一昨日、LAからカリフォルニアの海岸線ルート1を北上してベイエリアに到着しました。このルート(セントラル・カリフォルニア)を旅するのは初めて。LAを出発したとたんにサンタバーバラに入るけど、人口がとたんに白人オンリーになって、多人種のLAやSFとは全然違った、ある意味、中西部や南部に近い典型的なブルーカラー層たちがわんさかいて意外でした。(あ、サンタバーバラは高級住宅街が広がっていて、リッツィーでしたけど。)
山火事の後の焼けた野山を目にしたり、フランスを思わせるワイナリー畑が一面に広がったり、かと思うと乾燥した草原に牛や馬が放牧されていてカリフォルニア・カウボーイを見かけたり(!)新たなアメリカを発見した12時間でした。特にBig Surの辺りは断崖絶壁が続いていて、それはもう絶景。潮の香りと、寒いほどの海風、そして焼け付く日差しに僕は車の中へ避難することが多かったけど、断崖から下を除いた光景はいい思い出。編隊を成して飛ぶペリカンや、寒くないからシッポがやせ細ったリス、そして海にはアザラシがいたりと、やっぱりカリフォルニアの自然はダイナミックで豊か。あと、狭い2車線の山道を、ツール・ド・フランスに刺激を受けたようなサイクリストが形相で駆け上るシーンも沢山目にした。あぶねーと思いながらも、この辺りは風光明媚だし、僕もLAから車を飛ばしてサイクリングしに来るかもなんて夢想したりしました。
モントレーはルートから少し外れるので素通りして、サンタクルーズでボードウォークを楽しみました。とはいってもものの30分くらい。夏は、毎週金曜日、ライブミュージシャンがやってきてコンサートを開くというので家族連れや、酔っ払ったヒッピーのオヤジ系住人でごったがえしてた。お世辞にも知性や文化度が高い街とは言えなかったけれど、カリフォルニアにもこんなローブラウな街があるのねと、これまた新鮮でした。
そしてパロアルト、マウンテンビューを抜けて、サンフランシスコ市内に突入。夕日が照らすゴールデンゲートブリッジを渡って、ブルースの住むマリン・カウンティーに到着。乾燥してサボテンや背の低い樹木が多かったSoCalとは一転して、セコイヤ系の背の高い常緑樹が生い茂るベイエリアはまた違うねえ。
昨日は一日、サンフランシスコを歩いて散策。ブルースオススメの飲茶のお店は絶品だったし、ゲイのメッカ、カストロ・ストリートをちょっと内陸に入った喫茶店は、1個約4ドル(440円)というクロワッサンが有名なお店にも挑戦。
サンフランシスコって、やっぱり特殊な街だね。多く目に付いたのは、ヒッピー系の若者、観光客、そして白人の浮浪者・麻薬常習者たち。東海岸ではなかなかお目にかからない住人層で、やっぱりヒッピー文化の発祥の地は今も健在って感じでした。それに、8月だというのに寒い!これにはまいった。LAから半ズボンとサンダルで到着した僕にとっては極寒。さすがに昨日はジーンズに長袖シャツ、ウィンドブレーカーを着てたけど、それでも寒い!ジェームスやブルースには、「これって僕にとっては10月下旬の寒さなんですけど」を連発。街を歩くそのほかの人たちもジャンパーやセーターを着こんで秋の景色でした。ベイエリアが一番暖かくなるのは9月10月と言うけれど、去年の10月にやってきたときもそんなに暑くなかったからなぁ。
いつかは住んでみたい街の一つのサンフランシスコだけど、こんなに寒いとは・・・。SoCalに引越しといて正解だったかも。でも、このグルメの街には惚れました~。
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