大きくなって、その間を揺れ動く病気みたい。
享年63歳。まだまだ新しい役に挑戦できる年齢。惜しい人を失くしてしまった。
今はただ、ご冥福をお祈りするのみ。
*数週間前、ここで紹介した映画『The Face of Love ザ・フェイス・オブ・ラブ』が、彼が出演した最後の作品になってしまった。この映画でも、陰のある寂しい男やもめの役でした。
本当に惜しい人を亡くしましたね
返信削除芸能界に疎く映画もほとんど見ない僕でさえもこの俳優さんは好きでした
ちなみにうちのDさんのオフィスが彼の自宅のティブロンのそばでしたのでこの一報が駆け抜けた時オフィスが大騒ぎになっていたそうです・・・
Dさんのオフィスって、そんな高級住宅街のそばにあるのね。もしや通勤は
削除毎日ゴールデンゲートブリッジ経由?素敵〜。
僕は知り合いがちょっと先のサンラファエルに住んでて、尋ねて行ったことあるよ。
所得が高そうなひとたちばかりのハイソな住宅街でした。
そうね、やっぱ地元の人たちは特に騒然となっただろうね。
来年のアカデミー賞では、きっとロビン・ウィリアムズの功績を
たたえた特別映像とかが流れるんだろうね。
ところで、地元警察の記者会見のとき、彼が発見されたときの様子とか、
前日夜の様子なんかが詳しく説明されてたけど、僕のルームメート曰く、
「これは奥さんと前夜になにか大げんかしたか口論になったっぽいね」とのこと。
鬱病が原因で、奥さんとの関係もギクシャクしてたのかもね。