つい先日、羽田からアメリカ行き直行便が就航するっていう話題を振ったけど、その一番機がJALかANAになるかでバトルが繰り広げられてたらしい。この朝日新聞の記事によると、予定を早めに繰り上げるために総動員状態だったとか。出し抜かれたANAのほうは、「そこまでやるか。サービスとしていかがなものか」と言ってるらしいけど、一利用者からしてみれば、「だから倒産するんだよっ」て突っ込みたくなる。もっと利用者の利便性や安全性が向上することに心血を注いで欲しいよねー。
JAL対ANA、一番機めぐり火花 羽田の国際定期便
2010年11月1日3時6分
32年ぶりの国際定期便「第1便」をめぐり、日本航空と全日本空輸が熱い争いを繰り広げた。
「出発時間前ですが、皆さまおそろい次第出発致します」。30日午後11時20分、搭乗口に続く通路で、十数人の日航社員が声を張り上げた。「あと4名」「あと2名」。無線機で確認し、免税店の中までのぞいて乗客を探す。乗客にはチェックイン時、青いひものカードケースを配り首からかけるよう求めていた。一目で区別できるようにするためだ。
同30分には待合室はからっぽに。「なんでこんなに早いの」と戸惑う最後の乗客が乗り込んだのは同35分だった。操縦士らもふだんより30分早く乗り込み、31日午前0時4分、社員の拍手に包まれて離陸。大西賢社長は「やったね」と大喜び。全日空は同7分だった。
実は、先に動いたのは全日空だった。日航のサンフランシスコ行きと全日空のロサンゼルス行きは、ともに定刻は午前0時5分。しかし全日空が26日、定刻を5分繰り上げ、乗客への連絡を始めた。これを知った日航は社内で対策会議を重ね、逆転の秘策を練った。
「歴史に残る一番機がANAかJALかが大事なんです」とある社員。新聞やテレビなどで取り上げられる広告効果を狙い、両社がしのぎを削ったのだった。
全日空社員が「そこまでやるか。サービスとしていかがなものか」と悔しがれば、日航社員は「先に抜け駆けしたのは全日空。怒られる筋合いはない」。
1日以降は定刻の運航になる。(矢島大輔、大蔦幸)
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