ゲイにとって、ホリデーシーズンは嬉しさと孤独がない交ぜに押し寄せる季節。
11月の最終週・木曜日が感謝祭(Thanksgiving Day)で国民の休日。ある意味、全米で最大の祝日でもある。クリスマスのほうが盛大なんじゃないの?と思うかもしれないけれど、あれは所詮、クリスチャンの宗教行事。ユダヤ教をはじめさまざまな宗教が入り乱れるアメリカでは、クリスマスは大多数派の宗教イベントではあるけど、アメリカ国民全員に当てはまる行事ではないのだ。だから、宗教を超えてお祝いできる日というので、感謝祭は無害このうえないホリデーとなってる。
その結果、全米の空港、高速道路などは帰省ラッシュで大渋滞に陥るんだけどさ・・・。
一方、商業的にもクリスマスは全米を巻き込む大イベント。ま、年末も近いし、クリスマスがなくてもウキウキ気分になるよね。なので(?)、他の宗教の信者たちも、クリスマスに合わせるかのように、自分たちのホーリーデイ(聖なる日)をクリスマス前後にバッティングさせてる。例えば、ユダヤ教だとハニカ(ChanukahとかHanukkahとか色んなスペルがある)。去年、LAのテレビ局のアナウンサーが、「チャヌカ」と発音して、超バカにされてた・・・。
この他にもKwanzaaっつーのがある。アフリカ系アメリカ人たちが独自に作ったホリデー。クリスマス前後から新年まで7日間のお祝い。クリスマスって、どうしてもヨーロッパ、白人の雪国文化だから、それに対する抵抗感があったのかなぁ。アメリカのお店に行くと、クリスマス用のデコレーションで、ちゃんと黒人の天使とか売ってるし。アジア人のエンジェルって、そーいやー見たことないな。
とにかく、こういうホリデーって、家族と一年の出来事を話し合ったり集まったりする期間じゃない?まだ子供のうちは美味しいものを食べてプレゼントをもらう日っていうので楽しさが先行するけど、一旦、成人して親元を離れると、独り身のゲイにとっては孤独を感じる季節でもあるんだよねぇ~。恋人・パートナーと呼べる人がいて、両親からも認められてたら違うかもしんないけど、多くのゲイにとっては実家から足が遠のく日に違いない。
ということで実家に帰省したくないゲイたちはマイアミのパーティーに友達・恋人と参加したりするんですねぇ。ゲイ・ドラマで有名なQueer as Folkでも、ホワイト・パーティーに参加するっていうエピソードがあったね。
今年もマイアミ・ビーチのバーやクラブではゲイをターゲットにしたホワイト・パーティーがいくつも開かれる模様。参加予定の人とかっています?もしくは、参加したことあるとか?僕は、ずーっと前にフロリダのキーウェストでクリスマスを過ごしたことがある。ホワイト・パーティーはなかったけど、島の半分がゲイで埋め尽くされてたかな・・・。
あと、超お得情報として、感謝祭当日(11月25日前後)は、アメリカ人のほとんどが国内の移動をするから、国際線のフライトは空席が目立つのだ。だから感謝祭に何の思い入れもない日本人としては、この時期に海外旅行をするのが安上がりになりま~すっ。
0 件のコメント:
コメントを投稿