昨日があまりに衝撃的な一日だったので、今日は欲張らず、スローペースでブエノスアイレスの町を見て回ることにした。その名の通り、今日はgood air(buenos aires)の一日。快晴で涼しい風が吹いて、埃と排ガス、そして花粉さえなければ最高。やっぱ、南カリフォルニアの海風と天気に慣れると、旅をするのが辛くなるね。あの青空と空気を基準にすると辛い。
日曜ということで、有名なフリーマーケットのあるSan Telmoに行ってきたよ。何ブロックにもわたって歩行者天国になってて、ものすごい人手。そんなに広くない道幅なのに、両側に露天が出て、その間を観光客たちが練り歩く構図。途中、博物館や教会、コじゃれたバーやカフェもあってブエノスアイレスっ子もここで日曜を過ごす人が多いみたい。タンゴの衣装で写真に応える地元住人もいたりして、ようやくブエノスアイレスに出会った感じ。今日は、歴史ある町並みを落ち着いた心で堪能するよう心がけました。
フリーマーケットでは、老夫婦がその場で絞ってくれるオレンジジュースを購入。6ペソ(1.5ドル)。これはアメリカではありえない料金だね。
男どもも観察してみる。断然、白人率は高いんだけど、やっぱりモサイしどこかイケテナイ感じ。これは、と思う人は観光客だったり。ブエノスアイレスは、「南米のパリ」なんてガイドブックに書かれてたりするけど、完全に誇張やね。「お前、パリに行ったことあるんかい!」って突っ込みたくなる。でも道端の犬の糞の量はパリと競ってる。
これは観光客やろ
2002年の大不況以来、ブエノスアイレスの経済は完全には回復してないそうな。道も汚いし、首都の中心部だというのに生ゴミが散乱してる道がたくさんある。アメリカでよく見かける空き缶回収してる人たちもたくさんいるし(ゴミ袋を切り裂いて中を物色)、経済は混沌としてるのが見てわかる。でも、基本的にブエノスアイレスの人は親切。レストランのウェイトレスのお姉さんたちも、今日出合った3人とも親切だった。街中では見慣れないアジア人ってことで、じーっと僕のことを見続ける人とかいたけど(これが多い!)、そこはご愛嬌。
タクシーにも再チャレンジ。オジイサンのドライバーだったら小ざかしい手は使わないだろうと思ったので、あえて白髪の老人運転手をつかまえた。話好きで人懐っこい感じ。もちろん、回り道せず最短で目的地まで行ってくれました。やっぱ、タクシーも人を見て選ばないとダメやね。若い男の運ちゃんは避けたほうが無難。
今日、一番のハイライトは、Casa Rosada。エビータが、ここで民衆に向かって演説したんだよね。
週末は無料で一般公開されてる。見て回るのにざっと30分ほど。制服姿の衛兵に萌え~。
スーツ着たちょっと偉そうな官吏にも萌え~。超白人顔だよね。階層・教育レベルと白人の純潔度合いが比例してる国っぽい。メキシコもそうだもんね。やっぱラテンアメリカや。
昼ごはん。ニク~。こんなのばっか食ってたら早死にしそう。このタパスは50ペソ。
昼からワインー
道端バーベキューも多し。地元人はこういうのを食ってます。
南米・中米のチリやメキシコ出身の知人に言わせると、アルゼンチン人はとにかく気位が高くて鼻につくんだそうな。8割(?)の国民がイタリアやスペインの移民でいまだに純潔を守ってるから、ラテンアメリカの中でヨーロッパ気取りなんだそうな。確かに、ブエノスアイレスの街中を歩いてみてもメスチーソや原住民は少ない。だけど、僕の目からすると、やっぱ南米。メキシコシティーとそんなに対して変わらない雑多さと混沌。肉料理をたくさん食べて安くて美味しいワインがあるっていうのが特徴か。でも、肉料理も、そんなに美味しいって感動するレベルじゃない。炭火で焼いてるだけで塩もコショウもかかってない(自分で味付け)。やっぱ日本・アメリカ・ヨーロッパとは違うね。同じレベルを期待した自分が間違ってました。でも、ワインは安くてウマイ。これはカリフォルニアワインを飲みすぎてる僕が保証します!
明日は、ブエノスアイレスの中でおしゃれで新しいレストランがひしめくというPalermo SohoやPalermo Hollywoodに行ってみるので、そこで印象が変わることを期待。ブライアンから、彼がお気に入りというレストランを教えてもらったし!
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