2004年8月12日木曜日

Gayにとっての教訓!

Gayにとって恋人選びが難しいいくつかの理由が、見た目だけじゃ判断できない二つの重要ポイントがあるっていうこと。一つは、そもそも相手が同じGayかどうか。ま、見た目でもう完全にGayってわかる人もいるけど・・・。でも、Gayの間では、「そう」見えないことが魅力のバロメーターの一つになってるから、日本のGay用語で、ノンケ、つまりそのケがない異性愛者風に見えるということが、男らしさと同義でプラスなんだよね。(これが、「ホモのホモ嫌い」といわれる所以でもある。)アメリカでも、ノンケのことをストレート(straight)と言って、ノンケ風な風貌(straight-acting)を重要視する風潮がこれまた強い。日本よりも、筋骨隆々なマッチョ的イメージにアメリカ人Gayは非常に強いこだわりを持ってるんだなぁ、これが。


イギリス人の知り合い(この人もGay)の話をすると、彼が成田空港に初めて降り立ったとき、日本人の若者男性たちを見て、「Are they all gay?(全員Gay?)」と思ったとか。白人に比べるとスリム体系が多いし、背も低めで、ファッションも中性なものがはやってたりするからだと思うのだけど・・・。これには続きがあって、アメリカ人の間では、ファッショナブルな白人男性がいた場合、「彼はGayか、それとも、イギリス人(ヨーロッパ人)か?」というジョークがあるんだな。アメリカ人のマッチョのイメージは、ファッションなんかにこだわらない荒野を馬に乗って駆けるカウボーイ(ちょっと言い過ぎ?)なんだけど、ヨーロッパ人は、アメリカ人に比べてお洒落で、Gayっぽいというイメージがあることが原因になってるみたい。また最近は、アメリカのGay向け雑誌、『Details』で、「Is he gay, or just Asian?(彼はGayか、それとも単にアジア人か?)」というジョークが掲載され、結構、アジア人ゲイ団体から抗議の声があがったりしました。


なんか相当、脱線してしまったけど、本題にもどると、恋人選びが難しいもう一つの要素は、相手の「役」。日本のGay用語で言う、「タチ」か「ウケ(又はネコとも言う)」のこと。アメリカ英語では、「top」、「bottom」、イギリスでは「active」、「passive」のことですね。ここまで言って、ピンとこない方のために、もっと直接的なご説明をいたしますと、「男役」と「女役」のことでございます(←なぜかデスマス調)。その中間、つまり両方OKという人は、日本語では「リバ」というらしい(←最近知りました)。英語のリバーシブルの略だけど、アメリカではリバーシブルなんて言わないんだけどなぁ。裏返しても着れる服じゃないんだから・・・。アメリカでは、versatile(ヴァーサトゥ)と言います。さて、こういった見た目では必ずしもはっきりしないことを見極めることが、Gayの恋人選びをさらに一層、厳しくしているのです!

以前、ごっついオトコマエの人と出会ったとき、相手の方が背も高いし年上だし、何でもリードしてくれるんで、すっかり「そう」思い込んでいたら、とんでもない間違いでした・・・。でも、だいたい、見た目で分かるパターンも多いし、少し話しをしていると分かってくるもんだけどね。たまにGayのセンサー(Gaydar(ゲイダー)と言う)の感度がおちることもあったりして困りものです。相手のかっこよさにこっちの目がくらんでたのかも・・・。でも、今にして思うと、確信犯的だったかも。「相手のことなんてお構いなし、とにかく自分のニーズを優先させます」っていうタイプだったな。魅力的なヒトほど、相手を自分に合わせさせようとするんでしょうか。ここでGayにとっての教訓:「磨くべきものとは、容姿、内面、そしてゲイダーである」

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