映画「Easy A」を観た。超お勧め。ゲイ・キャラも登場。
19世紀のアメリカ文学の古典、ホーソンの「緋文字」をモチーフに、現代アメリカの高校生生活の断片を描いた映画。「緋文字(The Scarlet Letter)」は何度も映画化されてて、僕が見たことあったのはデミー・ムーアが主演した1995年版。「Easy A」の中でも、映画「緋文字」を観るよう勧めてるけど、デミー・ムーアのじゃなくって、1926年版をお勧めしてる。
「緋文字」は、1666年(植民地時代)のマサチューセッツ州で、不貞を経て出産した女性が村八分にあうも、相手の男性の名前は頑なに明かさないっていうストーリ。「Easy A」は、現代のロサンゼルス郊外Ojaiにある高校が舞台で、そこで村八分にされる女子学生オリーブが主人公。
学校でこれまで目立たなかったオリーブが、女友達に「コミュニティーカレッジ1年生のボーイフレンドに処女喪失した」とウソをついたことがきっかけで学校で一番有名な存在になる。オリーブの相談にのっていたゲイ友は、そんな彼女のトラブルに便乗して、自分とセッOスしたということにしてほしいと懇願する。彼は学校の男子学生にゲイとからかわれて、このままではやっていけないと泣きそうになる。一度ついたウソが学校中に広まっていたオリーブは、ヤケ気味に今度もウソをつくことに合意。二人は同級生が開く盛大なプールパーティーの舞台で、寝室にわざとらしく二人で入り込み、大声で悶え、ベッドの上で飛び跳ねてドアの反対側に集まってきた同級生を欺くことに成功。
しかし、学校で冴えない男子学生たちの間には、オリーブとこのゲイ学生の間の演技がバレていた。デブの学生、インド人の学生などなど、女の子に縁のない男子学生たちは、オリーブにお金を払って「ヤッた」ことにして欲しいと次々に頼みに来るようになる。モテない男子学生の「駆け込み寺」になった彼女は、アルバイト感覚で引き受け、その噂だけが校内に広がる。敬虔な学生や妬む学生たちからはオリーブは嫌われ者になり、オリーブは親友からも絶交を言い渡されてしまう。まだ処女のオリーブなのに、「やりマン」の緋文字が貼られてしまう。
お金を払ってお願いに来る男子学生たち。だけど、実際にオリーブをデートに誘う男子は一人もいなかった。そんな中、(元)親友の元カレ(長身イケメン)がオリーブをデートに誘いだす。ロマンチックに二人でレストランに行って、今までにないデート。でも、帰り道の駐車場で、彼はオリーブに200ドルを手渡し、「これでさせてくれ」のセリフ。もちろん彼はオリーブの高校での噂を信じてしまっていた。でもオリーブはまだ処女。学校で無視されるだけじゃなく、実際に自分を「買う」男の出現にオリーブは今までついてきた嘘の重大さに心が砕ける。。。
というこんな感じのストーリ。豪華キャストが揃ってるし、脚本もひねりがきいて笑える内容。「高校生がこんなスマートな返事するか?」と思うシーンもしばしばだけど、高校が舞台でも洗練された内容になってるからよしとしよう。
主人公オリーブを演じたEmma Stoneは、声が低くてゲイ受けしそうなキャラ。新たに始まるスパイダーマン・シリーズで、スパイダーマンの恋人役に抜擢された注目株でもある。
オリーブの王子様役を演じるPenn Badgleyがめちゃくちゃかっこよかった。半裸になるシーンがいくつかあって萌え。
Burlesqueにも出演したCam Gigandetがチョイ役で出てた。
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