2011年7月10日日曜日

コバンザメ出現 Suckerfish again!

7月7日~17日にかけて、ウェストハリウッドではOutfest(GLBTの映画祭)が開かれてる。僕も昨晩、ハリウッドで役者を目指すアダムの赤裸々な(実話に基づいた?)映画、Going Down in La-La Landを見てきた。

主演を演じたMatthew Ludwinski



実際、ファッションモデルとして活躍してるMatthew Ludwinskiの(初の?)主演映画。脱ぎっぷりがやっぱモデルやわ~ってくらい。

映画の予告編



ストーリーはありがちな内容で、役者になるべくロサンゼルスに引っ越してきたアダムが主人公。女友達、キャンディーのアパートで共同生活を始めるけど、まともな仕事が見つからず、しかもLAの高い不法駐車チケットを何度も切られお金に困る生活。すると、ウェストハリウッドのジムで知り合ったゲイのカメラマンに、ポOノ会社での雑用の仕事を紹介される。そのモデル張りの見た目から、ポOノ会社の社長には、ビデオに出てみないか?と執拗に迫られる。だけど「役者になるのが夢なんで」、と断っていたのが、一晩で500ドル以上稼げるというハスラーの仕事を紹介され、それを受けてしまう。

その間、最初に知り合ったカメラマンと恋人関係になって、彼の説得でついにビデオにも出演してしまう。そして彼に連れられて行ったハリウッドのプライベート・パーティー で、彼がドラッグをしながら他人とのセッOスに溺れている姿を見てアダムの目が覚める。

徐々に彼とすれ違いが続く中、アルバイト先の社長からまたハスラーの仕事を紹介されるアダム。今回はテレビでも有名な俳優ジョンが顧客。興味本位から受けたアダムだけど、ゴージャスな家に住み、前回の客とは違ってジェントルマンなジョンを徐々に好きになっていくアダム。ジョンもアダムのことが気に入り、「年間5万ドルの給料を払うから僕のアシスタントにならないか?」と誘い、もちろんアダムは快諾。すべてがうまくいっているように見えたけれど、誰かが二人の仲をゴシップ雑誌にタレこみし、二人の関係は一気に壊れてしまう・・・。はたしてアダムはどうするのか?

というお話。モデルや俳優の卵が大都会で、セッOス 、麻薬、お金に翻弄されながら、ハスラー稼業をして人の闇を覗き見ることを体験し、そして裏切りや絶望に直面しながらも愛を見つける、っていうゲイ映画の王道の映画でした。アジア人ゲイの俳優、Alec Mapaやゲイのゴシップ・ブロガーとして有名なPerez Hiltonとか、知ってる人は知ってるっていう人たちもチョイ役で出演してて、さらに楽しめるキャスティングでもありました。

上映後、監督さんや主役を演じたMatthew Ludwinskiが舞台に登場して挨拶。やっぱMatthewは一般人とはかけ離れてびゅーちふるだったなぁ。輝きが違うんだよね。セレブのオーラが出てた。あと、会場で女優のIllena Douglasが来てた。

この映画に行く前、レセプション・パーティーがあったのだけど、そこに、数週間前のネットワーキングイベントで知り合ったアジア人Jがまた来てた。(向こうも「あ、またやつだ」と思ったかもしんないけど。。。)ここのブログ「ゲイのネットワーキングイベントに参加してきたぞ」で紹介。僕が白人と二人で話してると会話に割って入ってきて会話をさらう、っていう失礼なことを2回もしたヤツ、と言えば覚えてる人もいるかな。こいつ、今晩も同じことをしてきやがった。

僕は1時間ほど遅れてパーティーに到着。既にみんなグループを作って会話に花が咲いてる感じだったので、僕はとりあえずカウンターの列に並んでドリンクを注文。列に並んでると、僕の前で待ってたオジサンが振り向いて僕に話しかけてきた。そしたら、そこに割り込んで会話に入ってくるこのJ!「なんやねんこいつ!もうオコボレにあずかりたいコバンザメ状態やんかー」というのは僕の心の中の声。もちろん口に出しては言わないけれど、かーなーりー先の読める行動パターンしてくるJにうんざり。

僕はドリンクを受け取って別の人たちと会話し始めたのだけど、友達が連れてきていたマッサージ師ケビンを紹介された。腕っぷしが太くて、男性ホルモンがあふれんばかりの典型的なWeHoタイプ?でも内面は落ち着いてて会話が盛り上がる。そこにまたもや割って入ってくるJ・・・。 いい加減にしてくれー。みんなさ、こういうウザイ人間に付きまとわれたらどうする?Leave me alone!とか言ってやりたいけど、「僕は仲良くしようと思ってるのに」とか言われたら、こっちがビッチな人間に映っちゃうしね・・・。

実は今晩、まだ映画チケットを買ってなかった僕。まだ売れ残りがあるから、というのは聞いてたのだけど、マッサージ師と話をしてたら、Jがまたやってきて、

「さっきトイレに並んでたら、別の用事が出来たからって言って2枚チケットを無料でくれた人がいた。チケット1枚いる?」と僕に聞いてきた。

こいつ、ウザイだけじゃなくって使えるかも?と思った僕って、映画の中のアダム並みに金ですぐ買われるタイプ?

「えー、いいの?らっき~」と喜んだ僕だったのだけど、ポケットから2枚のチケットをちらっと見せたJは、そのチケットを再びポケットに戻してしまった。

その時一緒に会話してた別のアジア人が、僕の耳にコソコソ話をしてきた。

「Jって、チケットあげるって言いながら、なんでまたポケットに戻したわけ?変じゃない?」と、まったく僕と同じ見解。

結局、Jは今晩、ずっと僕と一緒に行動をしたかったみたい。すくなくとも僕のチケットを握っている限り、僕と一緒に行動ができると思った模様で、チケットを「人質」にしてたというわけ。映画館に入る列に並ぶ前にも、トイレに行きたいというJを僕は待つ羽目になるわ、一番嫌なヤツと一緒に行動しないといけなくなってしまった。。。

たった1枚の映画チケットで、今度は僕がJのコバンザメ(suckerfish)状態。まー、ヤツの幸運なオコボレに僕が預かってるわけで、ヤツのことを僕のコバンザメ呼ばわりしていたのが一気に立場が逆転。。。I hate this suckerfish!

5 件のコメント:

  1. そのJって人、Tsuyoshiさんのことが好きって可能性ないですか?^^

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  2. う~ん、それはないと思うよ~。昨晩会話してたときも、「みてみて、あの人、ジョージ・クルーニーに似ててセクシィ~」とか白人の髭オヤジを指して言ってたし、僕が話してたマッサージ師を最初に遠目に見かけた時も、「みて、あの人、超セクシーじゃない?」とか言ってたんで、他のアジア人には興味ないアジア人だと思われる。。。kenさんだったら、こういうsuckerfishにどういう対応する?

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  3. 「Jは今晩、ずっと僕と一緒に行動をしたかったみたい」って書かれてるように、好きなのか友達になりたいのかライバルなのか、とにかくTsuyoshiさんのことが気になってる感じはします。
    その場になってみないとわからないけど、オイラだったら「この人はどうしてこういう行動をするのかな?」と好奇心が湧いて、彼の懐に入って本意を確かめたくなるかも。

    案外悪気はないのかもしれないけど、他のアジア人も「変じゃない?」って言うからには、やっぱり鼻に付く感じなのかなぁ?^^

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  4. kenさんはいっつも優しいねぇ~。husband materialってよく言われない?もし直接会ったら、僕、kenさんのこと好きになるかも。sticky riceに衣替え。

    ブログには書かなかったけど、Jって最近SFからLAに引っ越してきたばっかなんだよね。だから知り合いもあんまりいないみたいだし、ゲイの集まりに片っ端から出没してる、と言えば彼の素性が少しは伝わるかなぁ。なので「使える人間は使う」っていうメンタリティー。僕はとりあえずLAに数年いるし、先週の集まりでも知り合いがいたから自然と会話に入っていけたから、Jは僕を「とっかかり」にしたいんじゃないかと。

    Jの性格を疑い始めたのが、初回に出会ったイベントで、自分がオーガナイザーじゃないのに、僕と話してた白人にI'm an organizer for this eventとかウソついてんの。アホすぎー!でもこういうヤツってどこにでもいるよね。

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  5. あは!光栄ですー。残念ながらhusband materialとはノンケ女ぐらいにしか言われないけど、innocentとはよく言われます。良い意味でも悪い意味でも。本質的に悪い人はいない、と信じていられるのは単に今までラッキーだっただけかもしれませんねー。

    直接会ってないから何とも言えないけど、Jくんってなんだかdesperateだよね。パーティーでイイカッコしようとしたり、見栄や虚栄を張ってるみたい。
    そういう人って要するに不器用で、、、実は簡単に手のひらで転がせるタイプだったりすることが多い気がします。
    直接対峙すると腹立つかもだけど、一歩引いて・・・というより上から目線ぐらいで付き合うとちょうどいいかもですよ。^^

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