恋愛遍歴をここまで重ねてくると、新たな出会いがあっても、「あ、昔つきあっただれそれと同じタイプだな」ってタイポロジー分けするようになってこない?ジョンがまさにそんな感じで、長身で足が超長くてスタイルいいところはいいんだけど、性格面と年齢で、どうしても昔の別れた男を思い出しちゃって、このまま進めていいものかどうか悩むこのごろ。
実は、接客業で鍛え上げてた出張マッサージ師ジェイも、何年も前に知り合ったゲイバーのバーテンだったルークにそっくりでした。見た目も少し似てたし、筋トレに凝ってるとことか、アジア人オンリーなところか、学歴でちょっと引け目を感じてるところとか、人当たりがスムーズでホスト的なところとか・・・・だけど浮気性なところもぴったり同じ。
ただ、どれもこれも経験ベースで、直感で判断してるにすぎない。なんだけど、最近、恋愛を科学的に分析して恋人選びに一役立てようっていう、いかにもアングロサクソン的なサービスが続々と登場してきてます。
例えば、人差し指の長さでゲイ度合いが測れるのご存知?その基本的な診断方法とは、
1.自分の手(特に右手が有効らしい)の人差し指と薬指の長さを比べてみてください
2.人差し指が薬指よりも短い人→男性であればノンケ、女性であればレズビアン
3.人差し指が薬指より長い人→男性であればゲイ、女性であればストレート
だそうです。特にレズビアンを特定するのに精度が高いらしい。僕も自分の指を眺めたところ、人差し指が薬指より長いんだよねぇ。完全にゲイってことで、ま、いまさら科学的に言われたところで驚くべきことではないんだけど、ノンケの人たちって、人差し指が短いんだってさ。これって、母親の胎内にいるときに分泌される性ホルモンの影響で長さが決まってくるらしい。女性ホルモン(エストロゲン)が多いと人差し指が長くなり、男性ホルモン(テスタストロン)が多いと薬指が長くなるらしい。
特に薬指が長いと、音楽の才能や、数学、工学、コンピュータサイエンスに秀でた才能を発揮するんだと。
このほかにも、微妙な指の長さで、その人の性的指向や性格の傾向が分かるらしく、それを自己診断テストにしてオンラインデートに役立ててるサービスがある。他にも、唾液のサンプルを取って、郵送して、遺伝的にマッチした相手を探すサービスもあるっていうから、ちょっとSF世界だよね。
この指診断は、アメリカではちょっと知られたゲイ診断手法で、2000年ごろから新聞や雑誌で取り上げられてる。僕も知っていたけど、改めてぐぐって調べてみたところ、面白い記事を3本見つけました。
まずはこれ。
Length of fingers 'is clue to sex orientation'
2000年に発表された記事で、指診断で性的指向が分かることを紹介したもの。
Look at your fingers. They may tell a lot
2003年にも同じような記事が紹介されてる。
Cupid's Science
そして2007年のこの記事。まさにオンラインデートに指診断など科学的アプローチを取り入れたサービスについての紹介。その診断内容をデザインした人類学者ヘレン・フィッシャー博士へのインタビュー記事。
この記事によると、指以外にもゲイならではの身体的特徴があるらしく、例えば、うるさい音を聞いた場合、男性と女性は異なる瞬きのパターンをするらしいんだけど、レズビアンはノンケの男性と同じ瞬きパターンになるらしい。へぇ~。
フィッシャー博士は、100種類以上の種の性行動を観察した結果、人間を含む動物は次の3種類の脳回路を獲得してるらしい。
1.性的衝動(sex drive)
2.恋愛感情(romantic love)
3.長期間永続する深い心のつながりと安らぎ(attachment)
観察した100種のうち、97種は若年の固体と性行為は行わず、3種だけが行ったらしいのだけど、フィッシャー博士に言わせると、この3種の脳では、おそらく1と2の回路は発達してるけど、3番目の回路は発達してないからそういう行動をとるのだろうとのこと。
そして一番興味を引くのが、指診断でわかるその人の性的指向に影響を与えた性ホルモンのバランス。フィッシャー博士によると、男性ホルモンと女性ホルモンのバランスの違いで、4種類のカテゴリーわけが出来ると考えてる。
1.negotiators(交渉人):女性ホルモンに支配されていて、ソーシャルスキル、想像力が豊かで、他人に親身になれる人。
2.directors(案内人):男性ホルモンに支配されていて、明確な目標があり、上昇志向が強く、独立心が強い。
3.explorers(探検家):ドーパミン(興奮作用を引き起こす物質)に支配されていて、リスクを好み、そのため気まぐれで、好奇心旺盛、変化に順応する能力が高い。
4.builders(構築家):脳内物質としてセロトニンが豊富のため、穏やかな性格で社交的で良心的であり、そのため家庭的な生活を重視。
フィッシャー博士が開発した自己診断テストを受けると、自分がどのパターンに当てはまるか分かるらしい。そのパターンとマッチするパターンがあるらしく、それに該当する男性をマッチングしてくれるんだって。
僕は、1と4かなぁ。でもたまに3の性格が見え隠れする気もする。。。2が強く現れるときもあるし、結局、4つ全部がいろんなバランスでごちゃ混ぜになってるような・・・。
だけど、胎児のときの性ホルモンの影響は偉大らしく、やっぱ、男性ホルモンが多いと顎が四角に発達した男性的な顔立ちになり、エストロゲンが多いと丸顔(童顔?)になるらしい。僕って、童顔なんだよねぇ。やっぱエストロゲンが多かったのか。。。
僕が惹かれる人って、やっぱ男性ホルモンが多そうな人たちなんだけど、ゲイワールドって、そういうテスタストロンが多い人たちは同じような人たちに惹かれると思わない?あんまり正反対・両極タイプのカップルって見たことないんだけど。。。あるとしたら、童顔アジア人ボーイと、白人シュガ・ダディの両極カップルくらい?
いやはや、ここまで科学的に性的指向や性格が分かるようになったっていうのは科学の進歩を感じるけど、今の時点での科学的診断はちと眉唾ものかも。だって、フィッシャー博士自身が言うように、脳が感じる魅力の80%は視覚(見た目)によるものらしいし、一般的に、人口の43%しか、一対一の長期的関係(monogamist)を望まないらしい。人口の半分以上が、長期的関係を結びたいとは思わない浮気性ってことですよ!!!
指の長さもさることながら、モノガミストの少なさに絶望的にならざるを得ない。ただでさえ総人口に占める割合が少ないゲイ、しかもその中でウケとタチ(トップとボトム)に分かれ、年齢制限や人種の好み、地理的制約を加えてると、もう自分の恋愛ターゲットに当てはまる人なんて一握り。その一握りの半分以上が浮気性だなんて・・・・。やるせないっす。。。
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