夏は海外旅行に行くシーズンですね。今日の朝日新聞に、いまどきとしては珍しい(?)ぼったくりレストランがニュースになってました。
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ぼったくりランチ9万円 ローマの有名レストラン閉店
2009年7月3日15時5分
【ローマ=南島信也】イタリアではタクシーやレストランで法外な値段を請求される「ぼったくり」は珍しくないが、ローマ市内にある有名レストランで、日本人観光客がランチ代として約700ユーロ(約9万4千円)を支払わされたとして話題になっている。
伊レプブリカ紙などによると、このレストランはナボーナ広場にある「パセット」。1860年創業で、古くは喜劇王チャールズ・チャプリンやグレース・ケリー、最近ではハリソン・フォードやレオナルド・ディカプリオらが通う店として知られ、日本の旅行ガイド本でも紹介されている。
6月19日、ランチを楽しんだ日本人カップルが支払いを済ませようとした。ところがウエイターが持ってきた勘定書を見てびっくり。前菜が142ユーロ、パスタが208ユーロなど食事代だけで約580ユーロとなっていた。1ケタ間違っているものと思い、クレジットカードで支払ったところ、領収書にはチップとしてさらに約120ユーロが勝手に上乗せされ、合計で約700ユーロになっていたという。
カップルはレストランのオーナーに抗議したが相手にされず、警察に駆け込んだ。ローマ市当局がレストランを調べたところ、衛生上の問題があることもわかり、すぐに営業停止処分が下された。
オーナーは「カキ12個に巨大なロブスター、超高級な魚を注文したからだ」と反論しているが、アレマンノ・ローマ市長は「この店は二度と開かせない」とカンカン。
http://www.asahi.com/international/update/0703/TKY200907030063.html
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日本人も海外旅行慣れしてきているこのご時世、しかもランチで700ユーロっつー、明らかにぼったくりの法外な料金に驚いた。ちょっとごまかして200、300ユーロならわかるけど、700ユーロって、ありえないよね。泥酔詐欺のカブキチョーじゃあるまいし。
でも、確かに日本人は海外でバカにされ、良いカモと思われる傾向にあるよ。特に現地の言葉が分からないと、そこにつけこむ詐欺師は多いでしょう。だから、海外旅行するときは、少しでも現地の言葉を勉強していくと、詐欺に会う機会も減ると思う。例えば、レストランとかでも挨拶は現地語で、とか、注文のとき現地の言葉ですると、向こうも「むむ、こいつはやるな」と思って法外な値段は吹っかけてきにくいと思う。特にヨーロッパの観光地(特に大都市)なんかは、こういう観光客狙いのぼったくり系が多いイメージがある。ローマ、パリ、ロンドン、などなど。(ロンドンは、ぼったくりじゃなくて、単に物価が高く、その割りに食事がまずいってのと、基本的にイギリス人って有色人種に偏見を持ってる人が多いからかもしれませんが・・・。)
アメリカではあまりここまでひどいぼったくりの話は聞いたことないけど、ニューヨークには意地悪な人が結構いたな。ホテルのチェックインのとき、白人男性なんだけど、最初っから意地悪姉さん(多分ゲイ)で、日本で前払いしてたのに「こんなクーポン見たことねー」とかいちゃもん付けた挙句、ゴキブリがバスタブで死んでるような最下層の誰も使ってないような部屋をアサインしてきたことがあった。結局、部屋から別のフロントのお兄さん(ヒスパニック系)に電話したら、上層階のいい部屋に替えてくれた。
あと、ニューヨークのバスの発着場、ポートオーソリティーのキオスクでサンドイッチとクランベリージュースを買ったら、サンドイッチは腐ってたし(一番古いやつをつかまされ)、クランベリージュースはビンのふたが一度開いてるやつだった・・・(ふたをひねっても、カチっと音がしなかった・・・)。
トルコに旅行に行ったときも、ミネラルウォーターを買ったら、ふたが既に開いてるなんてことあったなぁ。多分、水道水を入れて、ミネラルウォーターとして売ってたんでしょう。これはもう10年近く前の話だけどさ。
パリの街頭でサンドイッチを買ったときも、一番古いやつをつかまされてお腹壊したし・・・。
でも、こういう痛い体験は、大学生時代の海外旅行がほとんど。さすがにアメリカで数年生活してきて、こういうせこいまねをする人に会うこともほとんどなくなってきました。ま、英語が上達して、何かトラブルがあっても自分で交渉・対処できるようになったということもあるけど、だいたい、そういうせこい人がいそうな場所には行かなくなったというのもある。観光客が多そうで、ぼったくりも多そうっていう場所が嗅覚でわかるようになってきましたよ。そもそも、古いサンドイッチが置いてそうなキオスクやカフェには行かないとか。
あと、白人のボーイフレンドと旅行すると、こういうトラブルに巻き込まれることが少ないんだよねぇ。やっぱ、白人パワーっつーのか、所詮、アメリカは白人社会っていうのを思い知らされる一場面ではあります。特に、ヨーロッパなんて、白人のジェームスと一緒に旅行したら、親切な現地人と会話する機会がぐっと増えるからね。アジア人だと、やっぱ普通の(アジア人に興味があるゲイじゃなくてという意味)ヨーロッパ人って話しかけにくいんだろうね。
アメリカでも、僕一人だったら問題ないんだけど、英語もままならない家族が遊びにきたりして集団行動すると、もうダメだね。「あ、アジアの国から観光できてる家族だ」っていうレッテル貼られて、もう良いカモ。インド料理屋では、インド人のオヤジに20ドル程度のたかが知れた金額だけど、チップ分を二重に請求されそうになったし、バスの運転手も英語分からないだろうと思ってひどい言葉をかけてきたり、エレベーターの中でも、「こいつら英語わかんねーだろーな」って思った白人カップルとかが僕らのことを話してたり・・・。
あ、でもね、ジェームスとシンガポールに旅行に行ったときは、彼がぼったくられてたよ。超安いホーカーという屋台のお店が密集してるところに食事に行ったとき、僕は現地人に思われて、普通に現地人が食べる100円とかのヌードルをゲットできたんだけど、ジェームスはおばちゃんが写真つきのメニューを見せ始めて、この中から選べっていうんだよね。それがどれも1000円以上の「特別」メニュー。結局、ジェームスは僕が100円のヌードルを頼んだのを知らず、1000円のランチメニューを頼んでた。後でテーブルで一緒になって、「いくらだった?」って互いに聞いて、その値段に10倍の格差があることに絶句。
みなさん海外旅行するときは、スリ、置き引き、強盗、ぼったくりには気をつけましょう。
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