2011年4月11日月曜日

「後悔しない50のリスト」、これどう思う?

40代を後悔しない50のリスト」っていうビジネス本が出てるんだって。1万人にインタビューして作ったリストらしい。40代っつーところが眉を上げてしまうけど、リストを読むと20代、30代でも通用するなと思ったよ。


(1)「自分にとって大切なこと」を優先できなかった
→これって、どんな人にとっても一生の課題だよね。特別な才能の持ち主で幼少期から開花してたら、「自分が好きなこと」を一生の仕事にしていけるんだろうけど、ほとんどの凡人にとって、好きなこと・大切なことを優先して生きていくのって難しい。常に妥協を余儀なくされるよね。僕にとって大切なことって、やっぱ自由にゲイとして人生を歩むことと、ガイセン道を全うすることだな。親からは「わがまま」と言われ、頑なにアメリカに残って生活することを貫いてるけど、それで失ったものも多いかもしんない。。。

(2)わかっていても結局「守り」に入ってしまった
→やっぱり攻めの人生選択をしていくことが重要ってことか。

(3)「二元論」で考えなければよかった
→これは、僕の状況から言うと、「日本に住むか、アメリカに住むか」という二元論で考えるのではなく、他の地域も検討すべきってことか?!今後の経済成長や生活水準から言うとシンガポールとか?

(4)「仕事」と「家庭」のバランスが取れなかった
→これは微妙。ゲイにとって、家庭とはなんぞや?子供を持たないにしても、一生の伴侶は欲しいし、作るべきだよね。容色が衰えてからでは遅すぎる。あ、お金があれば、シュガダディになって若者を囲うという第2の人生も可能ではあるけれど・・・。

(5)未来の成功より「今日一日」を大切にすればよかった
→これってどういうことなんでしょう。未来の成功のために一日一日を努力して過ごす、っていうことではないの?未来の成功のために、今日、何かを妥協してしまったってことなのかな?それだったら(1)と同じだよね。

(11)会社が自分に「何を求めているのか」をもっと意識すればよかった
→そうだね、会社勤めの人はこの意識が大切。特にその組織で出世したければ。

(13)「どこまで目指すか」を考えるべきだった
→これは具体的な話を聞きたい。実現可能な目標設定をすべきってことなのか?理想を追いかけすぎて、結局何も達成できなかったという後悔なのか?それとも欲を出しすぎて結局すったもんだになってしまったとか?

(15)「他人を動かすスキル」が身につかなかった
→これはほとんど生まれ持った才能だと思う。カリスマ性とか、人に慕われるタイプとか。小手先のテクニックである程度は身につくスキルもあると思うけどさ、「他人を動かすスキルが身につかなかった」と後悔してる時点で人間ちいせぇー。

(19)「スピード」をもっと重視するべきだった
→なるほどね。自分が置かれた業界にもよるだろうね。

(22)「週末時間」を有効に使えなかった
→何に有効に使えなかったと後悔してるんだろう?趣味?家族?副業?本業?そんなこと言ったらきりないよね。

(25)「付き合いのいい人」である必要などなかった
→これ笑える。相当、良い人なんだろうね。。。僕は付き合い悪いので。

(26)「優先順位」を間違ってしまった
→仕事上の?それとも家族と仕事の優先順位?これも(1)とかぶるべ。

(31)「年下との人間関係」を大切にすべきだった
→年下とも股下外交やっとりますです。はい。

(35)「会社以外の居場所」を見つけておくべきだった
→ゲイは、やっぱゲイに戻れる場所っつーんで「会社以外の場所」を持ってる人は多いでしょう。ノンケの中年サラリーマンにはこういうことを後悔するタイプが多いのかな。

(36)自分自身を「振り返る時間」を持つべきだった
→僕は毎日自分を振り返っております。

(41)年相応の「お金の使い方」を考えればよかった
→今の50代って、まさにバブルの落とし子だったもんねぇ。バブル時代をよく知らない僕の世代とかにはこんな後悔する人は少なそう。

(44)「親業」にもっと積極的に取り組めばよかった
→そもそも人の親になるべきか否か、をゲイは考えないとね・・・。

(45)「上司の能力」を積算しておくべきだった
→なるほど、一つの職場組織で長年勤務を計画してる場合は、自分の能力だけじゃなくって、上司の能力にも影響を受けるってことね。上司が無能だと自分もつぶれるってことか。気を付けましょう。

(47)やはり「出世」したかった
→「出世」に目がくらんで人生設計を見誤ったってこと?それは自分にとって大切なものを優先できなかったってことなのかな?それだとまた(1)とかぶるし。

(49)サラリー以外の「生活の糧」を持つべきだった
→やっぱ、会社に自分の運命を託す時代は終わったってことだよね。いきなり会社を放り出されても食っていける技能なりバイタリティーなり身につけたほうがいいよね、このご時世。

この本のタイトルが「50のリスト」なんだけど、50番目がこの記事には紹介されてない。これは本を買って読めってことなんかな。

それにしても、よくもまあ1万人もの人から後悔録を集めたもんだよねぇ。この後ろ向き度合いがすげー。こういう「ああしとけばよかった」っていう後ろ向きな考え方っていうのが、まさに日本人的思考だよね。能天気なアメリカ人だったら、「俺はこうしたから成功した - 50の法則」とか出しそう。アメリカだったら、こんなルーザー中年の後悔リスト50なんて売れねーべ。失敗した人の話じゃなくて成功した人の話を聞きたいって思うよ。だってさ、失敗・後悔した人たちが、「過去のああしとけばよかった」って思うことを実践しても、成功するとは限らないじゃない?結局、なんらかの後悔をしてる人たちなわけで、結局、何をやってもまた後悔してそうだし。まさに、この本自体が「二元論」で考えちゃってるってことだよね。人生にはAとBの二つの選択肢しかなくて、Aをして後悔したからBにしとけばよかったっていう。でもCっていう選択肢もあるわけで、この本から二元論の枠の外側にあるCという選択肢に気が付けるのか、というと疑問だね。

僕は「楽しい人生だった」と死に際に思えるような50のリストを考えてみよう~。

0 件のコメント:

コメントを投稿

*このサイトで取り上げた内容を記事として転載・流用される場合は、本サイトのURLを情報元として併記していただけると幸いです。m(_ _)m If you would like to republish or mention the content found here, please include my website as a reference and/or source. Thanks!