2011年8月28日日曜日

米国内のゲイの不法滞在者に適用される新しい国外退去ルール New U.S. Deportation Rules for Married Gay Couples

アメリカの各州レベルの同性結婚合法化のニュースは嬉しい一方で、それだけじゃまだ喜べないのが外国人。アメリカ人の彼氏を見つけても、連邦法(アメリカの州をまたいで国全体に適用される)で同性結婚が認められてないから、ストレートの夫婦みたいに外国人の伴侶にアメリカの永住権や市民権、パスポートを与えることができないのはみなさんもご存じのとおり。僕は運よく自力でグリーンカード(永住権)が取れたけど、移民以外でも税金、保険、遺産、養子縁組などなどでゲイ・カップルにはまだ平等な権利が与えられてない。


なので、アメリカ政府がゲイ・カップル(特に片方が外国人)を法的にどう扱うかっていうのが、僕の中ではかなり関心度の高いトピック。そしたら、今週、公共ラジオ放送(NPR)でこんな報道があった。

New Deportation Rules Give Boost To Gay Rights
新たな国外退去ルールによって、ゲイの平等権を後押しする


3分32秒の短い放送なので、英語の勉強に聞くもよし、文字起こしもされてるから原文記事を読むもよし。かなり興味深い内容です。事例として、サンフランシスコのカストロ地区に住むアメリカ人とオーストラリア人のカップルが登場する。

英語を読む・聞くのがめんどくせーっていう人のために、このニュースのポイントはというと、、、
  • アメリカ政府は、このたびアメリカ国内に滞在する不法移民を国外退去処分する際、家族と生活している人たちは優先度を下げることにしたと発表。この「家族」に同性カップルも含める、とオバマ政権は発表。
  • 先週、国土安全保障省は、未対応となっている不法移民のケースを審査し、犯罪者たちを優先的に国外退去にすると発表。逆に、アメリカに合法に入国して、アメリカ国内で家族と地域コミュニティーに強いつながりを築いてる人、そしてアメリカ国民の第一扶養者となっている不法外国人たちの国外退去処分の優先度を下げることにする。これには(州単位で)結婚しているゲイとレズビアンのカップルも含む。
  • 去年コネチカット州でアメリカ国民と同性結婚したベネズエラ人が、不法滞在だったにもかかわらず、政府は国外退去処分を取り下げる決定を今週下した。
  • Defense of Marriage Act(通称DOMA)と呼ばれる連邦法によって、州レベルの同性結婚は連邦レベルで認めない決まりになっているのに、今回のケースによって実質上DOMAの効力が弱くなり、同性カップルにとって大きな勝利となっている。オバマ政権は、既にDOMA法は違憲と表明しているが、DOMAは依然として法律として有効。

このオバマ政権の判断に対して、もちろんDOMAを遵守するよう要求するグループも存在するので、今後の動向から目が離せません。だけど、アメリカにこれから移民したいというゲイ、レズビアンの人、既にアメリカ国内にいるけどグリーンカード取得のめどが立ってない、っていう人は、もうアメリカ人の彼氏、彼女を見つけて、ニューヨーク州とかマサチューセッツ州、コネチカット州、バーモント州(そしてもうすぐカリフォルニア州)で同性結婚しちゃって、一緒に住んで生活してるっていう具体的な既成事実を作ってしまえば強制退去されることはない(その可能性がとても低い)っていう状況なんです!これってすごいことだよ。「地元コミュニティーとの強いつながり」も考慮されるので、地元のボランティアに積極的に参加したり友達を広めるっていうのも重要なポイントになってくるよね。

日本でアメリカ人の彼氏、彼女ができた場合も、とりあえず観光ビザなんかでアメリカ国内に入国しちゃえば、それも「合法的な入国」になるから、その後観光ビザが切れてもアメリカ人と婚姻状態にあれば国外退去は(ほぼ)ないっつー状況。今度行われる大統領の再選挙でもたぶんオバマ大統領が再選されるだろうから、そうなったら彼の任期中に連邦法でも同性結婚が合法化されることになるのではないかと思う。未来は明るいぞ~。

2 件のコメント:

  1. この問題に直面している身としては、マジですごいことです。でも、結婚してないと関係が証明できないのかな・・・。一緒に住んでいるだけではだめなのかな・・・。一応地元コミュニティーとのつながりもあるんだけどな。と不安な毎日・・・。
    WA州も同性婚について来年真剣に議論を始めるらしいです。西海岸で最初に同性婚が合法化されるのはWA州かも・・・。
    最近、NYの移民弁護士と話す機会があって、彼は政権が共和党に渡らない限り、2-3年の内にアメリカで同性婚が合法化されるだろうね、と言っていました・・・。それまで、待てるのか・・・、俺。

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  2. 僕だったらその人と結婚しちゃうな。一緒に住んでるっていうし、もう「夫夫」状態なんでしょう?そこで敢えて同性結婚に踏み切れない理由って何かあるの?かなり個人的なことを聞いちゃいましたが・・・。

    やっぱ、政府も法の前の「平等」を大義名分にしてるから、異性カップル間でも同棲してるだけじゃ外国人のパートナーに永住権や市民権は与えられないっていうことからすると、同性パートナーでも一緒に住んでるだけじゃ特別措置の対象ではなくなるんじゃない?

    今回の政府の方針転換で、連邦法で同性結婚を合法化するまで待つ必要がなくなったってことに近い状態になってるし(つまり州法の結婚で十分ってことで)、ここは彼氏に跪いてWould you marry me?を言いだす状況になってるのでは?!

    ワシントン州在住でも他の州で同性結婚しちゃえば連邦政府はそれを考慮に入れるみたいよ。記事にあるベネズエラ人も、確かニュージャージー在住だけど結婚したのはコネチカット州。サンフランシスコのカップルも、結婚はバーモント州(?)だったし。

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単身渡米してなんとか生き延びてる日本人。主にアメリカで起きてるゲイについてのニュースやハリウッド・セレブ、スポーツ選手たちのゴシップが中心のブログをメインブログで書いてます。恋バナや個人的なことはサブ・ブログで。

 Born and raised in Japan, I decided to immigrate to the U.S. to pursue a more liberated gay life. I am mostly writing about gay-related news and gossip about male celebrities, LGBT issues in general, and sometimes personal bromance. Most of my posts are in Japanese, but I sometimes introduce Japanese television programs and gay-related cultural stuff in English. Feel free to leave comments in my blog. ;)