2004年8月21日土曜日

6人たどれば・・・ Six degrees of separation

ゲイ映画の名作に、「Six Degrees of Separation」(1993年)というのがある。今話題の「I, Robot」で主演しているウィル・スミスが、主人公のゲイの青年を好演した名作。タイトルの意味は、スタンレー・ミルグラムという社会学者が、1967年に発表した理論“Six Degrees of Separation(6人の隔たり)”を元にしたもので、人は誰でも知り合いの知り合いというふうに、6人たどっていけば、世界中の誰とでもつながっているというもの。これをまさに体感する経験を、ゲイの世界でしたんだな、これが。


1つ目の事例:NYのゲイバーで知り合ったC君とお話をしていたところ、C君が行ったM大学の同窓生で、建築学を学んでいる中国系のゲイの友人がいるという話に。実は、その数週間前、僕の元カレのアメリカ人Jから、彼の元カレになる日本人ゲイA君に、新しい中国系のボーイフレンドができたという話を聞いていた。(僕もA君に数回、会ったことがあったので、そんな話になった。)で、その中国系のカレの名をR君というのをそのとき聞いていた。しかも、そのとき、僕の元カレJから、そのR君は結構、建築業界では有名らしく、今度ディスカバリーチャネルに出るから、TVで見てみてといわれていた。なので、バーでC君の話を聞いたとき、特徴が、①M大学出身、②建築家、③中国系、④ゲイ、という4つの要素をすべて満たした人だったので、「その人ってもしかしてRっていう名前?」ってきいたら、まさに同一人物だったのだー!そのときのC君の面食らった顔といったら・・・まじで驚いてたな。

この関係を図にすると、僕→僕の元カレ(アメリカ人B君)→B君の日本人のモトカレ(A君)→A君の新しい中国系カレシ(R君)→R君の大学生時代の親友C君→そして僕。

2つ目の事例:カナダを訪問したときのこと。一人旅だったので、夜、暇を持て余して、ホテルの一室からインターネットをしていると、あるカナダ人Bとチャット・ルームでお話をすることに。話が進むうちに、実は彼も東京に何年も住んだことがあることが判明。しかも、僕が東京にいたときとまったく時期が重なっている。しかも、彼も新宿二丁目のGBやらArty Fartyに行っていたというではないか。なのに東京では一度も会うことがなかった。ま、東京は広いからねなんて話をしてたところ、名前の話に。彼の名前はB。僕の東京時代のモト彼(アメリカ人)の名前もB。そこで、僕が、「あー僕の東京時代のモトカレもBだよ。B-chanって呼んでた」といったところ、彼が思わず「Oh my god!」と突然の絶叫。「な、何事?」って思ってると、彼が、「そのBってやつはX州の出身じゃない?」という質問。そう、まさに僕のモトカレBは、X州の出身です。なんと、彼と僕のモトカレは、知り合いだったのだー。しかも、この人が東京時代にずっと付き合ってた人H君は、僕のモトカレも少しデートしたことがあったらしく、その後、友達として関係を続けていた。僕は、このH君に会ったことはないけど、僕のモトカレから、たまに名前は聞いていた。

この関係を図にすると、僕→僕のモトカレB→Bがデートしたことのある日本人H君→H君の当時の恋人B→そして僕

6人たどらなくても、こんなに世界中の人と僕達はつながってるんですねぇ。世界は狭い、というか、アジア人ゲイとアジア人好きの白人ゲイの世界って、すっごく狭いかも。実は、東京で暮らしていた頃に外専バーでよく見かけていたある白人男性を、NYのゲイバーでも見かけたことがあったりしたし。これとは別に、NYのゲイバーで知り合いになった児童心理学の大学教授とは、出張先だったサンフランシスコの道のど真ん中で、1年後くらいにばったり出くわすし。だいたい、ゲイが行く場所が限られてるのかなぁ。あー、そんなに狭い世界なのに、僕の王子様はいずこに・・・。

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