2004年8月26日木曜日

ゲイ・バッシング Gay Bashing

日本に住んでると、アメリカって、ゲイが多いし、州によっては同性同士の結婚が認められたりしてるし、ゲイにとって住みやすいという印象があると思います。確かにそれも事実なのだけど、マシュー・シェパード君の事件をご存知の方もいるように、ゲイというだけで殺されることも、この国では起こりうるんです。殺人までいかなくても、例えば、ロスのゲイエリアであるWest Hollywoodを夜、一人で歩いていたゲイの青年が、ゲイ・バッシングの標的にされ、ギャングに暴行を受け、あやうく命を落とすところだったという事件も起きている。こういう事件は、日常的に全米各地で起きている。


アメリカ人に出会うと、たまに「日本とアメリカ、どっちのほうがゲイとして住みやすい?」っていう質問を受けることがある。そりゃ、勿論、アメリカのほうがオープンだし、ゲイが社会的に認められつつあって、ゲイの社会認知度は、断然アメリカのほうが日本より進んでいると思うけど、ゲイというだけで殺されることは日本ではない、というふうに答えるようにしている。そう言うと、だいたいどのアメリカ人は唸って言葉を失うのが普通。

実は、一昨日、近所(100メートルくらいしか離れていない場所)で男性ウェイターが、レストラン勤務を終えて自宅に帰る途中、物取りに襲われて殺されるという事件が起きた。この犠牲者の男性は特にゲイという理由で殺されたわけじゃないけど、いかにアメリカが犯罪の多い国か、ということを改めて身につまされた事件だった。

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