先週ご報告した、第1話と第2話を見た感想はこちら:
新作ゲイ・ドラマ『ルッキング』を見てみた HBO's New Gay Drama "Looking" - New "Queer As Folk" or Gay "Sex and the City?"
上の写真は、オープニングのシーンで、主人公パトリックと、その同僚のゲイの日系人がパーティーに行くところ。今回は日系人の彼のシーンが増えてた(彼って結構、イケメンだと思うんだけど)。
このアジア人ゲイ友って、『セックス・アンド・ザ・シティー』で言うと、キャリーのゲイ友スタンフォードみたいな立ち位置みたいね。(たまに出てくる異性(異人種)の親友で、恋愛対象ではない。)こういう役所を、"token Asian"とか"token gay"って言うんだよねー。あんま言われて嬉しい言葉ではない。
第3話(Looking at Your Browser History(ブラウザーの閲覧履歴をチェック))でも、主人公パトリックは、なんか性格悪いのが全面に出てて嫌な感じだった。このまま自己中でナルシスト、自信過剰なキャラを続行するつもりなのかね?そのほうが都会に住むビッチなゲイを現実的に反映してるのかもしんないけど、ドラマの主人公としては視聴者の共感が得られないから問題だと思うんだけどー。
そのパトリックは、(ゲイ向けではない一般の)パーティー会場で知り合ったイギリス人が気になって、「やつは絶対ゲイだ。1000ドル賭けてもいいぜ」と同僚と悪のり。パーティー会場(軍艦内)で彼と二人でビデオゲームをするチャンスを得たパトリックは、「君は、女性とプレイするの?それとも男性と?」と、初対面の人には相当失礼なアプローチ。
すると、このイギリス人、実はパトリックのオフィスに明日から配属になった新上司であることが判明。(彼には既にボーイフレンドがいるとも告白。ゲイドラマだから登場人物はげいだらけ〜)
一方、売れないアーティストのオグスティンは、仕事を首になってブルー。気落ちしたまま(カストロの?)カフェでケーキを食べていると、隣のイケメンが話しかけてきた。
「何か悪いことでも?」
「仕事を首になったんだよ」
「で、その仕事は好きだったわけ?」
「いや」
「それじゃ、いいニュースじゃないか」と超優しい。 ⬇この彼。
そして彼は新しく作った名刺を渡しながら、自分がセッ0ス・ワーカー(つまり男娼)であることをあっけらかんと話してきた。
「 君は自分の仕事のことをなんとも思ってないみたいだね」とオグスティン。
「そうさ、数字に強い人は会計士になる。僕は数字には強くないけど、セッ0スはすごく上手いんだ。だからセッ0ス・ワーカーになった。恥ずかしいとは思っていない」
ホンマにこんな人いるんかいな?と思ったけど、こういう仕事に就くゲイって、都市部には結構いるみたいだしね。昔ちらっとつきあったマッサージ師のジェイも、上顧客がアジア人パパのお医者さんで、彼を手で「サービス」するのが仕事だったし、、、。
パトリック、オグスティンに続いて、アラフォーのドムはというと、ウェイター業から脱出するためにレストランを開こうと画策してるのに、資金調達やシェフの引き抜きが上手くいかない。そのストレスを発散するため(?)、このご時世、男湯に出没〜。鍛え上げたカラダを披露〜。
そしたら、年上男性から、スティームルームで話しかけられる。
「昔は、皆フレンドリーで、会話を楽しむ人が多かった」
最初は興味なかったドムも、セッ0スだけを探している他の若い男性とは違う安らぎみたいなのを覚えたのか、会話のキャッチボールを始める。
「あ、あのバズっていう花屋をやってる?うちのズーニーっていうレストランでもそちらの花を使ったことあるよ」とドム。
「知ってるさ。君を見たことがある」
二人が話をしてると、若いイケメンが、ガラス戸越しに自分をしごきながら挑発してきた。
「彼は自分が何を欲しいかわかってるみたいだ」と中年男性。
「そうみたいだ」と同意するドム。
「彼は君のものだ。楽しんできたまえ」
「そうします。でも今度、ランチでも一緒にどうですか?」
「君は僕の場所(花屋)を知ってる。いつでも連絡してくれ」
* * *
という感じのエピソードであっという間の30分が終了。
やっぱビッチなパトリックの性格がますます色濃くなってて、ゲンナリしたけど、残る二人、オグスティンとドムは面白そうなストーリー展開。二人とも仕事がうまくいかず、もがいてる中年ゲイと、彼らの日常ゲイ・ライフ。
やっぱ30分(正味27分)って、短いわー。これ来シーズンから1時間ドラマにならんかね?
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