LAではプライドフェスティバルまっただ中なんだけど、友達に誘われて封切られたばかりのX-Men: First Classを見てきちゃいました。不真面目なゲイ・・・。(プライド・パレードは明日日曜なんで、それには行きますです!)
日本でも同時公開だったんだよね。いやー、これまでで一番面白いX-Menだった。ケビン・ベーコンがいい味出してた。悪役が超似あってた。しかもナチス・ドイツのマッド・サイエンティスト風なのがはまり役。ドイツ語とロシア語を操るシーンがあって、ずいぶん練習したんだろうなぁって思った。
ストーリーは見てからのお楽しみに、ってことで、気になった役者さんが一人いたので紹介。
マグニートの若いころを演じたMichael Fassbender 。彼が年取ったら、イーアン・マケランになる?!ならねーべーー。ちょっと無理ある配役だったかもねw
彼も映画の中でドイツ語ペラペラしゃべってて、すげーって思ったら、半分ドイツ人だった。お父さんがドイツ人なんだって。で母親が北アイルランド人。どうりで。ブラピが主演したInglorious Bastardsにもナチス将校役で出てたんだね。やっぱアメリカ人にも彼の顔はドイツ人顔に見えるんだね。
彼、現在はLAに在住。1977年4月2日生まれの34歳かぁ。やっぱ白人って老けるの早い。30代後半か40代かと思った。
映画のストーリーの一部で、元ナチスの戦犯がアルゼンチンに逃亡し、それを若いエリック(後のマグニート)が復讐のために追いかけるっていうくだりがあるのだけど、確かにアルゼンチンに去年旅行に行ったとき、これがアルゼンチンの陰の歴史っていうのでガイドブックに載ってた。戦争に負けて戦犯として裁かれるのを恐れたナチス将校(?)たちがアルゼンチンに逃亡してきたんだと。なんかそれを思い出した。
あと、X-MenのディレクターとライターのJoss WhedonとBryan Singerが、今回の作品「も」ゲイな作品にわざと仕上げたとゲイ雑誌のインタビューにこたえてる。
たとえば、とあるミュータントがCIAで研究者として働いてたところに、プロフェッサーが紹介されて、「やぁ、君も仲間だね」と見破るシーンがある。他のCIA職員は、この研究者がミュータント(ゲイ)とは知らなかったために、研究者は、
「あ、あの、まだ誰にいも言ってなかったんだ」と言訳する。続けざまに、「誰も僕がミュータントか、って聞いてこなかったから今までそうだと言う機会がなくって」。
これって、まさにアメリカの軍隊に最近まで適用されてたDon't ask, don't tell法(ゲイだと言わないし相手に尋ねもしない=性的指向については口をつぐんでおけっていうルール)じゃんか!
他にも、全身青色のミスティークは、自分の見た目が醜いことにコンプレックスを抱いていたのだけど、途中から「I'm a mutant, and I'm proud!」って、まさに6月はGLBTにとってのプライドを再認識する月にぴったりのメッセージが込められている。この作品にも、ミュータントだとわかる体の特徴をなくしてしまう薬(=ゲイを治す薬のメタファー)が登場して、それを使うかどうか葛藤するというシーンもある。
あと、ネタバレになっちゃいますが(18禁の写真もあるので自己規制してスクロールダウンしてください)、、、、
時代設定がこれまでのX-Menから数十年さかのぼるので、今回の映画にウルベリンは登場しないんだけど、チョイ役でちらっとヒュー・ジャックマンも顔出しするよ。お楽しみに!
ヒュー・ジャックマンって意外と小さい?!体がデカイとナニは小さく見えちゃうってやつ・・・?(この写真は映画とは全く関係ありません。)
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