週の中日はちょっと筆休め。今日はゲイ映画の名作についてご紹介。もしまだ観てないものがあったら、是非、レンタル店へ直行を!(すいません、原題のみで、邦題については知らないんです・・・)
-The Wedding Banquet
これは、もう名作中の名作。台湾人ゲイが、ニューヨークでアメリカ人の恋人と暮らすのだけど、そこに何も知らない両親が台湾からやってくることに。ニューヨークに暮らす台湾人女性が、この台湾人男性(永住権をもっている)の両親を欺くために、偽装結婚してもいいというが・・・。
-Torch Song Trilogy
この映画を観たのは、かれこれ6年以上前。まだまだ純情だった僕は、不細工でだみ声のユダヤ人ゲイが、現実では絶対ありえなーいっっていうくらいハンサムな男と何人も恋に落ちるこの超独り善がりな映画を観て、「念ずれば通ず」、「意思のあるところに道あり(When there’s a will, there’s a way)」とはこのことかと感心した記憶がある。有名俳優も多数出演。アメリカゲイ映画の金字塔。
-Yossi & Jagger
イスラエルの映画。イスラエルの軍隊に所属する二人のソルジャーのはかない恋物語。短いけれど、コンパクトにうまくまとまった映画。
-おこげ
つい最近まで、こんなゲイ映画の名作(大作)が日本にあることを知らなかった。清水美砂が出てるし、豪華キャスト。ストーリーも、二丁目の世界や日本でゲイとして生きていく困難さなんかがちゃんと表現されていて、日本社会への問題提起も忘れていない。ストーリーも非常に濃くて見ごたえ十分。
-Trio
ドイツのゲイ映画。ゲイの父親とその恋人(ともに中年)、それに若くて綺麗な娘の3人でスリ家業を続け、その日暮らしをする3人組の話。そこに若くてハンサムな青年が現れ、ゲイの父親とその娘が両方、その青年に恋をする。そこには意外な顛末が。ドイツ風の奇妙でユーモアあふれるストーリー。
-Defying Gravity
アメリカのとある大学でゲイに目覚める青年の物語。ある同級生に好意を抱くが、その学生は自分がゲイだとオープンにしている。どうしても社会の目が気になり自分のゲイとしての芽生えを押し殺そうとする主人公は、自分の気持ちを素直に伝えられない。そんなある日、ゲイを公言しているその同級生が、ゲイを狙った暴漢に襲われ危篤状態に陥る。
-Bird Cage
もう、これを知らなきゃ、ゲイじゃない!ロビン・ウィリアムスがゲイ役を演じた傑作。実は、オリジナルがあって、それはフランス映画の「La Cage aux Folles」。こちらは少々古いのだけど、比較して観ると楽しさ倍増。
-The Adventures of Priscilla, Queen of the Desert
これもゲイ天国、オーストラリアの粋を集めたような名作。驚いたことに、この映画でゲイの主人公3人を演じた役者は、全員、ノンケなのだとか。3人の中でもっとも中心的な主人公を演じた役者は、その後、「マトリックス」でエージェントSmithを演じたり、Lord of the Ringsにもエルフの首長役で出演している。3人の中で一番若い役者Guy Pierceは、「Time Machine」や、「L.A. Confidential」、「Memento」などのハリウッド映画に連続出演。いまや大スター。
-Nico and Dani
スペイン映画。ゲイの少年Nicoが、友達のDaniに恋する物語。(DaniとNico、逆だったかも。)Daniはストレートで、Nicoの気持ちに気づかない。NicoはどうにかDaniを振り向かせようとするが・・・。少年達の一夏の思い出。
-Priest
イギリス映画。ゲイの神父が主人公。この神父は、日ごろは禁欲で模範的な神父だが、夜になると皮のジャケットを着込み、ゲイバーへ通う日々。そんなある夜、一人の男性と出会い、激しい愛を交わすようになるが、それがきっかけで教会に自分がゲイであることがばれてしまい、半追放の身になる。父親に強姦され続ける少女の話が伏線として挿話されていて、それが最後に、神父の贖罪と、汚された少女の清浄化が、クライマックスのシーンでシンボリックにうまく融合される。最後には神聖な感動を呼ぶ。この映画を製作したのは女性というのも驚き。
-Big Eden
このご時世、ゲイ映画は山ほど作られているけど、こんなに「昼メロ」的なゲイ映画は始めて。主人公はゲイのアーティストでニューヨークに一人暮らし。しかし一人暮らしの父親が危篤状態になり、久しぶりに里帰りすることに。そこで、学生時代の友達数名と再会するが・・・。主人公がからんだ奇妙な三角関係をめぐって、村人達の応援の仕方が面白いというか心温まるというか。
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