むか~しゲイの水球クラブに参加してた頃から、全米のゲイのアスリートたちを特集する記事なんかをよく掲載するOutsports.comをよくチェックしてた。そしたら今日のニューヨークタイムズ紙で、このサイトの設立者2人が写真つきで紹介されてた。(記事はこちら)。(そういや、僕のブログでもこれまでカミングアウトしたアスリートをいろいろ紹介してきたよね。カナダ人の水泳選手で、バルセロナ五輪の金メダリスト、Mark TewksburyとかフィギュアスケートのBrian Boitono、野球選手のBilly Bean!など。)
Outsports.comの設立者:左がJim Buzinski(52歳)で右がCyd Zeigler(37歳) 。やっぱ右でしょう。一応この二人は恋人ではないし付き合ったこともないと記事で念押しされてる。やっぱ年齢差あるしね。
このNYタイムズの記事で書かれてるのが、やっぱりいくらゲイの人権が認められつつあるアメリカ社会でも、スポーツ界となると、ゲイはタブー視されてるということ。記事の冒頭には、数週間前に、モルモン教徒の大学ブリガムヤング大学でフットボール選手だったゲイの学生についての記事を掲載したことが触れられてる。そんなジューシーなニュースがあったんやね・・・。見逃してたよ。記事はこちら。でも学生は匿名になっててもちろん写真もない。さぞかしクリーンカットなハンサム学生なんだろうねぇ~。最近だと、交通事故で亡くなった、マイアミ大学のアイスホッケー部のマネジャーだったゲイの学生Brendan Burkeについても取り上げたとか。
Brendan Burke
スーパーボールでは、“hot players of the game”(どの選手がイケテルか)っていう視聴者投稿も受け付けたりしてゲイテーストたっぷり。
その他、この記事で紹介されたカミングアウトしたアスリートはこんな人たち。
Oneonta Collegeのラクロス部キャプテン、Andrew McIntosh(結構、タイプ~)
メリーランド大学のレスリング部、Hudson Taylor。彼自身はストレートだけど、ゲイのスポーツ選手の人権を認めるよう積極的に活動している。彼が最近立ち上げたサイトhttp://athleteally.com/。
マサチューセッツ州の高校(2009年当時)のフットボール選手(coキャプテン)、Corey Johnson
1942年生まれのフットボール選手Dave Kopay
NHL、NFL、NBAなど全米のプロリーグに所属している選手は常時3,500名以上。そのうち1%がゲイでも35名、だけどゲイの選手はもっと多いという調査結果もあるそうな。だけど、Buzinski、ZeiglerそしてKopayも口をそろえるのが、過去10年間、メジャーなチームスポーツ(野球、フットボール、サッカー等)の選手でカミングアウトした男性選手がいないということ。やっぱり個人技じゃなくってチーム・スポーツになると、カミングアウトすることが選手生命にとって致命的っていうことなんだろうね。
でも、世代によって価値観って変わってきてるから、これから高校生や大学生のスポーツ選手でカミングアウトしてくる人たちはどんどん増えるかも。そうすると、若いときにカミングアウトして、それからプロ選手へと成長していくっていう新しいタイプが出てくるだろうね。BuzinskiとZeiglerもそれを期待しているとか。
やっぱり世界をよりよく変えるのは若者なんやねぇ~。
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