2010年11月2日火曜日

エンジェルの微笑み

ギリシャ人の知人も、仕事が見つかったという連絡あり。めでたい。けど、取り残された感が否めなくもない。。。インド人や中国人など、留学生でもこの不況の真っ只中にあってどんどん仕事を見つけていってるってスゴイなぁと思う。僕なんてグリーンカードも持ってるっつーのに、OPTで就活する同級生に次々に先を追い越されるって、一体?!相当、落ちこぼれっつーことっすね・・・。でも、彼らの話を聞くと、どんどんプッシュして会社に積極的にコンタクトを取っていってる。返事がないと、逆にこっちから電話してその後の状況を直接確認することなんてざら。やっぱ、日本人的な「待ち」の姿勢じゃー、アメリカでチャンスをつかむことが難しいってことか。

あと、テロ以降、OPTビザの条件も変更になって、卒業後90日(120日だったかも?)以内に職に就かないと失効するらしいね。僕が何年も前にOPTビザをもらった頃は、そんな条件はなく、全員1年間有効だったのに。そういう「期限」があるから、留学生は必死になって就職活動をするっていう動機があるのも僕との違いかも。期限がないから、仕事も選びに選んでピッキーになってるっていうのは自分でも反省してるんだけど、でも自分を安売りしたくないじゃん?!齢を重ねるごとに結婚する勢いがつかなくなるっていう女性たちの喩えと似てるかもね・・・。危うい?

ところで、サンフランシスコへの移住計画だけど、とりあえず保留することにした。やっぱりタイミングが合わなかったっすー。それに一旦は決めたアパートも手狭であるっていう点が課題だったこと、そしてLAで良いアパートが簡単に見つかったことなどが理由。一時期は相当乗り気だったんだけどね。SFのアパート探しで相当疲れたというのとSFへの幻想が消えたっつーのも要因の一つ。もちろん、今でもSFは素敵な街だしゲイの首都みたいなとこだし、知人もいるしで、住んでみたいところであることには変わりない(ブライアンの強い勧めもあるし)。だけど、正直な感想を言うと、参入障壁が高かった。

これまで、SFへ引越す可能性があったのって、今回を含めて4回もあるんだよねぇ。なのにそれでも引っ越さない・引っ越せないって、よっぽど僕ってSFに嫌われてるというか縁がないというか。今回、SFでのアパート探しに1ヶ月近く、金額にして20万円(2000ドル)近く費やして、SFの不動産事情が一筋縄ではいかないことも十分学んだ。。。学習代としては高くついちゃったけど、次回、またSFへの引越しを計画するときには、今回の経験を生かすことが出来ると思うし。SFで今回お世話になった知人たちからは、相当残念がる返事が来たのは言うまでもなく・・・。ごめ~ん(涙)。文通を始めてたSFの殿方にもお詫びメールを出した。そしたら、そのうちの一人(野球選手っぽい人)から、「実家がLAで出張でもよく行くから今度LAで会おう」という話に。

僕って宗教的な信仰心は薄いんだけど、タイミングとか、めぐり合わせとかはものすごく信じるタイプ・・・。物事がトントン拍子に進むことってあるじゃない?そういうのって、色んなものの周期が重なって、ドミノが一気に倒れるみたいに物事の流れがスムーズに進む状態を言うんだと思う。そういう時期ってあるよ。今回のSF移住計画は、ことごとくドミノが途中で倒れなかったっていう感じだね。

あと、LAの巨大な重力に逆らえなかったという側面もある。やっぱ、LAには大学の友達がたくさんいるし、同じ市内で引っ越すほうが断然安いし、アパートも見つけやすかったし、就職活動も地元の大学を卒業してるほうが、make senseって思われるみたいだし、卒業生ネットワークが使えるし、、、。それにLAは日本人・日系人の規模が全米一(世界一だったかも)だから、日本食は美味しいし天気も良いし、、、。今度引っ越した場所も、車がなくても徒歩で生活できる場所にある。しかも、ステューの仕事場から徒歩圏内にあることが判明・・・。こりゃーご縁以外の何物でもありませんなぁ。

まだLA在住2年で、「もう少しLAに残って頑張ってみたら?」と天使に囁かれた気分。(悪魔の囁きではなかったはず!)近いうちに今度は天使が微笑んでくれると信じて・・・

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