今晩はアメリカのテレビは選挙一色だね。つまらんー。ま、投票権があれば、また身の入れ方も違ってくるんだろうけどさー。日本人で、アメリカの市民権を選んだ人に色々質問してみたい。やっぱりアメリカに住むのであれば市民権を取ったほうが何かと便利なのかなー。年金のもらえる額が違ってくるというのは聞いたこと有り。なので年金がもらえる直前に米国市民権を取る永住権保持者が多いとか。あと、日本の国籍を保持したままの二重国籍って、ダメなんだけど、やろうと思えば可能なんだよね?パスポートを2つ持ってる人知ってるし。
anyway、カリフォルニア州でも、注目の選挙の結果が出た模様。州知事は、過去に最年少で1度当選したジェリー・ブラウンが、元eBayのCEO、メグ・ウィットマンを抑えて今度は最高齢で再当選。三期目になるんだってね。あと、カリフォルニア州選出の上院議員として、現役のバーバラ・ボクサーが再当選を果たした模様。選挙戦を戦った、元HPのCEO、カーリー・フリオリーナは、開票が終わって勝敗が明らかになるまで負けを認めないらしい。でも、これまでの開票数で、統計的に、ボクサーの勝利はほぼ確実と報道されてる。
今回、カリフォルニア州の州知事と上院議員選は、現役政治家(ともに民主党)と、それに対する共和党の対抗馬として、メグ・ウィットマンとカーリー・フィオリーナっつー、ともにIT企業の社長を務めて何百万ドルという富を築いた白人女性っていう構図だった。彼女たちはとにかく資産があるから、数百万ドル(数億円)規模の予算を使って、ライバル候補者を誹謗中傷するテレビコマーシャルをじゃんじゃん流すという手に出てウンザリ(ブラウンとボクサーも、対抗して独自コマーシャルで中傷合戦やってたけどね)。討論会でも、気が強いの何のって。あんた、まだ自分が大会社の社長だと思ってんじゃないの?っていう傲慢ぶり。誹謗中傷コマーシャルに加えて、自分のイメージキャンペーンなんかもしちゃってるんだけど、超ウソっぽい。
でもカリフォルニア州民は冷静だったね。ちゃんとこれまで政治家として実績を挙げてた二人を再選したことは正解だったと思う。アメリカって、ビジネスで財を成してすることなくなった人たちが、今度は名誉を求めて政治家に走るパターンが多すぎ。金銭欲を満たした人が、今度は名誉欲に走るっていう、誰が見ても明らかな利己的行為なのに。まー、中にはNY市長のブルームバーグみたいに政治家としても手腕を発揮してる人もいるけどね。でもメグ・ウィットマンは、これまで一度も(!)投票したことがないらしい。そんな人にいきなり州知事になられても困るでしょー。それに中傷コマーシャルでも指摘されてたのが、フィオリーナがHPのCEO時代、人きりを大量にやって、職の多くを中国にアウトソーシングしたってこと。それでコストカットを果たしたので、報酬として1億ドルもらったとか。ま、ビジネスとしては良いかもしんないけど、政治家としては超NGでしょう。ま、落選して当然だよね(接戦だったみたいだけどさ)。
そして、元サンフランシスコ市長のガビン・ニューソムが、Lt. Governorとして当選した模様。前にも書きましたが、彼を政治家にしとくのはもったいない!
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