2014年3月14日金曜日

アメリカの体育会系男子学生たちが続々とカミングアウト! American College Athletes Coming Out! #ComingOutMatters


ノートルダム大学の学生で、スター・テニス選手のマット・ドゥーリーがゲイだとカミングアウトしたと、先週報道された

 写真を見たら超タイプ〜。22歳だけど、やっぱ白人って大人っぽいよね。

だけど、彼、1年前に自殺未遂してたんだって。もちろん、その原因はゲイであること。

ノートルダム大学はカトリック系の大学で有名で保守的。マットの家族もカトリック教徒で、週末は教会に行くような家族なのだとか。それに家族に軍人もいて、いわゆるアメリカの典型的な保守的家庭。

そういう家庭環境で育ったから、とにかく自分がゲイであるという事実を受入れられず、自分自身の性的指向を恐れる「internal homo phobia」状態だったそう。自分がゲイであることがバレるくらいなら、死んだ方がましと思い、自殺未遂に至ったのだとか。

ここで彼のカミングアウトに至った経緯や心境が語られてる。その中で心を打った彼のコメント:

「自分自身は価値ある人間だっていうことがわかったし、僕のセクシュアリティは善でも悪でもないって受入れられるようになった。自分自身を尊重するということを学び、他人からも尊重されるべきだと考えるようになった。僕は(周囲の人たちを)信頼するっていうことを再び学んだし、そしてなにより僕は一人じゃないっていうことにも気がついたんだ。来る日も来る日も、(周囲の人たちに)見捨てられるんじゃないかという同じ恐怖と戦っている、僕みたいな人たちが他にもいるっていうことに」
22歳で自殺まで思い詰めて、さぞ辛かっただろうね。特に、こういう一見ゲイだとは見えない男っぽい人ほど、ゲイであることに苦しむ傾向がある気がする。

きっと『ブロークバックマウンテン』の時代とかそれ以前だと、こういう男たちはゲイであることを偽って生き続けるか、命を絶つっていうことが多かったんだろうけど、最近は、どんどんサポートグループもできてきてるし、ドラマ化や映画化なんかもされて周囲が受入れてあげやすい状況にもなってるんだろうね。

それにしてもマットって男前。特にこういう真剣な顔つきって萌え〜。

これもいいっす。

そして、Drew大学の野球部捕手選手のマット・カプラン(21歳)も先月2月末にカミングアウトしたと報道。ちなみに、捕手(catcher)って、英語だと「ネコ」「ウケ役」という意味になります。




バージニア工科大学の水泳選手、パーカー・キャンプも今月カミングアウトしたと報道

この写真の左側。




カナダ人の全国男子バレーボール選手、クリス・ヴォス(23歳)も今年1月にカミングアウト


Kenyon Collegeのラクロス部選手の、ホールデン・リチャーズ( Holden Richards)は、今年1月にカミングアウトしたと報道。既にアディソン(Addison)というボーイフレンドがいるんだってー。


 ホールデン(左)とそのボーイフレンド(右)。ラブラブ〜♥️

オレゴン州にあるWillamette Universityのアメフト選手、コナー・マーテンズ(Conner Mertens)は、今年1月にカミングアウトしたと報道


コナーへのインタビュー動画はこれ。


ペンシルバニア州のShippensburg Universityでトラック競技選手のラクワン・チャップマン(LeQuan Chapman)も、今年1月カミングアウトしたと報道


 カンザス州のカトリック系大学でバスケットボール選手のジャレン・メッサースミス(Jallen Messersmith)も、去年5月にカミングアウトしたと報道。彼はモルモン教の家庭に育ったそう。


ミシガン州のHillsdale Collegeでバスケットボール選手のデレック・シェル(Derek Schell)(22歳)も、去年10月カミングアウトしたと報道


 最近だけでこんなにもいるんだね。日本で体育会系の男子学生がカミングアウトするなんて聞いたことないよね。

アメリカ国内では、Students Moving America(学生たちがアメリカを動かす)っていう社会運動が行われていて、ツイッター、フェースブック、ユーチューブなどのソーシャルメディアで、自分たちのカミングアウト・ストーリーを共有しようっていう活動がある。その影響も、もしかしたらあるのかな?とも思った。

このStudents Moving Americaの活動の一環で、#ComingOutMattersというソーシャル・キャンペーンがある:

 #ComingOutMatters(カミングアウトは重要)の目的は、カミングアウトするという考えに悩んでいる人たちのためのオンライン・コミュニティーを作ること。カミングアウトすることを抑圧するべきではなく、むしろ応援するべき。自分がカミングアウトしてる人や、カミングアウトしている人を知っている人たちは、オンラインに行ってそのことを他の人に語りましょう。そして他人を勇気づけてあげよう。あなたたちには誰かの人生を変える力がある。(出所
 ツイッターやフェースブック、 ユーチューブなんかで、自分や他人のカミングアウト・ストーリーをつぶやくとき、ハッシュタグで#ComingOutMattersを挿入すると、このキャンペーンのホームページ(http://www.comingoutmatters.com/)に自動で集約されて表示される仕組み。

【追記】さっそく、僕のこのブログ記事も掲載されてる⬇英語に交じって日本語が違和感あるけど、、、。

http://www.comingoutmatters.com/

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