2011年11月28日月曜日

カリフォルニア州の人口動態 Americans Leaving CA, Foreign-born Coming to CA

ロサンゼルス・タイムスに面白い統計データがあったのでご紹介。

カリフォルニア州に在住の人口を、①カリフォルニア州生まれのアメリカ人、②他の州生まれのアメリカ人、そして③外国生まれに分けたところ、1900年以来、初めて②他の州生まれのアメリカ人が最低の19%にまで減少して、逆に①カリフォルニア州生まれのアメリカ人と③外国生まれが過去最大を記録したんだそう。


数にすると、こんな感じ。

①カリフォルニア州生まれのアメリカ人(2,010万人)=53.7%
②他の州生まれのアメリカ人(710万人)=19%
③外国生まれ(1020万人)=27%

こちらグラフ

( Robert Burns, Los Angeles Times / November 26, 2011 )

まず驚いたのが、外国生まれの人がこんなに多いということ。27%ってすごいよ。ほぼ、3人に1人が外国生まれ。ま、メキシコや中南米からの(不法)移民なんかも含めるともっと多いだろうし、日本人学生とかビザで短期滞在してる外国人も含めると、またさらにこの数は増えるだろうね。

ただ、ナゾなのが、他の州からカリフォルニア州に引っ越してくるアメリカ人が減ったっていうことなんだけど、やっぱ不況が影響してるのかなぁ。失業率が12%前後という事情は大きいだろうね。カリフォルニア州は所得税も高いし、消費税も高い。ガソリン代も高いし、もろもろの生活費が高いから他の州から引っ越してくる人たちにしてみると敷居が高いっつーのはあるだろうなぁ。

先週、アリゾナ州へ旅行へ行った時も、ガソリンが1ガロンあたり3.02ドルっていうのを見てアゴが落ちそうになった。ロサンゼルスだと、1ガロンあたり4ドルを切るなんていうのは稀な状態だから、これだけみても、アリゾナの生活費はロサンゼルスのより4分の1低いってことだよね。。。


そうだ、アリゾナ州では、カウボーイやカウガールが集まるダンス・バー(?)に連れて行ってもらった。まさに映画、『ブロークバック・マウンテン』 の世界が広がってた。カウボーイには憧れるけど、実際に住むとなると障害が多すぎ。やっぱ保守的な人達が多い地域っていう雰囲気だったからなぁ。

公共施設の入り口なんかに、「銃の持ち込みは禁止」って普通に書いてあるあたりにワナワナしてしまった・・・。アリゾナ州って、公道では銃の携帯は合法なんだよね。だけど博物館とか公共施設では禁止にしてるところがあるから、入口で「銃を携帯してる人はご遠慮ください」っていうメッセージをよく目にした。日本だと、銭湯とかで「タトゥーしてる人はご遠慮ください」、みたいなのと同じ感覚か?!

他に驚いたのが、アリゾナ州とカリフォルニア州の州境で検問があるってこと。カリフォルニア州側からアリゾナ州へ行くときには検問はないんだけど、逆にカリフォルニア州に入ってくるとき、野菜や果物を持ち込んでないか調べられる。まさに国境越えるのに近いものがあるよね。

それにアリゾナ滞在中、アジア人なんて一人も見かけんかったし。生活費は高いカリフォルニアだけど、安く住めるアリゾナに住みたいかと聞かれるとNoだなぁ~。ホント、もう外国って感じ。でもアメリカの大部分が田舎であること考えると、ロサンゼルスみたいな場所のほうが、多くのアメリカ人にしてみると「外国」なんやろうなぁ。

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