2014年4月27日日曜日

『バーニング・ブルー』 往年の名作『トップ・ガン』をゲイ仕様にした映画

アップルストアに行ってiPadエアーとかiMacをいじってたら、こんなゲイ・エロティックな映画をみつけてしまったwww。表紙からしてエロい。一歩間違ったら、一昔前のポノレノ・ビデオのカバーと間違えそう。

やっぱiMacの大画面を試すには映画の予告編を見るのがいいかなと思って、巨大iMacを操作してたら、もうポスター見ただけで、こりゃーゲイでしょ!ってピンときたのだ。

しかも、タイトルが『バーニング・ブルー(Burning Blue) 』で、副題が『Deny Nothing(何も否定しない)』。完全にゲイですわ。

このポスターには、「人気の舞台演劇が原作」とある。


周りのお客さんを気にしながらアップル・ストアで予告編を見たところ、この二人(海軍か空軍のパイロット)がそういう関係になるみたいね。

これがベッドシーン。

完全にやっちまってんなー。

で、その二人の肉体関係を嗅ぎ付けた同僚パイロットが詰め寄るシーン。

でもその同僚が、どうも訓練中の事故(?)で亡くなるみたい。なんかどっかで見たことあるストーリーじゃね?まさにトム・クルーズの映画『トップ・ガン』がそんなストーリーだったよね。

『トップ・ガン』も、色々と突っ込みどころのある映画だったなー。幼心ながらに萌え萌えになって観た記憶あり。

こういう白いブリーフ1枚のシーンとか、軍人の純白の制服とかいいよねー。


このシーンなんて、視聴者へのサービスとしか思えないよね。トムのポーズがまーなんちゅう無防備な姿勢!後ろからお願いってポーズやわーって思った人、僕以外にもいるでしょ?

あとやたらと男性が脱ぐシーンも多かったし。こういうの見て育ったからガイセンになったのかもなー。


でもさー、軍隊にゲイが入隊することを禁止してたアメリカの法律DADT(Don't Ask, Don't Tell)って廃止されたじゃない?同性結婚も合法化されて、軍隊でもゲイが認められてるこのご時世に、空軍の男性パイロット同士が恋に落ちてもいいんじゃね?って思うんですけど。

一緒にいたアメリカ人の友達に聞くと、今でも同じミッションを遂行してる隊員同士で恋人関係になるのは認められてないんじゃない?っていう鋭いご意見。そういうことなのかね?

あと、ゲイ関係になるパイロットの一人は、隠れゲイで女性と結婚もしちゃうみたいなんだよね。でもこのテーマって古い、、、。

なんか、アメリカのゲイでも、こういう隠れゲイが横行してた時代をノスタルジックに懐かしむ世代の人たちがいるんだなーって思ったんですけど。そういう隠れゲイ(バイ)がゲイ関係に足を突っ込んで悩むっていう昼メロが好物って人、いまだに意外と多いのかも。

僕はこの映画の予告編を見たとき、20年前の映画かと思っちゃったんだけどね。アメリカでは今年6月6日に公開予定らしいっすわ。

これが予告編(会話が全然ないバージョン)



上のYouTube版と同じ予告編

Burning Blue Teaser Trailer from BurningBlue on Vimeo.


英語だけどセリフの入ってる予告編はここ(Apple.com)で見られる。

【加筆】

この記事を書いた後、改めて"Burning Blue"のオフィシャル・サイトを覗いてみた。そしたら、原作になった演劇について説明があって、納得。

作者のDMW Greerって人が、海軍のパイロットだったときの実体験を元にストーリーを作ったんだって。そして初演は1995年のロンドンだったそう。 なるほどねー、やっぱ20年前だったか。

それを映画の脚本にしたのが2008年。そしてニューヨークで撮影が行われたのが2012年。そして去年2013年にカンヌ映画祭で上映されて、ようやく今年、アメリカの一般映画館での上映にこぎつけたと。

上映されるまでに時間がかかりすぎで、その間に時代がどんどん進んじゃったって感が否めないね。でも、それだけゲイを取り巻く環境が改善してきてるってことなんだろうけど。

ってことで、見る側は、90年代の出来事って理解してから見る必要があるんだねー。

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